DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

学徒出陣の碑@国立競技場

 オリンピック招致による国立競技場の大改装が構想され、この学徒出陣の碑がどうなるか、と言うニュースが10月にあり(その後、この碑が残ることに決定、と言うニュースもあった)、少し時間が経ってしまったが参拝してみる。
 碑の解説によれば、昭和18年10月2日、文科系の大学生、高校生らがここから戦場に向かったと言う。当時は国立競技場ではなかったが、こうして学生が集結できる場所であったと言うことは、当時から何らかのスポーツイベントが開催できるような設備があったと推測される。
 スポーツのあるところに戦禍のにおいあり。私はこのニュースを聞いていっそう五輪反対の意を強くしていた。スポーツが健康増進のために若者、いや老若男女すべての国民に必要なものとはいえ、やはり日の丸を背負った競技には少なからずきな臭さを覚えずにはいられない。
 この学徒出陣式でも万歳三唱が続き、大変な盛り上がりだったと碑にあるが、招致発表時の高揚感も冷静に考えると手放しでは喜べない。
 夜間は表のゲートは閉まっており、裏口から入って参拝したが、たくさんの若き魂を失った戦争の怖さを忘れている日本人はもう一度この時代を思い出して欲しいと思う。隣の国に、60年も昔のことを蒸し返すなと言うが、むしろたった60年でこういうことを忘れて良いのか?あのむごい歴史を簡単に繰り返して良いのか?
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