家に帰ると、いつもとは違い手厚いお出迎え。
こんな時はきっと何かがあると、身構える。
すると長男坊が
「おかあさん、お誕生日おめでとう。そんで何歳になったん?」と靴を脱ぐ私に聞いてきた。
「ありがとう、お母さんはね・・・」と年齢を言おうかと振り向くと、そこにはもう長男坊はいない。
代わりに次男坊が来て「そんなことより、早くケーキを食べようじゃないか」と張り切って言う。
えーっと・・・誕生日、特別な日、おめでたい、誕生日ケーキ。という考え方はどうやら私だけのようで息子達は誕生日、ケーキ。と直結していた。
以前から誰の誕生日であろうと、ケーキの事ばかりが気になってる息子たち。薄々は感じていたが、やはり私と息子たちでは「誕生日」の
認識が異なっていた事を改めて感じた。
「着替えるから待ってて~」というと長男坊が「アカン、そんな時間はない!俺はもう寝る時間やから先にケーキを分けてくれ」と自分都合。
次男坊も「おかあしゃん早く~。ボクはもう眠たいのだ」という。
仕方なく頂いた誕生日ケーキを冷蔵庫から出しろうそくに火をつけた。
すると次男坊と長男坊の連携プレイ。
長男坊、電気を消す。次男坊、誕生日の歌を唄う。長男坊、ケーキの写真を撮る(そこには主役である私は写ってない)。そして次男坊・・・
ろうそくの火を吹き消す。長男坊が電気をつけ二人は満点笑顔で「いただきま~す」
私「・・・」。
まるで打ち合わせ通りの見事な連携プレイにあっけにとられてしまった。
私の分のケーキをパパの仏前の前に置いて、お線香をあげパパに誕生日の報告をしてケーキを美味しそうに頬張ってる息子たちを横目に
着替えにいった。
リビングに戻るとそれぞれが今日学校であったことや、幼稚園での楽しかったことを教えてくれた。
「息子たちの笑顔は最高の誕生日プレゼントやな」と感じながら仏前の前に座ると、何か違和感。
先ほどパパにあげたお線香がお供えしたケーキに刺さっている。
「これ、どないしたん?」というと長男坊が「あぁ、それ。次男坊がパパがフーッてする番やからって言うとったで。」と食べ終えたケーキ皿
を片付けながら、「それがなにか???」ってくらいで特に変だとは思っていない。
いや、いや、いや。どう見ても違和感やん。だってケーキの上にお線香やで。
しかも、お線香の灰がケーキに振りかかって、まるで、ココアパウダーかのようになってるやないか。
そんな私に次男坊は「おかあしゃんが早く食べないからおとうしゃんが食べるやん」とこれまたサラッと言った。
そうですか、それはどうも失礼しました。
パパ、それでは有難く、お誕生日ケーキを頂きます。
お線香の灰が振りかかったケーキは甘さを控えた大人の味がしたように感じた。
ケーキとお線香・・・時々オカン。
息子たちよ、本日も驚きと感動、そして笑いをありがとう。
こんな時はきっと何かがあると、身構える。
すると長男坊が
「おかあさん、お誕生日おめでとう。そんで何歳になったん?」と靴を脱ぐ私に聞いてきた。
「ありがとう、お母さんはね・・・」と年齢を言おうかと振り向くと、そこにはもう長男坊はいない。
代わりに次男坊が来て「そんなことより、早くケーキを食べようじゃないか」と張り切って言う。
えーっと・・・誕生日、特別な日、おめでたい、誕生日ケーキ。という考え方はどうやら私だけのようで息子達は誕生日、ケーキ。と直結していた。
以前から誰の誕生日であろうと、ケーキの事ばかりが気になってる息子たち。薄々は感じていたが、やはり私と息子たちでは「誕生日」の
認識が異なっていた事を改めて感じた。
「着替えるから待ってて~」というと長男坊が「アカン、そんな時間はない!俺はもう寝る時間やから先にケーキを分けてくれ」と自分都合。
次男坊も「おかあしゃん早く~。ボクはもう眠たいのだ」という。
仕方なく頂いた誕生日ケーキを冷蔵庫から出しろうそくに火をつけた。
すると次男坊と長男坊の連携プレイ。
長男坊、電気を消す。次男坊、誕生日の歌を唄う。長男坊、ケーキの写真を撮る(そこには主役である私は写ってない)。そして次男坊・・・
ろうそくの火を吹き消す。長男坊が電気をつけ二人は満点笑顔で「いただきま~す」
私「・・・」。
まるで打ち合わせ通りの見事な連携プレイにあっけにとられてしまった。
私の分のケーキをパパの仏前の前に置いて、お線香をあげパパに誕生日の報告をしてケーキを美味しそうに頬張ってる息子たちを横目に
着替えにいった。
リビングに戻るとそれぞれが今日学校であったことや、幼稚園での楽しかったことを教えてくれた。
「息子たちの笑顔は最高の誕生日プレゼントやな」と感じながら仏前の前に座ると、何か違和感。
先ほどパパにあげたお線香がお供えしたケーキに刺さっている。
「これ、どないしたん?」というと長男坊が「あぁ、それ。次男坊がパパがフーッてする番やからって言うとったで。」と食べ終えたケーキ皿
を片付けながら、「それがなにか???」ってくらいで特に変だとは思っていない。
いや、いや、いや。どう見ても違和感やん。だってケーキの上にお線香やで。
しかも、お線香の灰がケーキに振りかかって、まるで、ココアパウダーかのようになってるやないか。
そんな私に次男坊は「おかあしゃんが早く食べないからおとうしゃんが食べるやん」とこれまたサラッと言った。
そうですか、それはどうも失礼しました。
パパ、それでは有難く、お誕生日ケーキを頂きます。
お線香の灰が振りかかったケーキは甘さを控えた大人の味がしたように感じた。
ケーキとお線香・・・時々オカン。
息子たちよ、本日も驚きと感動、そして笑いをありがとう。