DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

猫舌とは何か

 ヤフー!トップページから人生相談みたいなページへのリンクがあり、「熱いラーメンが食べられず、さめるのを待っていると店のオヤジに食べる気ないのか、と怒られます」と言うのがあった。まあ食べ方はその人の自由ではあるけれど、ある意味これもモンスターな意見だな、と思う。
 つまり、猫舌は一般的にはその人の個性として受け入れるべきものではあるが、そうは言ってもニンジンが食べられない、ピーマンが食べられないなどの好き嫌いと同様で、許容はしても品位のない人だと言うそしりは受けてしかるべきではないかと思う。
 猫舌はアルコールに弱いとか、アレルギー体質と違い、個人ごとの体質に依存したものではなく、誰もが子どもの頃は熱いものは苦手だったはず(小学生で熱いお茶を旨そうに飲むことはあまりない笑)。つまり、熱いものを美味しいと感じるのは個人差ではなく家庭での躾の差であると思う。熱いものを熱いうちに食べられることは本来ぜいたくなことであり、熱い食事に感謝する気持ちが熱いものを美味しいと感じる「文化」だと思う。
 もちろん、寿司のシャリとか、熱く炊いたご飯を冷ましてからいただくと言う「文化」もまた存在する訳だが、そういう例外を除けば、熱いものを熱いうちにいただくことを良しとする文化には、熱い食事、言い換えれば貴重な熱エネルギーをありがたいと感じる気持ちの表れであり、同時に熱いものが食べられることで暗に「私は健康です」と言うメッセージにもなる(病人にはアツアツの食事は無理ですよね)。私は熱いものを美味しいと感じる文化にはこのような合理的理由があると思っているので、猫舌の人を嫌いとは言わないが、品位がないくらいの評価をすることはある。
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