ありがとうって伝えたくって

「同軸コリニアアンテナ研究会」でgoogle検索するとHPをご覧いただけます。研究成果がまとめてあります。

変だぞAIS用8段同軸コリニア

2018年04月21日 19時10分03秒 | 同軸コリニアアンテナ

手元にあるAIS用8段同軸コリニアアンテナは、段間強化タイプの試作品としては非常に良い出来だった。

最近これを2m用の同軸コリニアとしてエイヤーと使用してみたのだが何の違和感もなく使用できた。

今更ながら「どうなってるの?これ本当にAIS用?」と非常に不安に感じた。

そこでVNAで測定してみた!AIS周波数では?

結果はAIS周波数の162MHz付近で共振している。正確には161.85MHzでの共振だ。

同軸コリニアメンバー局宅で受信比較実験も行ったので当然の結果だろう!

では144MHzはどうか?

調べて驚いた。AIS以上に深く共振していた。144.0-146.0MHzはSWR1.5以下で142.0-147.0MHzでSWR2以下となった。

なのでリグのSWRメーターが全く触れないのが理解できた。調整中は144MHzは気にしてなかったが全くの偶然だった。

試しに両方の周波数で確認すると

AIS・144MHz共用のアンテナとなっていた。偶然なのか?必然なのか?

段間強化タイプは共振点を多く持っているのは確実だ。またまた研究課題が出来た

このアンテナは神津島移動で144MHzのアンテナとして活躍します!!


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
不思議ですね・・・。 (ja0jhq)
2018-04-22 06:21:45
設定周波数以外で、こんなに近い位置で共振しているのは不思議ですね。低い周波数のアンテナが高い周波数の複数の場所で共振するのはよくあることかと思いますが、ビックリしました。今回のデータを見ると、144MHZの方が鋭い感じです。訳が知りたいですね。
返信する
ですよね (7K3DIW)
2018-04-22 07:30:12
jhqさん

AIS用で周波数を合わせたら2mで強く広く共振した。
同軸コリニアの目的周波数を1.153倍して設計すると良いのか?←マニュアル全面改訂!?
偶然の産物か?やってみるしかない。
返信する
調査依頼 (7K1CRZ)
2018-07-27 21:09:09
今年もハムフェア出展おめでとうございます。それとご無沙汰しております。
こちらの件、調査していただけますか。同軸で1/2λの移相器を製作しており、どうしてノッチ点(ディップ点??)が複数になるのか調べて頂きたいのです。もう一方は短縮率で言うと、67%÷1.153=58.1%ですね。過去の周波数別アンテナVNAデータから、規則性が見えてくるのでは??
返信する
ご無沙汰です (7K3DIW)
2018-07-28 08:27:36
CRZさん

同軸ケーブルは真の短縮率(カタログ値)と誘電損失が関係する短縮率の2つを持っています。
これが2つの短縮率を持つ理由のようですね。
問題は次。同軸をフィルターで使う場合は誘電損失を考慮した短縮率を使う必要があります。また位相整合器も。
同軸コリニアでは?どちらの数字を使っても問題なさそうです。
返信する

コメントを投稿