DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

テロとは何か

 最近、中国でのテロが目立っている。テロと言えば以前は中東と相場が決まっていたが、中国でも民衆の暴動からテロにシフトしている。これはかなり危険な匂いがする。つまり、犯人の単独行為ではなく、組織的に行われている可能性がある(注:ここではウイグル民族弾圧問題には直接触れない)。
 基本的に独裁制の国なので、テロの目的ほ中国本国の政府への抵抗である。外国人ヘイトデモなんかやってる日本ほど平和ではない(逆に中国の外国人ヘイトデモなんてのは実質的に反政府デモを合法的に行うための隠れ蓑だと思った方が良い)。実は日本でもアイヌ民族の権利主張のデモはささやかながら行われていて、日本とて少数民族に必ずしも居心地の良い国とは言えない。
 とはいえ、天安門のテロでウイグル人が逮捕されたと聞いて、胡散臭さが高まった。ウイグル人は基本的にイスラム教徒だが、これまでは中東のような過激思想はない宗派だった。したがって今回の事件はウイグル民族の全体の総意を反映したものとは必ずしも言えないのではないか、むしろこれまでのイスラム過激派の勢力が中国に飛び火してきたのではないか。まあ銃刀を使ったテロではないから、トレーニングされたテロリストでなくても事件を起こそうと思えば可能ではある。しかし天安門広場と言う極めて象徴的なロケーションで事件が起きたことを考えると、少なくとも思想的トレーニングは過激派から受けているのではないかと疑われる。
 アルカイダのテロリストがもともとアメリカ軍の助っ人影武者として訓練を受け、その後逆に民族自決のためのテロリストに転向したことはよく知られている。つまり、中東のテロもアメリカ側が仕掛けたもの、と言う説はジャーナリストの間でもよく言われる。ならば、今回のウイグル人テロも間接的にアメリカが関わっているのではないか、と言う類推は可能。それでいて、表では国際世論はウイグル人擁護をしているが、なんか二枚舌に見えて大変胡散臭い。ウイグル人擁護の主張自体は正当でも、中国政府に少数民族を弾圧するよう仕向けているのは一体誰なのか。
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