島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

関西NO.1

2012-07-31 20:55:43 | Weblog
本日、長男坊の空手の試合が炎天下の中、特設リングで行われた。

長男坊は、2年生の重量級で出場。

暑さが心配で、大丈夫かな?と心配されたけどリングに上がった長男坊の顔は勇ましかった!

野球部の友達も応援に来てくれてたので長男坊は張り切っていた。

ゴングが鳴りわたしのほうが一気に緊張した.

相手との闘いより暑さとの闘いでもあった試合だった。

一進一退のどちらもひかない試合。

終わりのゴングが鳴り、判定へ。

3人の審判が赤の旗を揚げた。

長男坊の優勝!!!

その瞬間さっきまでの勇ましい表情が和らぎ、幼い2年生の笑顔に。

リングから降りた長男坊は相手の子のとこに駆け寄り、何やら二人で話している。そして「またな」と互いに笑って手を振った。

互いにベストを尽くしたからこそ、友情がうまれいい関係になる。

しかし、長男坊よ、良く頑張った!




これはおススメ

2012-07-28 23:26:43 | Weblog
パパのお誕生日にパパの代わりにパパの妹、妙子さんからの子どもたちに是非見せて!とプレゼントしてもらった

「地獄」と大きく書かれた絵本。

やんちゃ坊主の(ある意味・・・)ハートをギュッと掴んだ一冊の絵本。

調子に乗りすぎてしまい、激しい兄弟ケンカに発展することがある。

ケンカになればどちらかが大泣きをする。

いつもなら「もう、いい加減にしなさい」

とか、必要以上に叱る事もある。

それがこの絵本が我が家にきてからはそれは、それは、楽しちゃってまーす。

なぜなら、いつものようにやんちゃ坊主たちがエキサイティングし始めたらこの絵本を開き読み始める。

するとどうでしょう・・・

先ほどまで熱かった争いはクールダウン。

おまけに、お手伝いやら、宿題やらお片づけやらのプラスの効果もある。

次男坊にいたっては、私が絵本をもっただけで大慌てする。

まるで水戸黄門の印籠みたい。

この絵本、おススメです。

是非、この夏休みの読み聞かせの一冊にしてみてください。


お誕生日

2012-07-26 23:32:02 | Weblog
パパの42回目のお誕生日。

42歳のパパはどんな渋いパパになってたかな???

お空に逝って2年。でも、私の中ではまだ昨日のことのように感じていたり、はたまた、実はまだ病院に行くと逢えるかも・・・なんて事だってある。

本日は島ちゃんの妹でもあり私の勤めている株式会社イージェットの代表取締役でもある島田妙子氏から、子どもたちに、パパの誕生日の日に

パパからのメッセージにということで絵本をプレゼントしてもらった。




会社ではお互いに外出する事が多く、挨拶位でプライベートな会話はほとんどない。

それでも、子どもたちのことで、悩んだり、また困った事があれば相談する。

いくら忙しくても、妙子さんは耳を傾けてくれ、一緒に子育てをしてくれる、心強い味方なのだ!

そんなベテランかあさん、妙子さんからプレゼントしてもらった絵本は、絵は大人の私が見ても怖いけど「生きている事に感謝し、命を大切

にする。そして生きている間は自分にも自分以外の人にも正直に素直である事、優しくある事。」というメッセージが込められた絵本。

そういえば、自分が幼い時、「ウソをつくとえんま樣に舌を抜かれる」とか「悪い事をしたら地獄に落ちる」とか聞いた事がある。

それがホントに怖くて地獄なんて行きたくない!!!と思ってた時期があった。

その記憶は今でもよく覚えている。

妙子さんは自分の子どもたちが幼い時に活用したその大切な本を今度は、我が家の子どもたちに受け継いでくれた。

家に帰りその本をみせた。どんな反応を示すかと楽しみに絵本を見せると長男坊は「えっ?なにソノ本??」と本を自分で開くのが怖くて、

私に開かせようとする。

次男坊は、本を出すまで私の膝の上に座っていたのにピューっと離れていき、バズとウッディーを抱き抱えてきた。

二人を私の隣りに座らせ、「よーく、二人ともきいてね。これからパパからのお話をするからね」と言った。

二人ともさっきまで見ていたテレビを消しその本に注目した。私が読み始めると二人は私にべったりとくっつき、時々、顔をゆがめたり、

耳をふさいだりしながら真剣に聞いていた。

そして3回読み繰り返した後、長男坊が立ち上がり、パパの仏前の前で手を合わせ「おとうさん、オレ絶対、イイ子にするで。そやから

ちゃんと見といてや。」と言った。すぐそのあと今度は次男坊が「昨日はお友達とケンカして悲しかったけど今日はボク、ニコニコしてたねん」

と言っている。

仏様のお顔をみてパパだと言い、自分も大きくなったらパパみたいに強くなりたいという。

子どもたちの言う「強さ」とは決してケンカに強いとか、力が強いとかではなく、弱音を吐く事なく誰かの為に一生懸命であるという事。

パパは子どもたち、私のヒーロー。

子どもたちの記憶に残る大切なメッセージをパパの誕生日の日に妙子さんが、パパ役としてプレゼントしてくれた。

その優しさに、感謝。

子どもたちは寝る前にまたその絵本を読んでいた。




どっちが早いか?

2012-07-25 23:15:26 | Weblog
夏休みは早起きしてラジオ体操に参加するといっていた息子たち。

なんのこっちゃない、起こしてもなかなか起きてこない。





毎朝、おとうさんの仏前にお線香をあげて「お父さんおはよう」と言う息子たち。

どちらが早くお父さんを起こすか?をいつも競っている、息子たち。

と、言うわけで朝、なかなか起きない息子たちには「お母さん、お父さんにおはようって言うわなぁ~」

というと「アカンで~オレが起こすんやからな!」と二人が飛び起きる。

いつまでもパパっ子やな~。

明日はお父さんの誕生日。

写真の中のお父さんは歳をとらない男っこ前な笑顔のままや!!ズルイぞ~


携帯

2012-07-23 22:41:41 | Weblog
子どもって携帯好きですよね。

勝手に触ってゲームをしたり、私でも知らなかった機能を使用していたり・・・

本日はカメラにはまってました。

何をカシャカシャとやっとるのかといいますと・・・。

本日の次男坊カメラマンのカメラショットです。


わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~


むぅぅぅぅぅぅぅぅぅ~


自分の変顔か~い!



次男坊、お墓参りに行く

2012-07-22 21:34:29 | Weblog
今日も朝からいい天気。

長男坊を野球の練習おくりだしたあと、次男坊と二人でおじいちゃん(島ちゃんのお父さん)のお墓参りに行った。

家を出る前にパパの墓前の前で「おじいちゃんのお墓に行ってくるからね。」と次男坊と手を合わせ神戸へGO。

おじいちゃんの眠るお墓は、大きな仏様のおひざ元にある。

大きな仏様が見えると次男坊は「あっ、おじいちゃんこやで」と。

車を停めてお墓の前でお線香をたくと次男坊は小さな手を合わせ「おじいちゃん、ボクが来たよ。どう?ボク大きくなった??」

と聞いている。そしてホントに会話でもしてるように「うん、だってボクもう5歳になったからね。おとうさんにもちゃんと言っといてよ」

と言っている。

おじいちゃんは島ちゃんが亡くなった歳の頃、自ら、命を絶った。

島ちゃんは子どもの頃虐待をされていて3人兄妹は施設で育った。

「辛い日々だったけど、兄妹がいた事で救われた」とよく言っていた。

兄妹の大切さを良く分かっていたからこそ、長男坊にも次男坊にも「兄弟はどんな事があっても協力しなさい。助け合いなさい」と言っていた。

長男坊には「おまえは強い。だからお前より小さな弟が困っていれば助けてやれよ」と。次男坊には「お兄ちゃんの言うとをよく聞いて、

お兄ちゃんと力を併せてお母さんを助けなさい」と。

パパが病気を発症する前はおじいちゃんの事、自分の幼少期のことなど全く話さなかった。

病気になって自分の育った環境、虐待を受けていたこと、父、母、義母の事を話してくれた。

そして入院中のベッドの上に息子達を座らせ「親父はアホやな~。生きてればこんな可愛い孫を抱く事が出来たのに。親父に見せてやりたかった」

と言った。「そしてこいつらが大きくなってこいつらの子どもを俺は抱っこしたいな」とまだ2歳の次男坊を見て言っていた。

そんな、気が早いな~って私は言ってたけど、パパには毎日が全てで、命には時間があるということといつも向き合っていたんだと思う。

子どもたちの成長を身近に感じながら生きる事が出来なかったパパはどんなに悔しい想いなんだろうと考えると胸がきゅゅうとなる。

そしてその後にパパに恥ずかしくないようこの子たちを育てるんだ!!!と強い決意が生まれる。


次男坊はパパにそっくり。きっとおじいちゃん、次男坊の成長をみて目を細めて笑ってるね。

お墓参りから帰ると次男坊はパパの仏前の前で「おじいちゃん、元気やったわ~」やって。その報告、どないよ??








夏休みだぞ~

2012-07-20 22:31:02 | Weblog
幼稚園も小学校も本日で1学期が終了。

長い長い、夏休みの突入なのだ。

我が家の夏休みと言えばプロ野球ナイター中継。長男坊は大の阪神ファン。

夏になると、パパとナイター中継を見ながら、今のプレーはどうだ、こうだとあれこれ言う。

夏、風呂上がりにパパは短パン、タンクトップ姿で片手にはビール。

長男坊はオムツ姿で片手には哺乳瓶。

そしてテレビのナイター中継にかぶりつき。

それは特別な光景ではなく当たり前のごく普通の光景。今、思うと、とても幸せな時間でめちゃくちゃ特別な時間だったのだ。

パパが入院中は、長男坊は家で、パパは病室で各々ナイター中継をみて阪神が勝てば、長々と電話で話、阪神が負ければ・・・やっぱり

長々と話す。

そして、いつもパパが「長男坊がプロ野球選手になったら全試合、テレビではなく球場に応援いくわ」という。

長男坊は「俺が、阪神の選手になったら、チケットいっぱい買ったるわ」という。

その会話は毎度まいどの事だ。

長男坊の所属しているジュニアファイターズのユニフォームは阪神のユニホームみたい。

パパも長男坊もチーム名、ユニフォーム、文句なしの一目ぼれ。



長男坊はパパとの約束を果たすため、この暑い夏も野球の練習に打ち込むらしい。勉強のほうも頼んだぞ(笑)




夢にでてきた

2012-07-14 22:28:43 | Weblog
最近、島ちゃんが夢にでてきた。

「せめて夢で逢えたら」と毎晩願って寝るが出て来ない。

願って寝るくせに実際、夢にパパが登場すると、目が覚めた時やっぱり夢か・・・とドーンと寂しくなる。

そんな時にとってもステキな天使のような方に出会った。

その方はアスペルガーという自閉症なのだが、とても素晴らしい書道家の方なのだ。

パパの妹、妙子さんの講演会に来てくださり、感動しわざわざ会社にまで来てくれた。

私はそのステキな方とお話をする機会がなかったのですが、後日、「亡くなった小兄に逢いたかった」と言ってくださり、

もうすぐ訪れる、パパの誕生日にと妙子さんを通じて頂いた。

亡くなってしまった人の命日ではなく、生きていれば訪れる、誕生日を覚えていてくださり行動を起こしてくれる。

何て気持ちの優しい方なんだろう。なんて、純真な方なんだろう・・・。

その気持ちが嬉しくて、涙がまたもや出た。

滅多に夢に現れない、パパ。そしてそのパパが夢に出てきた。そしてステキな彼がパパの誕生日を覚えてくれた。

目にみえるものだけが全てではないとパパが天国に行ってから思うようになった。

その時、その時間、起きる事、出会う人、見るもの聞くもの全てが必然なんだと思う。

毎日、奇跡は起きている。

そのステキな彼は、その毎日起きている奇跡を見逃すことなく受け止め感じる事ができるのだと思う。

だから、その彼の気持ち、優しさが嬉しくて涙が出たんだと思う。

心で、気持ちで人と会話が出来、行動が出来、感じ取れる人でありたい。純真無垢な子どもたちのように。

パパが夢に出てきたのは、毎日起きている奇跡に気付き、感謝しなさいと私にメッセージを送ってくれたのだと思う。


反省

2012-07-03 23:04:27 | Weblog
週末から子どもたちの調子があまり良くない。

次男坊は熱がでたり、長男坊は熱はないが、気持ちが悪いといって嘔吐したり・・・。

次男坊の熱は「夏風邪」と言う事でお薬を飲んだらすぐよくなったが、長男坊は気分が悪くなったり、嘔吐したりということが、たまに

あるのだが、病院が休みの日であったり、夜であったりする為、熱がなければ様子を見ようと勝手に判断していた。

だが、月曜日。朝、なかなか起きてこない。やっとの思いで起きてきたかと思ったら全く元気が無い。

いつものなら朝からグローブとボールを持ってバシバシ音をたてているのに・・・。

「しんどいの?」ってきくと「お母さん、今日、お仕事休める?」と元気なく聞いてきた。「病院いく?」と聞くと「うん。連れていって

ほしいねん。」と。

「かっちゃんにお願いしようか?」というと「お母さんがイイねん。」。

会社にお休みの連絡をして病院に連れて行った。

「熱もないし、のども赤くないから風邪ではないと思うけど、頻繁に、めまいや嘔吐などあると心配なので大きな病院で検査しておこうか」

とパパが入院していた病院への紹介状を書いてもらった。

「そんな・・・大丈夫なんですか?」と聞くと、「念の為。心配する事はないと思うよ。」と先生は言ってくださった。

そしてその後に「体は大きいけど、まだ2年生やし、しっかり甘えさせてやりよ。」

と言った。

先生の言葉にドキッとした。

そういえば、次男坊のほうが手が掛かるのでどうしても次男坊ばかりを構ってしまい、自分の事を上手くアピールする事の出来ない不器用な

長男坊には「次男坊のこと見ててよ」とか「あとは頼んだよ」とかお願いごとばかりで、長男坊のわがままを最近全く、聞いていない。

「甘えさせてやってよ」その言葉が何度も頭の中でリピートされた。

よし、今日は長男坊と一日べったり過ごそう!と決め、一緒に買い物に行き、一緒にご飯をつくり、一緒にお風呂にはいり、一緒に寝ようと

お布団に入った。

久しぶりに長男坊の「幼い笑顔」を見た。「久しぶりに一緒に寝るね」とお布団でギューっと抱きしめたら「もう、暑いからやめて」とかいいながら

嫌がる事なく顔はニコニコしていた。

すぐに、寝息を立てて寝た長男坊がとても可愛かった!!!

長男坊ばかりの一日だったので次男坊はヤキモチやいて「おかあしゃんなんか嫌いだ!今日はおかあしゃんと寝てあげないから」とプリプリ

怒ってる姿もなんかおかしかった。

今朝は長男坊、いつものように元気に起きてきた。

元気で、家でワーワーうるさいと、少しは静かにしてよ。と思うが、子どもたちが元気なく大人しい日が続くと心配になる。

やっぱりこどもは元気が一番。うるさいぐらいのほうがイイね。

長男坊の体調が悪かった原因が「お母さん恋しい病」だけだといいのだが・・・。

子どもたちにもっともっと目を向けること。

お母さんの反省点です。