こんにちは。
「さなる」が先陣きって、愛知と静岡の公立高校入試テレビ解答速報の告知を始めました。
例年より陣容が若いような気がします。
この後、秀英が静岡で、進学会が北海道で告知を始めるでしょう。
さて…
ひとまず前回で話の区切りがついたのですが、ここからは別視点から塾業界を考えたいと思います。
で、何がテーマかというと…私としては、どうしてもどうしても言いたいことがあって、ここから数回、模擬試験について展開していこうと思います。
とはいえ、どこから話していきますか…
さて…大阪の橋下徹知事が就任一年を迎え、ここまでの功績やら支持率が改めてクローズアップされ、財政も黒字化と報道されています。
ですが、これについては個人的には納得できないことが多いのですよ。
なぜか、についてはいちいち語るとキリがないので、ここでは教育との関連に絞って二点、語っていきます。
まずは、公立小中学校での携帯持ち込み禁止。
これは実は私は評価していいと思っています。どうしても携帯を持たせたい保護者がいるなら「安心だフォン」的なものにすりゃあいいんです。
但し、こんなことをわざわざ知事が言わなきゃならない、という現実が横たわっているのは事実で、私はこのことを評価と同時に嘆きをおぼえます。
で、もう一点。
全国学力テストの件です。
これについては、私がとうとうと述べる前に、大阪のある保護者の日記を見つけたので紹介したいと思います。
わが家は「共働き」ですので、平日日中の子どもの用事は夫婦がそれぞれ分担することになっており、今回は私の番。しかも、今回の家庭訪問はどうしても親から学校に深くお話しておきたい重要な問題がありました。それは明日行われる予定の「全国学力テスト」のことです。
この「学力テスト」が、子どもたちの成長に役立たないばかりか、家庭状況などの個人情報まで含めて「NTTデータ」などの民間企業に丸投げするものであることに厳しい批判が高まってきました。京都では「全国学力テストは個人情報保護法などに違反する」として、府内の小中学生9人が4月16日、地元教育委員会にテストを実施しないよう求め、京都地裁に仮処分の申し立てまで行っています。
私の娘は今年中学3年生、ちょうどこの対象学年にあたります。私は娘の2年生最後の懇談会にも出向いて当時の担任の先生に「全国学力テスト」に賛成できない旨と、他のご家庭への説明責任を果たすことを求め、校長にもお伝えいただくとともに職員会議などでもご議論いただきたいとお伝えしました。
その後も一切連絡も説明もなかったので、4月に入り、娘が3年生になってから妻が校長先生に電話を入れ、いまだに親には一切説明がないがどうするつもりなのか、親が今回の学力テストに協力しないとの立場から、受けさせなかった場合は、当然「欠席」にはならないと思うがどうなのか、という2点を問い合わせました。校長先生の答えは「学力テストを受けなければ欠席となる」「保護者にはきちんと説明します」とのことでした。
ところが新学期が始まって娘が学校から持ち帰った全国学力テストについての連絡文書はA4のプリント1枚で、「文部科学省が実施するので、協力することにした」というだけのもの…これでは親たちはほとんど何も知らされないままの実施です。娘とも話をし、本人の意向も確認した上で、わが家は受けさせないことにしました。
家庭訪問にお見えになった担任の先生は、私どもから校長先生にお伝えした主旨はよくわかって下さっていて、「受けさせない」という私たちの判断についてはご理解いただいていました。わが家では今回はじめて病気以外で学校を休ませます。「義務教育」という場合の「義務」は、子どもに「学校に行く義務」があるのではありません。親に「子どもを学校に行かせる義務」があるのです。
よくゴールデンウイークなどの旅行で、間に平日が挟まった時に学校を休ませるというご家庭もありますが、わが家ではこれまでそういうことは一切してきませんでした。それは、この「義務教育」ということの重みを何よりも大切に考えてきたからにほかなりません。しかし、今回あえてその「義務」を放棄してでも抗議しなければならない事態がつくりだされてしまったのです。
しかしそういう事態をつくりだしたのはもっぱら文部科学省であり、実施に向かうプロセスと保護者への説明責任という点では、市教育委員会や学校長にも問題ありと言わざるをえません。そういった親としての考えをお伝えし、「欠席扱い」について、私たちは決して了承できないということもはっきり申し上げておきました。(2007年4月23日分より。一部省略)
どうでしょうか。
次回、この日記の正体を明かすところからスタートです。
「さなる」が先陣きって、愛知と静岡の公立高校入試テレビ解答速報の告知を始めました。
例年より陣容が若いような気がします。
この後、秀英が静岡で、進学会が北海道で告知を始めるでしょう。
さて…
ひとまず前回で話の区切りがついたのですが、ここからは別視点から塾業界を考えたいと思います。
で、何がテーマかというと…私としては、どうしてもどうしても言いたいことがあって、ここから数回、模擬試験について展開していこうと思います。
とはいえ、どこから話していきますか…
さて…大阪の橋下徹知事が就任一年を迎え、ここまでの功績やら支持率が改めてクローズアップされ、財政も黒字化と報道されています。
ですが、これについては個人的には納得できないことが多いのですよ。
なぜか、についてはいちいち語るとキリがないので、ここでは教育との関連に絞って二点、語っていきます。
まずは、公立小中学校での携帯持ち込み禁止。
これは実は私は評価していいと思っています。どうしても携帯を持たせたい保護者がいるなら「安心だフォン」的なものにすりゃあいいんです。
但し、こんなことをわざわざ知事が言わなきゃならない、という現実が横たわっているのは事実で、私はこのことを評価と同時に嘆きをおぼえます。
で、もう一点。
全国学力テストの件です。
これについては、私がとうとうと述べる前に、大阪のある保護者の日記を見つけたので紹介したいと思います。
わが家は「共働き」ですので、平日日中の子どもの用事は夫婦がそれぞれ分担することになっており、今回は私の番。しかも、今回の家庭訪問はどうしても親から学校に深くお話しておきたい重要な問題がありました。それは明日行われる予定の「全国学力テスト」のことです。
この「学力テスト」が、子どもたちの成長に役立たないばかりか、家庭状況などの個人情報まで含めて「NTTデータ」などの民間企業に丸投げするものであることに厳しい批判が高まってきました。京都では「全国学力テストは個人情報保護法などに違反する」として、府内の小中学生9人が4月16日、地元教育委員会にテストを実施しないよう求め、京都地裁に仮処分の申し立てまで行っています。
私の娘は今年中学3年生、ちょうどこの対象学年にあたります。私は娘の2年生最後の懇談会にも出向いて当時の担任の先生に「全国学力テスト」に賛成できない旨と、他のご家庭への説明責任を果たすことを求め、校長にもお伝えいただくとともに職員会議などでもご議論いただきたいとお伝えしました。
その後も一切連絡も説明もなかったので、4月に入り、娘が3年生になってから妻が校長先生に電話を入れ、いまだに親には一切説明がないがどうするつもりなのか、親が今回の学力テストに協力しないとの立場から、受けさせなかった場合は、当然「欠席」にはならないと思うがどうなのか、という2点を問い合わせました。校長先生の答えは「学力テストを受けなければ欠席となる」「保護者にはきちんと説明します」とのことでした。
ところが新学期が始まって娘が学校から持ち帰った全国学力テストについての連絡文書はA4のプリント1枚で、「文部科学省が実施するので、協力することにした」というだけのもの…これでは親たちはほとんど何も知らされないままの実施です。娘とも話をし、本人の意向も確認した上で、わが家は受けさせないことにしました。
家庭訪問にお見えになった担任の先生は、私どもから校長先生にお伝えした主旨はよくわかって下さっていて、「受けさせない」という私たちの判断についてはご理解いただいていました。わが家では今回はじめて病気以外で学校を休ませます。「義務教育」という場合の「義務」は、子どもに「学校に行く義務」があるのではありません。親に「子どもを学校に行かせる義務」があるのです。
よくゴールデンウイークなどの旅行で、間に平日が挟まった時に学校を休ませるというご家庭もありますが、わが家ではこれまでそういうことは一切してきませんでした。それは、この「義務教育」ということの重みを何よりも大切に考えてきたからにほかなりません。しかし、今回あえてその「義務」を放棄してでも抗議しなければならない事態がつくりだされてしまったのです。
しかしそういう事態をつくりだしたのはもっぱら文部科学省であり、実施に向かうプロセスと保護者への説明責任という点では、市教育委員会や学校長にも問題ありと言わざるをえません。そういった親としての考えをお伝えし、「欠席扱い」について、私たちは決して了承できないということもはっきり申し上げておきました。(2007年4月23日分より。一部省略)
どうでしょうか。
次回、この日記の正体を明かすところからスタートです。