と言うことで、盛岡に戻って、映画館へ。昨年亡くなったゴダールの追悼映画は観となかいと。そろそろSPYxFAMILY劇場版の前売りも出そうだし。盛岡ルミエールはサンダーバード映画以来かな。
観客は少ない。やっぱり盛岡では受けなさそうだな。
なんというか、見れば見るほど、ゴダールの歩んだ映画道はロック史に瓜二つだ。ビートルズから少し遅れて映画史に登場した彼、ずば抜けた才能で映画をひっくり返し、その後も激しく浮き沈みを繰り返しながらも、映画史に大きな衝撃と足跡を残す。
ロックとゴダールにほとんど接点はない。YMOが中国女を引用したことくらいしか、私は寡聞にして知らない。英仏海峡を隔てて、全く異なるアプローチをしているにもかかわらず、ロック史とゴダール史(映画史ではない)はそっくりだ。一方はベトナム戦争を批判し、他方は共産主義を「革命」の名の元に、称賛するような皮肉を送るような政治的語り口を見せる。
孤高、という意味では、ロックよりもサリンジャーみたいなビートニク文学と比較すべきなのか?でも80年代、90年代にも金字塔的作品を送り出したゴダールは、ロック的だ。そして、ロックと違うのは、欧米諸国だけでなく、共産主義圏にまで影響を与え、受けていること(ウォーホルのポップアートか?)。
相似形であることは感じ取ったが、謎は謎のまま。少なくとも、20世紀後半からのサブカルチャーの百花繚乱の中の、映画という文化の全てがゴダールだった。それ以上でもそれ以下でもない。
最新の画像もっと見る
最近の「映画・演劇・美術」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- スーパー戦隊&プリキュア(更新停止)(39)
- 床屋めぐり(101)
- 町歩き(549)
- その他(36)
- ランニング(104)
- 海外事情(72)
- 朝ドラ(843)
- 朝ドラマ(更新停止)(81)
- 町歩き(更新停止)(41)
- 社会・政治(更新停止)(45)
- アイドル(更新停止)(53)
- 音楽(更新停止)(38)
- 映画・美術(更新停止)(18)
- 日記(20)
- うまいもん(更新停止)(85)
- お風呂屋さん(更新停止)(97)
- 日常(500)
- インポート(12)
- 映画・演劇・美術(303)
- アイドル(1429)
- スーパー戦隊&仮面ライダー(1379)
- 音楽(724)
- 社会・政治(973)
- 銭湯・温泉(1593)
- 旅行(144)
- グルメ(1243)
バックナンバー
人気記事