今日も1.2Gの同軸コリニアの実験だ!
標高140mの実験地では1.2Gの20段はいうに及ばず10段でも近くの山岳移動局には上向きに傾け、遠くの山岳移動局や地上局では下向きにする必要があった。
いずれにせよ下から飛んでくる電波が多い!ならばダウンチルトで解決できる?
とダウンチルトアンテナを製作しいつもの実験地へ向かった。もちろん比較のため通常の10段同軸コリニアも持ってきた。
【9段ダウンチルト同軸コリニア】
まずは不法局と思われる交信を受信。ダウンチルトでは傾けることなく入感する。通常コリニアでは傾けなければ弱い。
次は伊東市局だった。最初は大山反射で51、ダウンチルトは山岳反射には弱い。
次に房総半島向けに変わると59+となる。次はアンテナをどこへ向けたのか?55くらいに落ちる。
相手局が50(RS51)で聞こえる。
通常タイプ10段ではやはり傾けないと相手局は聞こえてこない!
結論:1.2Gのダウンチルトはかなり有効なようだ。
あとは16段程度でどうなるか(もっと良くなる?悪くなる?)を見極めたい!
430MHzで確率したダウンチルトタイプを1200MHzへ展開出来た。
※ダウンチルトは平坦な場所では使用できません。
このバンド(1200MHz)って簡単に大地反射します。夏場の水が張って
ある田んぼで強力な水面反射でQSOした事があります。
ダウンチルトって1/2λのエレメントを1~2%長めに作ればいいの
でしょうか?
何も考えないで作ると、ずいぶん打上げ角が上になってしまいます。
ご提案ありがとうございます。
実はある企業と合同で電波暗室で同軸コリニアを測定しました。
で、エレメントサイズと打ち上げ角の関係は掴んでいます。
ご心配をかけました