DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

Ron Trent & Chez Damier @ eleven countdown to 2013

 あけおめ。

 結局大晦日まで今年のカウントダウンはどこにするか悩んだ。VISIONのDerrick May & Kevin Andersonも候補だったが、今年はシブイところに行きたくなった。あるいは、旧Yellowと言うクラビングの原点に返ってみたいとも(TシャツもWe partied at Yellowを着て行った)。早い話、人生同様悩んでる。紅白前半を見ながら聖書やコーランをパラパラめくる。2000年の昔も現代も人はいろんなことで悩んできた。ただ、無秩序の中から秩序を組み上げて行った時代と、これまで秩序があったはずなのに秩序が壊れつつある時代とで、信仰で救われるのか、分からない。工業化社会以降は天候などの自然に生活が左右される訳ではなく、あからさまに人間の能力が問われる。能力評価が前景化すればするほど、動物が直接自然と対峙するように人間は他者と対峙しているように感じる。音楽が救ってくれる訳ではないが、信仰者は神と対峙し、救いを求めたり赦しを請うたりする。音楽は偶像崇拝ではなく、対峙して未来に救いを求めるためにある。
 カウントダウンの日は少し早めにクラブに入る。通常のパーティならピークは2時や3時だが、この日のピークはやはり0時。とはいえ、9:40六本木はいくら何でも早すぎだ、ヒルズ周辺を散歩するか。中国大使館周辺で小さなデモがあったが、領土問題ではなく宗教問題のようだ。人気の少ない住宅街、六本木にも日常生活があるんだな。
 さてeleven、まだスカスカなフロアで身体を揺らす、もう樽酒が振る舞われてる、気が早いな、と言いつつおこぼれに預かる(笑)。メインフロアは11時過ぎにはアゲ始める、その時はガラガラでも1時間後には確実にいっぱいになるから。
 早い時間はもちろん前座の日本人DJが回していたが、フロアの空気をアゲ切って11時半にはRon Trentに交替。カウントダウンが終わり新年を迎えてから満を持して登場、と言う筋書きを予想していたので意表を突かれた展開。もちろんカウントダウンはロンが。
 と言うか、こういうアフロな黒いハウスでガッツリ踊るのは久しぶりなので新鮮。タテノリにヨコノリが加わって良い感じ。Joe Claussellなんかはもっと燻し銀のディープハウスをかけるが、彼のはまさにNYハードハウス、ボトムヘヴィーでかつファンキーなトラックに、ロンのミックスがカラフルなテイストを付け加える、昔のYellowだったり、それこそ芝浦ゴールドの時代を彷彿とさせるザ・NYハウス。それでいて単調ではない、Soul Trainのテーマ(懐かしい!)からJoey Beltramみたいなテクノにつないじゃうあたり、何でもありのNYガラージハウスの伝統はしっかり守られている。
 後半はUSディスコっぽい、ディスコと言ってもAbbaやBonnie MじゃなくてEW&FやJames Brown系のもっと濃いの(インスト物)がかかるイメージ。
 さて2:40頃にChez Damierに交替。最初はアフロ度高いシブイガラージハウスから入るが、黒っぽさは維持しながらどんどんアッパーに。こういうパーティは久しく来てなかったなー。スピリチュアルでありながら単調にならず踊れる。
 しかし、NYハウスって多少は大人の音楽だと思っていたが、これだけアゲてピッチもかなり高速、キッズ向けアッパーなテクノに近いものがある。そういえばフロアにTOBYさんをお見かけした、あの人なら恵比寿リキッドで卓球×田中フミヤじゃないの?それだけテクノっぽいセットが期待されてたみたいだ。
 そんな訳でこりゃ5時までがやっと、まだ真っ暗な西麻布に飛び出す。元旦の朝なので初詣と初日の出どうしよう、神谷町まで歩いて愛宕神社で初詣初日の出しよう、と神谷町を目指したものの、神谷町に着かない。間違って溜池山王に出てしまったので、赤坂日枝神社に計画変更。日枝神社も高台にあるけど、周囲は高層ビルだらけ、初日の出なんて見れるのか?
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