島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

想いでに変えて。。。

2011-12-31 20:38:56 | Weblog
朝からちびギャンと水族館に行った。

いつも行く水族館やけど、毎回毎回、ちびギャン達はテンションアップで全力で楽しんでいる。

しかも何周も同じところを周り続けるのだが、これまた初めて来た感じではしゃぐ。

この現象は一体なんなのだろう。

でもそんなちびギャンの姿を見るとやっぱり来て良かったと思う。

このはしゃぎ加減が減少してきたら次のスポットを考える事にしようと思う。

帰りの車で3人で歌っていたら長男坊が「カラオケ行きたい」

と言いだした。

そういえば、家族えカラオケなんて行った事なかったなぁ。

「よし、行こう」

と、いざカラオケへ。

さて何唄うかな?なんてグズグズしてたら長男坊が俺は・・・とドンドンリクエストして唄っていく。

とても気持ちよさそうに歌う。その唄の完成度は・・・ココは省略しておこう。

最後は3人でマルモリダンスを振付ありでガッツリ歌い上げ、2時間の島ちゃんファミリーライブを終えた。

体もぽかぽか、気分もアゲアゲで家路に着いた。

今年最後は大きな声で歌って、気分良かったな~。


いつも行く水族館は家族連ればかりで、どの顔も幸せそう。

実はそんな家族連れを見るとちょっとうらやましかったりして、「なんだよ!」って心の中はグレてもた~。

そのあとだけに、カラオケではかなり発散したな~


今年も後、数時間。

私の叶わぬ恋心も、あと数時間で、思いでに変えようと思う。

島ちゃんの事は今も大好き。

島ちゃんが亡くなって少しした時に、寂しくて寂しくて、逢いたて逢いたくて島ちゃんのそばに行きたくなった時が一度だけある。

後追い。。。ってこういう事なんやと、子どもの声を聴き現実に戻った時に思った。

いつまでもココにいない島ちゃんを追いかけるのは今年限りにしよう。

島ちゃんを想う恋心は良い思い出に変えて、いつか島ちゃんと再会した時にその想いを少し照れながら話そうと思う。

今度は私から島ちゃんにプロポーズするのも悪くない。

今日は島ちゃんとの想いでにひたり、島ちゃんの事を考え、島ちゃんのことだけを想い島ちゃん一色でいようと思う。

そして日付が変わり新しい年を迎えたら、その気持ちは私の大切な想いでに変え、あたためておこう。

来年は、色んな出来ごとに、そして人との出会いに、ドキドキワクワクしようと思う。

強い意志を持ち自分の気持ちに素直に、自然体でいよう。

振り返り

2011-12-30 21:57:20 | Weblog

今年も残すとこあと一日。

激動の一年だったな。

このブログを振り返ってみてもその時の様子を思い出し、泣いたり、笑ったりの忙しい日々やったなと思う。

時間が経つ事って、自分に気持ちのサジ加減で、良かったり悪かったり。。。

今日、次男坊が散髪しました。

長男坊が「パパそっくりやな」と言うと次男坊は「おとうさんはぼくに似てかっこ良かった?」と聞く。

その質問に長男坊は「うん、うん。おとうさんは次男坊にそっくりやったで。」と答える。「そっか、そっか。おとうさんは僕に似てたか」

と嬉しそう。

ご機嫌そうに二人が話てるのでその時は言わなかったけど、やっぱり気になる。

「お父さんが次男坊に似てるのでは無く、次男坊がお父さんに似てるんやで。」とご飯を食べながら言うと

「へ~そうなの?でもおとうさんはココにいないでしょ。だからお父さんが生まれてきたら僕に似てるんだよ。」と次男坊。

「ほ~、そういう事か。考えが深いな。」と私が納得してしまった。

次男坊は島ちゃんが元気な時の顔を知らない。

そんな次男坊に長男坊は自分が知ってるお父さんを伝えている。

島ちゃんが闘病中は子どもの事まで目が行き届いてなかった。子どもたちが何を考え何を思ってるのか、そこまで気が回ってなかった。

いま、こうして長男坊が次男坊におとうさんの事を話すのを聞いて、長男坊はお父さんが強い人だった事、いつも一緒に遊んでくれた事

次男坊、長男坊をとても可愛がってくれた事、ちゃんと覚えている。

なにより、長男坊はお父さんの事が大好きだったと言う事が今になって良く分かる。

島ちゃん、長男坊はパパとの約束わちゃんと守ってるよ。

ちゃんとパパの代わりをしてくれてます。

そして次男坊もとっても素直に成長してくれてますよ。

パパ、早くパパに逢いたいけど、まだまだ私はパパのとこには行けないわ。

と、いう事で、たまには夢に出てきてくださいね。

冬眠

2011-12-29 11:14:29 | Weblog
あったかい部屋に居ると眠たくなる。

今日からお仕事も休みえなので朝もダラダラしていると、さっきまで寝てたのに、また眠くなる。

そしてゴロゴロ。

我が家のちびっ子ギャング達はそんな私を横目に、長男坊は何やら漢字の勉強を。そして次男坊は、ひらがなの勉強をしている。

そんな二人に「スゴイ!エライ!!感心!!!」と横から言ってると次男坊が「今、忙しいからちょっと待って」と言い長男坊は

「お母さん、うるさいからお仕事行ったら」と言う。

ありゃりゃ・・・私の入るすき無し。

そしてちびギャンに相手されない私はかっちゃんを捕まえ、「冬眠するためにはどうしたものか?私も冬眠したいな~。」なんて話たら

「ちょっと、くだらん事言ってないで、部屋の片付けして掃除して、それから買い物にも行ってきて。やることはいくらでもある!!!!!」

と、あつ~いお言葉が。

これまた跳ね返されてしまう。

よーし、こうなったら、テレビを相手にするしかないと、録画していた番組を見ようと再生ボタン、ぽちっ。

するとどうでしょ~

そこには私の楽しみにしていた番組は録画なんてされておらず、チビギャン仕様のお子様番組が録画されているではないか!

「なんで?! おかあさんが録画してたのは???」

と、そこにいるメンバー(かっちゃんとチビギャン)に尋ねると

「ディスクいっぱいやったから消してん」

それがなにか?と言わんばかりのカンジで言われ、私の体感温度は2℃位下がった気がした。

私に冬眠なんてさせてたまるか。このメンバーはそう思ってるに違いない。

でも今の私は勝てる要素は持ち合わせていない。

ココはひとつ、片付け、掃除、買い物等すませ、一家の長として存在感を示せるアイテムを増やすしかない。

てな訳で、コツコツやっつけていきますか。


ここんとこ

2011-12-26 22:47:37 | Weblog
島ちゃんばかりの毎日です。

次男坊は只今、「おとうさん」に」夢中。

「ぼくのおとうさんはかっこよかった?」

「ぼくのおとうさんは、つよかった?」

「ぼくが2歳のときのおとうさんは何してた?」

「おとうさんはぼくをいっぱいだっこしてくれた?」

「ぼくのおとうさんは・・・・・」

私の顔を見ると「おとうさん」の質問をしてくる。

一つ一つに私は丁寧に答える。

次男坊は笑顔で「うん、うん。それでそれで。おとうさんは何て言った?」

となんでもかんでも知りたがる。

その時の状況を頭の中でえがいているのだろう。

次男坊の頭の中にいるお父さんはどんなおとうさんなのか、ちょっと覗いてみたい。

坊主頭を見ると「あっ、おとうさんや!」と言う。坊主頭にメガネだと「アッ、おとうさんやで。おとうさんがいる。」

と言う。

それは、老若男女問わずだ。

次男坊は「坊主頭」「メガネ」でお父さんを認識している。

そのため・・・エグザイルのボーカル、ATUSHIを「おとうさん」と呼ぶ。

それはそれでなぜか、ちょっと嬉しかったりする。

しかし次男坊は真剣だ。

それを聞いて長男坊は大爆笑する。

こうやって文章にすると改めて我が家は、のんびりしてるなと感じる。

一番星

2011-12-25 19:03:46 | Weblog
今年のクリスマスも昨年とたいした変わりもない日になった。


この3連休は長男坊は野球の練習があり、次男坊はお家で、絵を書いたり、字を書いたりしている。

雪こそ降らないがとてもとても寒く家にいたいものだ。

サンタさんに何が欲しいのかお手紙書いときよ。と言ってはいたがそのお手紙もなく、なにが欲しいか聞いても「べつに何にもいらん」

と返答。次男坊は「ぼくはイチゴのケーキが食べたい。」と。

と、いうわけでイチゴのクリスマスケーキを買っただけで今年のクリスマスは終了。

そんな長男坊と次男坊に兄がプレゼントをそれぞれ持ってきてくれた。

ありがとう。

夕方、買い物に子どもたちと出かけた。

買い物帰りには外は暗くなっていて車の窓から外を眺めていた長男坊が「あ、一個だけめっちゃデカイ星が光ってる!おかあさん見て!」

と言うので、車をとめ空を見上げた。「ほんまや、めっちゃキラキラしてて、きれいやな。」

と言うと次男坊が「おとうさんが見てる。おとうさんや!」とお祭り気分に急にはしゃぎ出した。

そして車に乗って走り出すと寒いのに窓を開け星を見つずけ「おとうさんがずっと見てる。おとうさんがずっとついてくる!」

とキャッキャッとはしゃぎまくる。

次男坊が「サンタさんとおとうさんは一緒に住んでるの?」と質問。

長男坊はその質問に「おとうさんとサンタは一緒には住んでへんで。でもご近所さんやねん。」

次男坊はその回答に「ふ~ん、そっか、そっか。」と心よく納得していた。

いつもより少し遠回りをして帰り、家に入る時に次男坊が「おとうさん良い子にしてるからね。バイバイ」と言って家に入っていった。

長男坊は今日、野球の練習でエラーをした事を「今日の俺はアカンかった。だからサンタさんは来ないねん。今度は、エラーしないように

おとうさん見とってや。」と言って家に入っていった。

もう一度私も星を眺めた。

一つだけ大きくすごく光っていた。

子どもたちが言うように、私にもその星が島ちゃんに見えた。

そしてちょっと照れくさかった。

ぼくが赤ちゃんのとき

2011-12-21 22:34:49 | Weblog
次男坊、自分の赤ちゃんのときの写真をひっぱり出してきて、一枚一枚、「この時のぼくは何してた?」と聞く。

「じゃあ、おとうさんはなんと言った?」

「にぃには抱っこしてくれた?」

一枚の写真にいくつもの質問をしてくる。

「おとうさんは次男坊が生まれた時すごく喜んで何度も抱っこして、何度もチュウして毎日大好きって言ってたよ」

と言うと「うん、うん。そっかそっか。」と満足気な笑顔。

そして島ちゃんが次男坊を抱っこしてる写真を何度も見る。そして「おとうさんにあいたいな。ぼくおとうさん、大好きだから」

と言った。

長男坊は何度か「おとうさんに逢いたい」と言ったことがある。

でも次男坊は島ちゃんが亡くなってから「逢いたい」と言ったことがない。「おとうさんに逢いたい?」って聞いた時も

「おとうさんは何時もぼくのお腹の中にいるから逢えるよ」といっていたのに、その次男坊が島ちゃんの写真をみて

「逢いたい」と言った。

「おかあさんも逢いたいな」と涙がぽろぽろ出た。

その私に次男坊は「だいじょうぶ。おとうさんは高い所に行ってるだけ。ぜったいに帰ってくるよ。」と言った。

次男坊の優しさにまたしても甘えてしまい、包まれ、助けられた。

またしても、グズグズのズルズルのメソメソの私が現れた。

島ちゃんの前で、島ちゃんに逢いたくなってしまいどうしようもないのに苦しくなって島ちゃんの事を思って泣いてしまう。

子どもたちは日々色んなことを吸収し昨日出来なかった事が今日出来るようになったりする。

色んな言葉を覚えて、楽しませてくれたりする。

オモシロイ。とにかくおもしろい。

そして可愛い。どうしようもなく可愛い。

こんなにかわいい子どもの成長を見ることが出来ない島ちゃんは悔しいだろうな。

あ~ぁ、まだまだ私は島ちゃんの事を諦められずにいるんやな、と気付く。

こんな、いつまでもクヨクヨ、メソメソしてる私に島ちゃんは2人の子どもをおいていってくれた。

それだけが何よりの救い。

息子達が居てくれてよかった。

早く「シングルマザー」というものに慣れたいものだ。

どうなってんの?

2011-12-15 23:22:57 | Weblog
長男坊と次男坊。仲良く遊んでたかと思うといつの間にかすさまじいケンカに発展している。

基本、兄弟ケンカには口をはさまない。

兄弟ケンカをしながら互いの力関係や思いやり、自己主張が出来ればいいと思っている。

私には2人の兄がいる。子どもの時の思い出と言えば、いつもケンカばかりしていてしかもそれはすさまじいケンカだった。

私はいつも生傷が絶えなかったのを思い出す。

自分が子どもの時と比べれば、息子達は仲がいいほうやと思う。


そんな息子達のいつものケンカが始まった。

いつものようにほっといた。

しばらくすると次男坊が泣きだし「にぃにが、ぼくの頭をパチンした~」と私に助けを求めてきた。すると長男坊は「だって次男坊が俺の腕を

噛んだからや!」と私にムキになって訴える。

私は「おかあさんは兄弟ケンカには口をはさみません。自分たちで解決しなさい」といった。

そしたら次男坊が「にぃに!ぼくに、ごめんなさいといいなさい」と言い、長男坊は「次男坊が謝ったら俺も謝るわ」とどちらも譲らない。

最初の原因がもうすっかり分からなくなり、えらいこっちゃ。

あまりにもエキサイティングしてきて、どーにもこーにもならない。

見かねた私は

「いいかげんにしなさい!どっちも悪い。男のくせに細かい事にガタガタ言わないの!!!」と喝っ。

なんということでしょ~。さっきまでイガミあってた二人がタッグを組み「なんでそんなに大きな声で怒ってるんだ?ねぇ、にぃに。」と

次男坊がさらっと言ってのけたかとおもえば長男坊も「お母さん、めっちゃ怒ってるやん。俺ら、あっちで遊ぼうや」と二人してプイと行って

しまった。

・・・・へっ、どういうこと??? 

これ・・・どうなってんの?

お星さまになる

2011-12-14 22:22:15 | Weblog
家に帰ると次男坊からいきなりの質問。
「どうやったら大きくなるの?」「ぼく、大きくなった?」

と聞いてきた。

「大きくなったよ~。ご飯をいっぱい食べて、いっぱい遊んで、いっぱに寝ると大きくなるんだよ。」

と答えると

「そっか、そっか、そしたらいっぱい食べて、寝よ~っと」と。

「なんでそんなに急いで大きくなりたいの?」

って聞くと「早く大きくなって、おとうしゃんみたいになるんだ」と笑顔で答えた。

「おとうさん、かっこ良かったもんね。次男坊も大きくなったらおとうさんみたいにカッコよくなるよ。」

と答えると、「だって、おとうしゃん大きくなったからお星さまになったんでしょ。キラキラしてきれいだね。」

「だから早く大きくなっておとうしゃんみたいにボク、おほしさまになる!」

次男坊くんからみた島ちゃんはお星樣みたいにキラキラ輝いていたんだろうな。

お星様になったお父さん。

マラソン大会

2011-12-13 21:32:16 | Weblog
先日、長男坊のマラソン大会が行われた。

マラソン大会を見に行ってたママ友からメールが来た。

「長男坊、1位になったよ。」と少しハニカミ笑顔の長男坊の写メ付き。

携帯を見て私はニンマリ、一瞬でテンション上がったぞ~。

でかした、次男坊。

幸か不幸かあなたは母のDNAをしっかり受け継いでいる。体操服に着替える事によってあなたは、自分自身をしっかりアピールできるのだ。

あなたの母も体操服を着ているときは輝いていたぞ~。


幼稚園のときからの長男坊のライバルくんが言った。

「今日のマラソン大会、俺に勝たせてくれない?」

長男坊「いやや。オレだって1位になりたいしな」


マラソン大会終了後

ライバルくん「来年は俺に勝たせてよ。」

長男坊「来年は1位を譲るよ」

なんちゅう約束や。とツッコミたくなるが、こんな会話をした事なんて今朝の段階で二人とも忘れてるのだ。

まだまだ1年生。

子どもたちの会話をこっそり聞いてみるとツッコミどころ満載。

冗談なのか本気なのか・・・境界線が見えないだけに本気で笑える。

4コマ漫画も面白いが、1年生の会話も光景も「ぷっ」。なかなかオモロイのだ。

いつもココにいるよ

2011-12-10 21:03:29 | Weblog
次男坊が何度も何度も仏壇の前で手を併せている。

「パパに何のお話したの?」と尋ねると、「おとうしゃんは今、ほとけしゃまのとこにいるの?って聞いてたんだよ」と。

「パパは何ていったの?」と聞くと「ぼくのココにいるよ」と自分の胸をなでなでしていた。

私  「仏様の所はどんな所なんだろうね?」

次男坊  「と~っても楽しい所なんだよ。ほとけしゃまは優しいお顔をしているからね。」

私は「そうなんやね。でもパパは次男坊のココにいるんだよね」と次男坊の胸をなで撫ですると「うん、そうだよ」と

自分の胸をなで撫でしていた。

そして又、パパの前に座り手をあわせている。

小さな手をあわせて目を閉じて口をパクパクさせて何かパパにお話ししている。

その後ろ姿を見て涙が出た。

パパに会いたい。やっぱり逢いたい。

写真もビデオもある。でもやっぱり逢いたい。

パパの事はどんな風に次男坊の記憶に残っているのだろう。

長男坊は時々「パパに逢いたい」って口にすることがある。パパと大好きな野球をしたかったそうだ。

パパと二人で甲子園球場に野球を見に行った事を長男坊は今までで一番嬉しかったと言う。

次男坊もパパといっぱいお出かけしたけど、その時はまだヨチヨチ歩きでベビーカーばかり。パパと手を繋ぎ歩いたのは病院の廊下ぐらいかな。

「長男坊はパパは天国に行った。」と言う。

「次男坊はココにいるよ。」と言う。

私はやっぱり逢いたいと思う。

かくれんぼみたいに「もういいかい?」「ま~だだよ」

「もうい~よ」

「み~つけた」

ってならないかな。

なんでパパがいなくなったんだろう。

なんでパパだったんだろう。