地震リスク delphis manta blue

身近な地震リスク 減災を目指して

<復興を願い 2011.3.11東日本大震災>
<未曾有の巨大災害 記録>

鎮魂 阪神淡路大震災

2007-01-17 | 地震リスク
1.17の今日、地震についてどれくらい取り上げたかを新聞、テレビ番組、新聞広告、テレビコマーシャルについて調べてみた。阪神・淡路大震災から12年がたち、各メディアの取り上げ方、各企業広告ともやはり風化してきていると感じた。

小生は日本経済新聞をとっているので、日本経済新聞朝刊だけをみてみると、1面、社説には残念ながら記事がなく、社会面に「阪神大震災12年」、「千島沖地震の避難率8.7%」の記事があり、首都圏面に「緊急地震速報 川崎市、消防に活用」、「阪神大震災12年防災情報を放送 FM横浜」の記事があった。広告では損保各社の地震保険、東京電力の電気のチェック、NTTファシリティーズの防災ソリューション、尾西食品の非常食梅わかめご飯の地震関連広告が掲載されていた。次にテレビ・ラジオ欄をみると、午前までの番組欄に阪神大震災の文字があり取り上げた番組はNHK、日本テレビ、TBSのみ。午後はNHK、テレビ朝日のみ。特に特集を組んで番組を流すのはNHKのみで、午後10時からのNHKスペシャルが唯一の特集番組であった。民放はまったく特集番組を組んでいない。テレビコマーシャルでは赤防災ずきんちゃんの損保の地震保険が今流れている。

今日の各新聞社社説をみると、朝日新聞は「大火の備え 「緑の壁」で命を守れ」、産経新聞「阪神大震災12年 つねに防災意識の更新を 」、岩手日報「災害は近くやってくる」、河北新報「宮城・山形防災協定/頼りになる隣人目指して」、福島民報「学校耐震化を急げ」、神戸新聞「<震災12年>教訓を形に/「復興」の枠組みをどう整えるか」、山陽新聞「阪神大震災12年 地域の結束強化目指せ」、徳島新聞「阪神大震災12年   語り継ぎ明日に備えたい 」、琉球新報「大震災から12年・地震の備え再確認したい」と掲載されており、他に16日に掲載している新聞社もあった。しかし、社説だけでなくコラムも特集記事もない地震災害にあまり関心を示していないような地方新聞もあり、さらに阪神大震災と記事にした新聞社も多く、淡路のことばが抜けていた。やはり風化してしまったといえる。

風化させてはならない。阪神・淡路大震災の教訓を次の地震災害に役立てなければならない。

注目記事

共同住宅高層化へ特例 密集市街地を解消 大震災教訓に(朝日新聞) - goo ニュース

災害時も商品供給、企業相次ぎ復旧マニュアル(産経新聞) - goo ニュース

被災現場で支払手続き完了 富士火災、専用車を導入(共同通信) - goo ニュース

首都直下地震想定、帰宅困難者訓練 東京・千代田区(朝日新聞) - goo ニュース

阪神・淡路の被災12市、総生産回復せず 全国との格差拡大(神戸新聞) - goo ニュース