Invalid Life

「演歌・オブ・ザ・デッド」公式ブログ
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ゴジラ×メカゴジラ

2007年09月29日 04時15分20秒 | 映画・DVD・テレビ番組
えっと、過去、所謂昭和バージョンではなく、新世紀バージョンのメカゴジラ(機龍)編のものです。GMGと略されるらしいです。というか、釈由美子さんが可愛い映画です(え?違うって)。

結構面白いですねぇ。ところどころキモい演出があるけど、テンポもよく、迫力もあって、結構気に入りました。DVD買っちゃおうかって、最後の最後まで思っていました。

ということで、ここから下はネタバレしてます。

最後ね、ゴジラとメカゴジラの戦いは両者リングアウトになっちゃうわけですがね。ここまで盛り上げといて、それはないやろと。そりゃ、続編(を作りたい)との絡みもあるんかもしれんけど、別に全部のゴジラ映画が時系列で繋がってるわけでもないしね。この映画内できっちりとカタを付けて欲しかったです。もう、最後だけでがっくし。

まぁ、望まれてない命なんてないという少女の言葉がゴジラにも被ってるので、ゴジラも死なすわけにはいかない。結局、ゴジラも人類の愚かな行為の犠牲である、という位置付けはわかりますよ。

そうなるとね、構成が悪いってことになっちゃうと思うんですよ。メカゴジラとゴジラは二回戦うわけですが、一回目の戦闘もゴジラはスタコラサッサと逃げるわけですよ。でもね、メカゴジラが暴走したという要素はあれ、ゴジラの脅威は去っていないという認識ですよね、周りの人達は。

そうして、二回戦目。ゴジラはボロボロになりながらも、悠々と控え室に戻って行くわけですが、周りの人達は一仕事終えたって感じで、またゴジラが襲って来るだろうという脅威を忘れ去ってるんですよね。まぁ、内閣総理大臣の台詞で忘れ去ってるというのは言い過ぎかもしれませんけど。

そうなるとね、今度は演出が駄目駄目だったの?ってことになるんですよね。ここらあたりをきっちりと作れていればね、もっと良かったんですけどね。ここらへんが日本映画の限界なんかなぁなんて思ったりして。

映画的な興奮っていうのを折角盛り上げていたのに、急にテンション下げさせられても、ね。もっと上手く最後を落とし込んで欲しかったなりよ。エンドロールの後の場面で、納得するまではいかないけど、ちょっとだけ許したろかなという気持ちにならんかったこともないけど。

メカゴジラの操縦は実際にメカゴジラ本体に乗り込むんじゃなくて、外から戦闘機に乗って遠隔操作するわけですが、そんなんじゃ燃えないよなぁ、やっぱ本体に搭乗しないとなぁ、と思っていたら、最後にやってくれました。ちゃんと本体に搭乗します。うん、これは燃えましたね。そこから先のアイデアがなかったのが惜しいけど。

東宝プロレスがゴジラをゲストに招いてシリーズを開催、エースのメカゴジラが迎え撃ち、一応メカゴジラの一リングアウト勝ち(ゴジラのすかした試合放棄で、メカゴジラが控え室で怒って暴れるというオマケ付き)、一両者リングアウトのブックということで、負けたゴジラも傷付かないという配慮というかアングルを作ったというお話です。はい。

あ、悪人でない中尾彬は初めて見たような気がします。悪人役ばっかじゃないけど、どうも最近はそういうイメージが僕の中で出来てしまってます。それから、ゴジラ繋がりの松井はいらんでしょ。スポンサー絡みとかあるかもしれないけど、大人の事情というものに安易に逃げ込むべきじゃないっしょ。

釈由美子さんは喋らなければ、いい雰囲気を持ってますよね。そう言えば「修羅雪姫」のリメイク版に出てられましたよね。本家の「修羅雪姫」は海外版のDVDで持っていたりするわけですが、釈由美子さんバージョンも買ってみようかな。前に見て面白くなかったような気がするけど。アクション監督がドニー・イェンだしねぇ~。


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