DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

DISKREVIEW: L'affaire Louis' Trio / Le Retour de l'Age d'Or

 1988年の作品。いわゆるバブル時代のカフェミュージック(ジャズとポップスの掛け合わせ)。特に名盤という感じもないが、バブル的なケバさはなく、ユルさが癒しになって今聞いても嫌味がない。
 なんか今の時代は癒しの意味がずれてる気が。明日の活力を得るために癒しがある、という効率主義的な効果を期待するが、そもそも効果を期待する時点で癒しじゃない。「コーヒーを入れたから飲めよ」という他愛のない世界感に本当の癒しを感じる。
 パンクの時代もそうだが、自由な意味での“安っぽさ”は大事だ。フレンチポップは気取っているようで実は適当なところが面白かったりする。この3人組もアルバム全体が小芝居になってるんだよね。そういう街中でバスキングしてるようなリラックスした感じがバブルの時代のチープさというきわめてニッチなところに見られ、興味深い。
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