島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

突然に

2011-12-01 21:35:04 | Weblog
子どもの成長は「ある日突然に」だ。

家に帰ると、リビングいっぱいにA4の用紙が散乱している。

「うゎぁ~」と言いながら手にとってみると、マジックでなにやら、ひらがならしきものと、数字らしきものが書かれていた。

長男坊の字ではない。

と、いうことは・・・次男坊の顔を見る。

すると、「えっへん」の得意顔。そして、足やら手やらはマジックだらけ。

「えぇぇぇぇぇぇぇ~!!!!!!!」

そうです、次男坊が書いたものです。

「これ次男坊が書いたん?、いつからこんなん書けるようになったの?」ってかっちゃんに聞いたら、「それが長男坊が宿題をしていて、その

横でなんだか静かにしてると思って覗いてみると、兄ぃに、どうやって書くん?って聞きながら名前を何度も書いてたんや」と。

「そして、一つ書けたらあれよ、あれよと「これはどうなってる?」って興味をもって今までず~と、ご飯も食べないで書きまくってる」と。

昨日までそんなそぶり一切見せなかったのに。

幼稚園のお友達は自分の名前を上手にかいたり、ひらがなが読めたりする子も多い

自分の名前くらい書けるようにならないとなぁ~なんて思いながら練習させようとするが興味をひくことが出来ず、「まっ、いつか出来る

ようになるか」と、私の根気が続かず、そのままにしていた。

そしたら今日、突然「ひらがな」を書いた。次男坊が字を書いた。

「お~すごいやん!」って抱きしめると「ぼく、すごい?ぼくは、かしこいのか?」っと満点の笑顔で私の顔を見る。

「うん、うん。すごいよ、すごい。かしこいね。」って言うと「おかあしゃん、大好きだよ」と抱きついてきた。

すると長男坊が「オレが教えたんやで。」と。

そんな長男坊に「お兄ちゃん、すごい。でかした。お兄ちゃん先生かっこいぃ~」って抱きつくと「ちょっと、やめて。べつにそんなんせんで

ええから。」とクールに言われ「ガーン」

息子達は日々、進化している。

子どもの成長は突然に。

見逃さないようにしなければ。