島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

お遊戯会

2011-02-27 19:59:06 | Weblog
本日、長男にとっては幼稚園生活最後の、次男坊にとっては始めての「お遊戯会」でした

まずは次男坊の演技から。何をするのか家で聞いても全然教えてくれないので、どんな事するんだろうとワクワクしてたらステージに出てきた

チビちゃんたちは頭に耳を着けてかわいいクマさんの役でみんなで踊ってました。満3歳児のクラスで泣いてる子もいれば、ずっと観客席に向かって手を振ってる子もいてそこに立ってるだけで「かわいい~」って思わず言ってしまうほどとってもキュートで癒されました

我が息子は寸前まで、泣いて座り込んで「おどらない」って困らせてたそうですが先生に「おばあちゃん、お母さんが楽しみにしてるよ。お父さんも次男坊くんを見ててくれるよ」って言ったらすぐに立ち直り「ぼく、おどるんだ~」ってステージに行ったみたいです

先生が泣きながら「次男坊くん、ほんとに良く頑張ってくれました。」と言ってくれ私も先生と一緒に泣き笑いしてしまいました

先生に感謝です

長男坊は「アラジンと魔法のランプ}のアラジン役です。おっ、主役やんって思ったらこれまたアラジン役は6人いるのです

でも、一人ずつセリフがあってそれぞれ個性のある演技でしかも年長という事もあって「お兄ちゃんになったな~」ってこれまた子供の成長に涙が・・・

去年は島ちゃん、病室で長男坊の演技をビデオを見ながら「こんなんできるようになってんな~」って泣きながらみてたよね。

今年は一番よく見えるところできっと見て笑ってたんだろうな~

次男坊にはどうやら島ちゃんが見えてたみたい

窓の方に向かって笑いながら手を振ってた次男坊に私が「誰に手を振ってたの?」って聞いたら「パパだよ」だって

やっぱり島ちゃんはちゃんと子供たちを見守ってくれてるんだね

ありがとう

今日も感謝の一日でした。

整理

2011-02-21 21:47:31 | Weblog
島ちゃんはまだ入院してるだけで、亡くなったことが嘘のようでまたひょっこり家に帰ってきそうで島ちゃんの使ってたものはもちろん島ちゃんの部屋も島ちゃんが入院する日のまんまで、手つかずというよりも島ちゃんの部屋に入るとすごく寂しくなるので「開かずの間」になってましたが、このままではいつまでもズルズル、グズグズしてしまうし私が島ちゃんの部屋に入るのを何となく避けてたので子供たちまで寄りつかずになってたのでこれではいかんと思い「開かずの間」を整理しようと思い切ってドアをあけました。

島ちゃんが使ってた物や洋服、写真、手にとるもの全てが愛おしく島ちゃんがもうここにいないのかと思うとたまらなく寂しくなり何度も手が止まり全然前に進まなくて朝からとりかかったのに気が付いたら外は暗くなってて子供たちに「ママ、電気くらいつけたら」って言われ「ほんまやね」ってそこからは子供たちが手伝ってくれてなんとか夕飯までには終わりました。

子供たちと「この服パパの匂いがする」と言ってはクンクン匂いをかいだり、「この時計パパの誕生日にプレゼントしたやつやん」と腕にはめてみたり一つ一つに思いでがたくさん詰まってて楽しい思い出ばかりで自然に子供も私も笑顔になってたな~。

夕飯の時も「パパの作った野菜炒め食べたいな~」とか「パパの作った餃子が一番おいしわ。」とかその日は島ちゃん一色やったな~。

我が家の「開かずの間」はスッキリ整理整頓され今は私の一番お気に入りの部屋になってます。子供たちも「パパの部屋でテレビみるわ」とか「パパの部屋で寝てもいい?」とかいって子供たちと一緒に寝てます。

部屋を整理すると島ちゃんがいなくなったと改めて実感して寂しいのはもちろんなんだけど、でも現実を受け入れることで島ちゃんをもっと近くに感じることが出来て上手く表現できないけど「特別感」な気がして毎日が今とても充実していて幸せやな~って感じさせてもらってます。
島ちゃんは姿はなくてもいつも私たち家族を守ってくれて今までと同じ一家の大黒柱として家族をまとめてくれてます。

島ちゃんいつもお疲れさん。

今日も一日こうやってたのしく過ごせた事に感謝します。





空手の試合

2011-02-11 20:16:50 | Weblog
今日は長男坊の空手の試合でした。  以前の初試合では銀メダルをもらったので今回は「優勝してトロフィーを持って帰ろう」と意気込んでお仏壇の前で手を合わせていざ試合会場に乗り込んで行きました。

年長の部は20名の選手がいて試合前にみんな各自お父さんたちと練習をしていて「あちゃ~」って一瞬思ったのですが私の動揺が長男坊に伝わってはいけないと思ってとっさに私は長男坊に「試合前にガンガン練習しったてしゃ~ない。ここはリラックスして楽しんでやっておいで」
と言って緊張気味の長男坊に「笑顔」の練習をさせてました。

そしてその練習の結果は「3位」の賞状でした

打撃にキックになかなかハードな試合でしたがよく頑張ったと私は思ったのですが、長男坊は優勝以外は勝ちと認めてないみたいで家に帰るなり「キックが思った通りできへんかった。パパと練習できへんからや」と泣きはじめ、負けず嫌いな私は「パパのせいにするな。気が済むまで練習に付き合ったる」と長男坊が「もうしんどいやめて」と言うまで二人でブリブリ汗かきながらへろへろになるまで戦ってました

パパでなくたってできるとこ見せとかないとね

そして長男坊は息をきらせながら仏壇の前で「俺は絶対強くなるママを倒したる」とブツブツ唱えてました

「試合の相手はママちゃうけど」っていったら苦笑してたな~。逆に怖いわ

息子よ、まだまだ母に勝つのは20年早いぞ どっからでもかかってきなさい

息子

2011-02-03 19:25:54 | Weblog
夜になると寂しくなり子供たちのお布団にもぐり込み「寂しいよ~」えしょって息子に抱きつくと次男坊が「パパ、そこにいるでしょ。パパは

上から見てるからね。」といって私の頭をなでてくれました

そして長男坊は「俺、めっちゃ強いで!だってお父ちゃんがついてるからな!」と誇らしげにしてました。

島ちゃんはホントに素敵な息子たちを遺してくれました。こうやっていつも私は息子たちに救われてます。息子に感謝です。

島ちゃんが残した手紙に「子供たちを成長を見れないのが悔しい」と書かれてました。

島ちゃんと子供の話をすることができないのは私も悔しいよ

島ちゃんが亡くなってから子供たち、全く、病気、怪我をしなくなりました。

次男坊なんてすぐ熱を出したり、転んで怪我したりと毎週のように病院にかかってたのに、今なんて周りはゲホゲホしてるのにケロッとして

元気なもんです

お父ちゃんがもっていってくれたのかな~

島ちゃんとは会話はできないけどちゃんとみてくれてるみたいです。