島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

いつもココにいるよ

2011-12-10 21:03:29 | Weblog
次男坊が何度も何度も仏壇の前で手を併せている。

「パパに何のお話したの?」と尋ねると、「おとうしゃんは今、ほとけしゃまのとこにいるの?って聞いてたんだよ」と。

「パパは何ていったの?」と聞くと「ぼくのココにいるよ」と自分の胸をなでなでしていた。

私  「仏様の所はどんな所なんだろうね?」

次男坊  「と~っても楽しい所なんだよ。ほとけしゃまは優しいお顔をしているからね。」

私は「そうなんやね。でもパパは次男坊のココにいるんだよね」と次男坊の胸をなで撫ですると「うん、そうだよ」と

自分の胸をなで撫でしていた。

そして又、パパの前に座り手をあわせている。

小さな手をあわせて目を閉じて口をパクパクさせて何かパパにお話ししている。

その後ろ姿を見て涙が出た。

パパに会いたい。やっぱり逢いたい。

写真もビデオもある。でもやっぱり逢いたい。

パパの事はどんな風に次男坊の記憶に残っているのだろう。

長男坊は時々「パパに逢いたい」って口にすることがある。パパと大好きな野球をしたかったそうだ。

パパと二人で甲子園球場に野球を見に行った事を長男坊は今までで一番嬉しかったと言う。

次男坊もパパといっぱいお出かけしたけど、その時はまだヨチヨチ歩きでベビーカーばかり。パパと手を繋ぎ歩いたのは病院の廊下ぐらいかな。

「長男坊はパパは天国に行った。」と言う。

「次男坊はココにいるよ。」と言う。

私はやっぱり逢いたいと思う。

かくれんぼみたいに「もういいかい?」「ま~だだよ」

「もうい~よ」

「み~つけた」

ってならないかな。

なんでパパがいなくなったんだろう。

なんでパパだったんだろう。