なんと言ってもすごいと思ったのは、確かに瀬長亀治郎と言う人物が台風の目にはなっているが、沖縄県民の結束の強さだ。映画に登場する集会にはどれも5万人、10万人と言う民衆が集まる。米軍占領下の時代を中心に描いているが、翁長知事の現在まで、その結束が続いていることにただただ驚嘆する。つまり、沖縄県民とは、民主主義は“勝ち取るもの”だと言う意識が血肉で理解している県民なのだと感じる。
そして、米占領軍の圧力に屈せず、命がけで県民の解放のために生きた主人公は本当に素晴らしい人間だ、と言う感嘆の一言に尽きる。那覇市長を不信任決議案で追放され、さらに議会を解散し再度民意を問うも、米軍のでっち上げの指令で立候補すらできなくなった状態に追い込まれてなお希望を捨てず笑顔で勝利宣言すると言う肝っ玉の座り方!(実際、次の市長は亀治郎の後継者が当選した)
民主主義とは、地方自治体の長とはどうあるべきか、中央政府からの圧力にどう立ち向かったらよいか、まさに歴史から学ばされる。時間はかかっても決して屈しない沖縄県民には本当に心から敬意を表したい。そんなドキュメンタリー映画作品。
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