民族の誇りなんてただの“中二病”

　今や世界中でムスリムを中心として（そして極東にも別の差別意識が）広まっている。なんかああいう対立を見ていて、どっちに肩入れすると言うより、大人気ない、みっともない、と言う感覚が先に立つ。
　民族の誇りは歴史的に見ればそれなりに理由や根拠はあるのだろうが、現実の生活空間でやりあっているのは、武士が口喧嘩レベルで刀を抜いてしまうようなみっともなさに映る。
　個人の努力で勝ち得た誇りならともかく、民族の誇りで相手に圧力をかけ、他者と対立するのは、パワハラ、セクハラとどこが違うのか？と思う。民族対立をなくすために、誰か“ロミオとジュリエット”みたいな宗教を超えた駆け落ちでもいたら意識が変わるんじゃない？