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エンドフェッド・アンテナの設計(製作編 1)

2015年04月08日 22時48分36秒 | エンドフェッド・ループ

最近は、本当にアンテナの製作、解析に没頭中。
エンドフェッド・アンテナのアンテナ放射パターンとマッチング方法を検討してきた。
その結果、下記の方式を採用する。
・移動用ローバンドアンテナなので軽量な1mmアルミ線を使用
・架設方法は、10mポール1本を利用して、逆L方式とする
→垂直成分と水平成分のバランスを適切に確保でき、目的地域用の架設が可能。
→垂直=打ち上げ角低い(沖縄、北海道、DX)。水平=打ち上げ角高め(国内近距離用)。

・3.5MHzのアンテナについては、センターローディング方式として、垂直エレメントの長さを稼いだ。

(国内QSOならば、これでも十分か?そのうち、18m程度のポールを手に入れたら見直す。)

各アンテナの長さとLCマッチング(キャパシターをGNDへ接地する)値は、下記とした。

CをGNDへ落とすことで、Lは、10uH、Cは100pF程度に収まったので、余裕を見て部品を選んでも、部品数も少なくマッチングBOXが製作できそうだ。

次は、下記のアンテナで使用するマッチングボックスを製作することにしよう。

[アンテナ長とマッチング値。3.5MHzのローディングは、40uHを使う。]

アンテナパターンは、下図の通り。

10mポールに垂直部分を立ち上げて、アンテナ長の30-40%分を水平または斜めエレメントとする。

3.5MHzは、垂直部にローディングコイルを挿入したことで、垂直部分が30m相当、水平部分10mとなっている。その為、打ち上げ角が低くなっている。

[逆L方式で架設し、垂直部分を長めにした時の放射パターン]

これまで、移動で10mポールを利用して1/4λ~1/2λGPを使った運用をしてきた。今回は、その最適長と架設方法を決定出来た。