事務局長の挨拶、アムネスティは人権団体であり、政治団体ではないと明言。つまり、ここではミギの人、ヒダリの人が政治的な立場を問わずに団結できると言う点で大変大事なことだ。
登壇者は匿名(HN)で参加しており、実際に身の危険を感じる立場の方々からお話が聞ける貴重な機会。
1人目の登壇者は前回も登壇された日本人留学生。直近の整理だけでも明確に香港政府が態度を変えたのがよく分かる。デモでの覆面禁止、マスクして逮捕されるとかあり得ない(さらに、デモ自体がほぼ禁止)。独立を主張するのではなく言及しただけで教師資格取消。国安法だけでなく、他の法律の選択的適用が進んでいるのもヤバい。
なるほど、ウェブメディアが生配信するから、参加者が減っても視聴することが参加になると言うことか、さすがにそれは逮捕はできない。アマゾンの日本人技術者に香港人が多いと言うのは知らなかった。不動産投資が移民を考える上で必ず考慮されると言うのは日本人からすると分かりづらい点。
なるほど、香港の問題は国際政治が凝縮されているからこそ、香港人の生の声は大事ですね。香港人受入が日本のため(彼らは投資で日本に来る)と言うのは聞かないと分からないね。
2人目も日本の方ですね。ビジネスの話(企業弁護士のお仕事をされている様子)。当然の話だが、香港政府は独立性が高いので、そもそも中国政府が決めた法律を香港議会を通さずに適用していることが問題。さらに、身柄拘束も、まだ広がってはいないが、香港の法律を逸脱した拘束をかけて来るかも。
当然企業からの相談は多いが、撤退は少ないと言う。撤退するのは国安法に関係なく業績悪化などの理由が大半とか。
3人目、リンゴ日報社長逮捕について。さすが反骨ジャーナリズム、社長が逮捕されてからずっとライブ中継。しかも売上も一気に伸ばしたと言う。そんな新聞に広告を出す企業も良いね。商品を広告しながら意見広告でもある。すごいな香港、お金も政府が発行したお金よりも民間が発行するビットコインを信用するのか。広告を見るだけでも楽しい。街頭デモをやらなくても市民が普通に意見を表明できる環境としてリンゴ日報は存在するのですね。売上も伸ばしているのはすごい。
レノンウォールも過激化して結果的に下火になった中、この話はすごい希望が持てる内容だなあ。
最後の登壇者はベラルーシに取材中の香港人フォトグラファー、つまり香港と同時にベラルーシの現状も聞けることを期待。
へー、ベラルーシってロシア帝国とソビエト連邦の間に独立していた時期があったのか。ナチスにもソ連にも苦しめられた悲劇の国。今は独立国ではあるが、ご存知の通り独立後25年間ルカシェンコの独裁。ベラルーシも家族でデモ参加するのですね。
ベラルーシのデモの特徴は女性が頑張っていること。男性は弾圧や戦争で犠牲になるので、女性の人口が多いらしい。
香港人から見ると、ベラルーシのデモは香港ほど殺気立った感じはしないらしい、もちろん弾圧は激しいのだけど。
白赤白の国旗がビジュアル的にインパクトがあって、映える映像でもあるな。
登壇者の人権擁護上、今回のイベントのアーカイブはされないとのこと。
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