島ちゃんからもらった命のバトン

2009.1月急性骨髄性白血病発症。
2010.12月、旅立ち。
島ちゃんの軌跡と島ちゃんが遺してくれたもの。

ケーキとお線香・・・時々オカン

2012-05-29 22:51:21 | Weblog
家に帰ると、いつもとは違い手厚いお出迎え。

こんな時はきっと何かがあると、身構える。

すると長男坊が

「おかあさん、お誕生日おめでとう。そんで何歳になったん?」と靴を脱ぐ私に聞いてきた。

「ありがとう、お母さんはね・・・」と年齢を言おうかと振り向くと、そこにはもう長男坊はいない。

代わりに次男坊が来て「そんなことより、早くケーキを食べようじゃないか」と張り切って言う。

えーっと・・・誕生日、特別な日、おめでたい、誕生日ケーキ。という考え方はどうやら私だけのようで息子達は誕生日、ケーキ。と直結していた。

以前から誰の誕生日であろうと、ケーキの事ばかりが気になってる息子たち。薄々は感じていたが、やはり私と息子たちでは「誕生日」の

認識が異なっていた事を改めて感じた。

「着替えるから待ってて~」というと長男坊が「アカン、そんな時間はない!俺はもう寝る時間やから先にケーキを分けてくれ」と自分都合。

次男坊も「おかあしゃん早く~。ボクはもう眠たいのだ」という。

仕方なく頂いた誕生日ケーキを冷蔵庫から出しろうそくに火をつけた。

すると次男坊と長男坊の連携プレイ。

長男坊、電気を消す。次男坊、誕生日の歌を唄う。長男坊、ケーキの写真を撮る(そこには主役である私は写ってない)。そして次男坊・・・

ろうそくの火を吹き消す。長男坊が電気をつけ二人は満点笑顔で「いただきま~す」

私「・・・」。

まるで打ち合わせ通りの見事な連携プレイにあっけにとられてしまった。

私の分のケーキをパパの仏前の前に置いて、お線香をあげパパに誕生日の報告をしてケーキを美味しそうに頬張ってる息子たちを横目に

着替えにいった。

リビングに戻るとそれぞれが今日学校であったことや、幼稚園での楽しかったことを教えてくれた。

「息子たちの笑顔は最高の誕生日プレゼントやな」と感じながら仏前の前に座ると、何か違和感。

先ほどパパにあげたお線香がお供えしたケーキに刺さっている。

「これ、どないしたん?」というと長男坊が「あぁ、それ。次男坊がパパがフーッてする番やからって言うとったで。」と食べ終えたケーキ皿

を片付けながら、「それがなにか???」ってくらいで特に変だとは思っていない。

いや、いや、いや。どう見ても違和感やん。だってケーキの上にお線香やで。

しかも、お線香の灰がケーキに振りかかって、まるで、ココアパウダーかのようになってるやないか。

そんな私に次男坊は「おかあしゃんが早く食べないからおとうしゃんが食べるやん」とこれまたサラッと言った。

そうですか、それはどうも失礼しました。

パパ、それでは有難く、お誕生日ケーキを頂きます。

お線香の灰が振りかかったケーキは甘さを控えた大人の味がしたように感じた。

ケーキとお線香・・・時々オカン。

息子たちよ、本日も驚きと感動、そして笑いをありがとう。


見ました~?

2012-05-25 21:39:57 | Weblog
今日、夕方6時からのニュースVOICEで、株式会社イージェット代表取締役でもありパパの大切な妹、島田妙子が出演しました。

18時になるとソワソワと会社のテレビの前にスタッフが集まり、テレビに注目~。

テレビに妙子さんが出ると、「おっ、出た出た!」と分かってることを口に出して言ってみたりした。

いつも見ている妙子さん。ずっと前から知ってる妙子さん。私の大切な義妹の妙ちゃん。

なのに、不思議なもんでテレビで見るとこれまでとは一味違う「島田妙子」になるわけだ。


今、テレビに出ている島田妙子を、島田妙子本人と一緒にテレビを眺めている。

思わず、不思議な光景に一緒にみていたスタッフは写メを撮っていた。


パパが生きてたら何て言うだろ??

私みたいに、はしゃいだりなんかしないで冷静に時には厳しく意見をいうだろうな~。

そう口では言いながらも、心の中では嬉しくもあり、誇らしくもあるんだろうなぁ。

そして私との交換日記には、その嬉しい気持ちを素直に書くんやろうな。パパはそういう人だから。


パパ、パパの妹はホントにすごいよ。パパと一緒で、自分の事より周りの事に気づく人。

私の身内にこんな立派な人が居ることを自慢に思う。私も妙ちゃんのようにいつまでも素直に「ありがとう」が言える人でありたい。


仕事に疲れたな~。育児に疲れたな~。人間関係に疲れたな~。心が元気ないな、って感じたら、島田妙子の講演会に是非、足を運んでみて。

講演会の日まで待てない。という方は株式会社イージェットまで是非、いらしてくだされ!!

きっと、気持ちがグーンと軽くなってパワフル全開、スキップ&鼻歌で毎日、過ごせるようになりますよん。

本日の勝負ネタ

2012-05-23 23:25:17 | Weblog
息子たちとお風呂に入った。

長男坊が「お母さん、これ見て。オレ、ここんとこ傷になってんねん。」と擦りむいた足を見せてきた。

「どないしたん?」と聞くと「野球の練習でスライディングした時になってん」というので「そうなやぁ、かっこいいやん。」

と言うと「ほらここにも傷あとあるし、ここも青くなってるしオレの足、傷だらけや」と自分の体にある傷や青あざの数を数えて、その傷あと

のエピソードと共に私に教えてくれた。

「カッコいいやん。日焼けもして、傷も作って、頑張ってる勲章やな」というと長男坊は「カッコいい」の言葉にエラく嬉しそう。

すると負けず嫌いの次男坊登場。

「おかあしゃん、ボクはココにこんなのがあるで~」とこれまた擦りむいた肘やひざを見せてくれた。

そこはもちろん傷エピソード付きで。

次男坊の傷の原因の9割、いや10割はすべて遊んでいて自分の不注意。

でも次男坊は「カッコいい」の言葉を待ってる。

次男坊に「こんなにいっぱいケガして泣かなかったのと聞くと「泣かへんで。だってもう5歳やからね。」と得意気な顔。

「そっか、泣かなかったんやね。さすが、カッコいいやん」

というと、その言葉待ってました~の満足笑顔。

そこへ「カッコいい」はオレのものや~と言わんばかりで長男坊登場。「次男坊のケガは遊んでてなったんやろ。オレは野球をして出来た

傷やからオレのほうがカッコいいねんぞ!」と言い放つ。次男坊も負けてない。「ボクだってわざとやったんちゃうで~。走ってただけやで」

と。

すると長男坊「そしたらどっちのほうがケガが多いか数えよう。数の多いほうが勝ちやで」と。次男坊はその兄の提案に「いいで」と賛成し数

を数え始めた。

何の勝負なのか?二人は何を目的に競ってるのか?私には意味の分からない争いだが二人は真剣だ。

負けず嫌いの二人は自分の傷の数を数えながらもお互いにインチキしてないか横目でちらりチェック。

「あっ、それさっき数えとったで!」とか、「それ傷ちゃうで。ホクロやで。」と互いのチェックは厳しい。

真剣勝負の二人を残し私は先にお風呂を上がった。

しばらくして二人は真っ赤っかの湯でダコ状態でお風呂から出てきた。

「どっちが勝ったの?」と聞くと長男坊が「次男坊やで!」と答えた。

そして次男坊にむかって「なっ、次男坊の勝ちやんな。やっぱりオレの弟はカッコええわぁ」と。次男坊は「それほどでも~」も頭をかいてる。

私が次男坊に「お兄ちゃんに勝ったんや。カッコいい~」と言うと「やったー、やったー。」と丸裸のまま飛び跳ねて喜んだ。

そんな私の横に長男坊がきて「負けるが勝ちっていうやろ。」と耳打ちした。

「しぶいね~」と長男坊にいうと「たいしたことないで。」とどこで覚えてくるのか大人びた事を言った。

何が勝ちで何が負けで、二人の中でとりきめられたルールも判定も分からないままではあったが、二人が納得してるのであれば良しとするか。

それにしても、どんなささやかな事でも二人の手にかかれば何事も勝負ネタにつながるってとこは関心するな~。


それぞれの金環日食

2012-05-22 21:58:46 | Weblog
日曜日の昼、次男坊と車で出かけた時次男坊が「なんだかパパに逢いたくなった」と言った。

「お母さんもパパにあいたいな。」と言った。すると次男坊は「夜になったらお月さまが出るからパパにあえるよ」と言った。

「そうやね。夜になったらパパに逢えるね。」とそれで会話は終わった。

夜になり次男坊が「パパいるかなぁ?」と窓から外を眺めたが、あいにくの雨空でパパには逢えなかった。

次男坊「なんだよ~、パパいないじゃないか~」とふてくされて寝た。

そして月曜日の早朝。この日は金環日食。

太陽と月が重なる。

そしてその時次男坊が「パパ、太陽のとこに行くの?」と聞いてきた。

「パパは天国やから太陽のとこにも行かないしお月さまにお家があるわけではないんやで。」というと「え~、そしたら夜になっても逢えないやん!」

と、ふてくされた。

どう話そうか?と思ってると「天国はどこにあるの?」とさらに聞いてきた。

「天国は太陽やお月さまみたいに見えないけど、天国のパパからは次男坊の事しっかり見えてるよ~」と言った。

するとふてくされていた次男坊は「なんだか恥ずかしいね」といった。

なぜ恥ずかしのか聞くと「だって、ボクおしっこする時、ちょっとおしっこ漏れちゃったから」と残念顔でいった。

その言い方と表情がとっても可愛くて胸がキュンとなった。


その横で次男坊は金環日食を見遅れたとエライ勢いでふてくされていた。

「もう~最悪やん。こんなことがあっていいのか!もう一生オレは見られへんやんか!学校いかれへん!」と長男坊。

「一生見られへん。」までは分かるが「学校に行かれへん」のくだりは意味がわからん。

そう思いながら様子をうかがってると「ほんま最悪や~。」といいながらランドセルを背負って玄関を出て行った。

なんのこっちゃ。

長男坊と次男坊、それぞれの金環日食。

いいよね~




生き様

2012-05-18 21:57:40 | Weblog
天国の島ちゃんは今ごろ何をしてるのかなぁ~。

子どもと手を繋ぎ楽しそうな家族連れを見かけるとついつい、見てしまう。

そして羨ましくなって、めっちゃパパに逢いたくなる。

考えたところでどうにもならないのに、パパの面影をおってしまう。

写真をみたところで寂しさは癒されるどころか、余計にむなしくなってしまう。

一人悶々と考えてると、気持ちが何処までも沈んでしまうので、口に出し長男坊に言ってみた。「お母さんはパパに逢いたい!」と。

すると長男坊は急に立ち上がり、洗面台の所に行った。そして「お母さん、ちょっと来て~」と呼んだ。

なんやろ、急に、と思っていってみると、パパが生前、かけていたメガネをかけ「どう?こうやったら、オレ、パパにそっくりやろ」

と鏡越しに笑って言った。

「ほんまやね~、パパにそっくりやわ。パパかと思ったわ。パパ、ちょいと若返ったね。」と言ってみた。

すると長男坊は「やっぱり親子やな。似てくるもんやの~」と近所のおじさんが言うみたいにサラッと言い残し、その場を去った。

長男坊とパパは親子であることに間違いはないのだが、血のつながりはない。

私はシングルマザーとして長男坊を産み、長男坊が2歳の時にパパと結婚し家族となり長男坊の父となった。

血のつながりのない事に私は不安でもあったが、そんな不安なんてすぐに解消された。

パパは長男坊に全力で愛情を注いでくれた。真剣に叱り、真剣に褒め、真剣に遊んでくれた。

人見知りの長男坊だったがパパにだけはすぐ打ち解け、夜泣きをして私があやしても泣きやまないのに、パパに抱っこされるとパパの腕の中で

スヤスヤと気持ちよさそうに安心するのかすぐに寝ていた。

次男坊が出来たときでも次男坊に手がかかる私をみて「長男坊が寂しがるから」といって長男坊との時間をパパは大切にした。

次男坊と長男坊、わけ隔てなくパパはたくさんの愛情を注ぎ育ててくれた。

私は子どもたちに、自分の感情で理不尽に怒ったことがあった。

その時パパは私に「子どもたちにも人格がある。いい加減な怒り方をするのはアカン。叱る時は真剣に子どもたちが納得する叱り方をしなさい。」と言った。

次男坊も長男坊もまだ言葉もままならない時期でもパパは何かする時は真剣に話した。

そしてたいていの事はいくら時間がかかろうとも自分でやらせた。それを見届けながら必ず付け加える言葉があった。

「大人になったときにきっとわかるよ。」とか「かっこいい大人になる」とか必ず「おとな」という言葉を付け加えた。

「そんなんまだ子どもたちはわからへんし出来へんやろ。」と私が言うと「自分しかいない。」と感じれば自分で考え工夫するようになる。

と言った。「親は子どもより先に死ぬ。親がいなくなった時、兄弟で力をあわせ助けあっていかなければアカンやろ」といっていた。

口癖のようにパパは言ってたけどホントにパパはまだまだ手のかかる子を残し、死んじゃった・・・。

ただし、パパの教えの通り子どもたちは兄弟仲良くちゃんと助け合いたまにはケンカもするけどたくましく成長してくれてます。

パパは生き急いでたのかな???そんな風に思う時がある。

 長男坊はいつかパパとの血のつながりがない事を知る時がくる。

「血のつながりがどないしたん?そんなん関係ないやん。」とサラッと長男坊は言ってのけるだろう。

私たちは間違いなく家族。

長男坊も次男坊もパパと過ごした時間は3年弱。それでもパパ生き様は息子たちに根付いている。


次男坊からのご指摘

2012-05-17 23:04:34 | Weblog
お腹を空かせ仕事から帰宅した。

かっちゃんの用意してくれてる夕飯を味わっていると、私の横に座り「おかあしゃん、今日はお仕事がんばった?」と聞いてきた。

「うん、いっぱい頑張ってきたよ。」と答えると「ぼくも幼稚園でがんばったよ。」といって満点の笑顔。

美味しいご飯に、次男坊の優しい気遣いととびきりの笑顔。

なんとも癒されるわ~。なんてホッとしたのもつかの間・・・・

次男坊が私をみて「うわぁー!!!なんだ、そのお腹は!?」と私のお腹をみて、次男坊の切れ長の目が、全開に見開かれている。

ここんとこ、自分でもお腹が出てきたな~。と気にしていた矢先だった。

まんまるになっていた目がみるみるうちに悲しい目になり「おかあしゃん、そんなにお腹が大きくなたら死んじゃうよ!おかあしゃんが死んだ

ボク、悲しくなるじゃないか~。ボクが治してあげるから、こっちにきてごろ~んして。」というではないか。

食事の途中だったので、「あとでね」と言うと今すぐだよ!と急かされた。

そして次男坊の言うように寝転がるといきなり私のお腹の上に馬乗りになり、心臓マッサージでもするかのようにお腹を、勢いよく押してきた。

これでもか!という位、次男坊は自分の体重を全力でかけ、なんども何度もお腹を圧迫する。

「小さくなれ、小さくなれ!」と何度も唱えながら必死に圧迫する。

「もう分かった。もう大丈夫。」というと手はとめてくれたものの、そう簡単にひっこむことのない私のお腹をまじまじとみて「おかしゃん、

もうご飯たべたらダメだよ!お腹が小さくなるまでたべたらアカンで。ホンマにいう事聞かへんかったら病院で切ってもらうからな!」と

キッパリ言い切り、私の食事は全て没収されてしまった。

確かにこのままではまずいなぁと思ってはいたが・・・癒し系の次男坊に言われてしまってはかなり堪える(泣)

しかし何故、急に?何故、そんなに強くいうの??

その光景をみていたかっちゃんが言った。

「仰天ニュースで巨漢女性を見たからやわ。」と。

なるほど~。

次男坊よ、そういうことだったのか。

次男坊の為にも、気合い入れてダイエットでもするか!


相乗効果

2012-05-16 22:33:03 | Weblog
このところ、息子たちの成長が著しい。

長男坊は、何も言ってないのに次男坊の身の回りのお世話から字を書く練習まで、せっせとこなしている。

次男坊は、食事が終わると自分の食器を片付け、みんなの分まで洗い物をしてくれる。

これはどういう現象なのか・・・?

学校や幼稚園で習って来てる訳ではない。

食事の後のかたづけとか今まで口うるさくいうと反発するだけだったので何も言わないでいた。

それなのに・・・???


ココ最近、週末になると、子どもたちは同じマンションのお友達と一緒に食事をしたりお風呂に入ったりする。

お互いの家を行ったり来たり。

学年は違うけど、公園で会うと一緒に遊ぶようになり、子どもを通じて家族ぐるみの付き合いになり、今では兄妹同様、一緒にいるのが当然

のようになってる。

子ども交換、親交換。

それぞれの家にはそれぞれのルールがある。

私たち親は、自分の子同様に接する。

ルールが守れなければ叱るし、良いところはしっかり褒める。

他人の子と過ごすことにより、自分の子の良いとこや気になるとこが発見出来る。

ママ友が「長男坊くん、家の子の勉強みてくれたわ~。」「次男坊くん、ご飯食べたあとちゃんと片付け出来るんやね?」とほめてくれた。

そんなんやった事ないのに何故???と思ったら、友達の家ではそれがルールなので、友達にならってそのルールに従っただけ。

やってみたら、友達のお母さんにほめられた。

良い事なんやと気付く。

自分の家でもやってみる。すると私やかっちゃんは必要以上に褒める!!すると子どもたちは気分がいい。

そして気分が良い事はつづけるようになる。

ママ友も「うちの子、オモチャの片づけができるようになったわ」とか「挨拶がちゃんと出来るようになった」と言う。

自分の子を叱る時はついつい必要以上に口うるさくいってしまうことがあったり、同じ「躾け」でも友達の子にはキチンと伝わるように注意

するのに自分の子には勝手に理解してるものと解釈してしまい、「雑な躾け」になってしまっている。

「人の振り見て我が振り直せ」


自分の親に言われて聞く事もあれば、他人に言われて効果的な事もある。それは、子どもにも親にも言えること。

この相乗効果は実に良い!!!

我が家には子育てベテランのかっちゃんがいる。

近所の子どもたちは「かっちゃん。かっちゃん。」と集まってくる。

毎日、子どもから大人まで誰かしら我が家に来てくれる。お陰でかっちゃんは65歳とはとうてい思えない、いやドンドン若返りを果たしている。

そして必ず、家に来たら3歳児の小さな子でもパパの仏前の前に座り、手を併せる。

小学生にもなるとパパに手を併せて「野球がうまくなりますように」とか「テストで100点がとれますように」と願い事を唱える。

なんかちょっと違うような気もするが、そうやって手を併せてお線香をあげることで、その子の気持ちが晴れたり、安心できたり、自信になったり

するのであれば、それはそれでアリなのかもしれない。パパの存在は意味のあるものになってる。

パパはいつも自分のことより人の事ばかりを優先させお節介ばかりしてきた。

姿なくとも今もその精神は変わらないみたいね。

笑うよね~

2012-05-10 22:11:40 | Weblog
パパが入院中に使っていた巾着袋。

大切にしまっていたはずなのに、長男坊のランドセルからでてきた。

「なんで長男坊がもってるの?」

って聞いてみた。

「だってこれお父さんのやもん。お父さんが使ってたものは俺の宝物やねん。」

「お父さんが買ってくれた物も全部俺の大切な物やねん。お父さんの形見やから俺が大人になっておじいちゃんになってもずっと宝物にするねん。」

大切にしまっておくのもいいけど、こうやってパパの事を想い大切に使うことのほうが、パパは嬉しいのかも。

おまけに「パパは俺に、かっちゃんと、次男坊と、お母さんのこと頼むぞ!と言われてるから俺が強くなって守ったるからな!!」と。

野球でまっ黒に日焼けした長男坊の顔が、小学2年生なのにとても凛々しかった。

その言葉を聞き私が長男坊に「かっこいい~」というと、ニンマリ。その顔は小学2年生の幼い顔になった。

そんな長男坊をみて次男坊は

「ねぇねぇ、おかあしゃん。見て。」と言いコップにはいったお茶を飲みほし「ワイルドだろ~」「コップをここにおくぜ~。」「もう寝るぜ~」

とワイルドに部屋に去って行った。

お兄ちゃんがかっこよくキメてたのに、必ず、次男坊がいつも笑いをさらっていく。

次男坊の後ろに続き、長男坊は「言うよね~。」(IKKO風)と部屋へと去った。

なんだよ、なんだよ、結局のところお笑い好きか~い。




どっちなの?

2012-05-09 23:14:23 | Weblog
いつもご機嫌さんで朝、起床する次男坊。

その次男坊が、今朝はえらくご機嫌ななめ。

朝ごはんはいらないと言うし、幼稚園の制服にお着替えしようと言っても「嫌や!」ととにかくプリプリとあちらこちらにあたり散らしてる。

「幼稚園でお友達が待ってるよ。」というが「幼稚園なんか行きたくない!ぼくはお休みする!!」というではないか。

次男坊は日常、とてもご陽気でなんでも、自分のことは自分でなんでもポンポンこなすタイプで、どちらかというと長男坊より聞きわけ良かったりもする。

そんな次男坊だがひとたび機嫌を損ねると、これまた頑固で何を言っても気に入らなことばかり。

時間がある時は、自分からアクションをおこすまでは、基本そのまま、ほおっておく。

時間なく幼稚園の登園時間がせまってるときは、ギャーギャーいう次男坊を無理やり着替えさせ、「早くしないと遅れるよ!」とせかす。

でも今日はもう休むなら、休んでもいっか。となぜか私がそんな考えになり、「よっしゃ、今日は幼稚園行かんとき。休んだらいいねん。

でも、お母さんは仕事やし、かっちゃんは習い事やし、お兄ちゃんは学校やから、次男坊一人やけど、大丈夫やな。もう5歳のお兄ちゃんやもんね。」

「今日から、ずっとお家に次男坊が居てくれるから、お兄ちゃんもかっちゃんも、お母さんもお外でいっぱい楽しんで帰ってこれるから

助かるわぁ~。一人でお留守番してて、誰か知らない人が来てピンポンしてきたら、やっつけといてや!お母さんは怖いから、任せたよ!」

とそこまで話、私は仕事の準備をしてると「ねぇねぇ、おかあしゃん。ぼくはどうして、ようちえんに行ったらだめなの?」「ぼく、幼稚園に

いきたいよ~。ようちえん、行ってもいい??」と悲しげな顔して私に話してきた。

さっきまでの荒れ散らかした次男坊はどこへやら??

その変わりようについ可笑しくなって笑いそうになったが、私は笑いをこらえ「ようちえんに行きたいの?お留守番してくれないの?」

と言ってみた。すると次男坊は「ぼくはまだ小さいから一人にしたらダメだよ。だって知らない人がきたら僕は怖いよ~って泣いちゃうでしょ。

だからおかあしゃん、お仕事から早く帰ってきてよ!わかった!!!」と言い、ちゃっちゃと制服に着替えていた。

その言葉と行動を見る限り、次男坊は自分が「幼稚園に行きたくない」などと発言しご機嫌斜めだった事など忘れているのか、はたまた、

いつもと違う私の対応が想定外のものだったので、このような結末になったのかは、次男坊にしか解らない。

本日も、朝から息子と母は昨日より少し成長した。

ゴールデンウィーク

2012-05-04 00:47:13 | Weblog
本日の我が家は、朝から長男坊は野球の練習に行き、午後からは長男坊の野球の試合があったので、かっちゃんと次男坊と観戦に行く。

午前中は、天候が良かったのに、試合が始まってからなんだか雲行きが怪しくなってきた。

本日の試合相手は、6年生が中心のチームで体もさすがに我がチームの子たちに比べ人周り大きい。

さて、そんなチームとどんな試合を繰り広げてくれるのかと楽しみ!

試合が始まり、元気な声が飛び交い勢いが良かったにもかかわらず、だんだん声が聞こえなくなり、雲行きが悪くなるのと同様にチームの

雰囲気も雲行きが怪しい。

雨がポツポツと振り出し、これまたそれに伴い、我がチームは大量得点を失う。

雨は本降り、チームはコールド負け。

いいとこ無しの本日の試合。

でもでも、学年も体格も実力も上のチーム相手に大量に点数をとられながらも諦める事なく必死に頑張る姿、かっこ良かった~。

「野球が大好き」

ただそれだけの気持ちで、全力で打ち込むことが出来る。

2年生になり、そこそこチームでも戦力として使ってもらい、どうやればもっと自分は活躍できるのか?プレーがうまくなるのか?

チームが強くなるのか?

そんな風に考え、自主練習もするようになり話しあう事も多くなった。

いつの間にか子どもは成長している。

私のほうが、子どもの成長について行けてないのかもしれない。

子どもの打ち込んでる事に少しだけかかわることで、こちらまで元気になり、また子どもたちの野球に取り組む姿勢に励まされたり、気付かされたり

思い出させてもらったり、学ぶことが多い。

日頃、仕事中心の私ですがこのゴールデンウィークは母親をどっぷりさせてもらってます。

長男坊も次男坊も毎日、楽しませてくれてます。

明日も野球三昧。

一番張り切ってるのは私かもしれないぞ~