
今日は剣崎から深場釣り。
毎年恒例の新春釣りで、常連さんたちで仕立ててるというか、予約乗合というか、山田正美船長が常連の深場好きに声をかけてのスポット出船。
先週の日曜にはキンメ+アコウの予定だったのだけど、あいにくの雪で出船中止。
この日の成銀丸の待合には、顔なじみの常連さんが勢揃いしてましたよ。
偶然に粕川さんにもバッタリ(偶然とはいえ、1月に会うことが実に多い)
トウチュウでマダイ取材だそうです。
右の8号船がアコウ、左の18号船がマダイ乗合。
今日はアコウ専門なんで、剣崎沖というか洲崎沖に直行。
雲の間から、天使の階段がおりています。
空気が澄んでいるせいか、大島も近くに見えます。
三原山にはまだ雪が残っています、うまく写真に収められなかったですが。
第一投は470mラインから。
成銀丸のアコウは順番投入の同時巻上げ。
底を叩いていると、コツンとしたアタリ。これは本命とは違いそう。
上がってきたのはチョッピでした。
次の流しでは、いいアタリ。
オモリを底につけて糸を送るも、出て行かないです。潮がほとんど動いてない。
巻き上げ途中もおとなしく、ほんとに本命かな、、、と疑心暗鬼になったくらいです。
しかし、ボカンと浮いたのはまずまずのアコウ。
2.3kgありました。
このタッパの高さをみてください、でっぷりしたアコウですよ。
アコウも季節、海域で味の違いがありますが、これは捌いて見るとしっかり包丁を締め付ける極上A5ランクの身でした。
流し換えのたびにぽつんぽつんと本命アコウが顔を出すんですが、とにかく潮がぜんぜん動かないため苦戦。
上の写真のカラスザメが多く、すぐに餌を齧られてしまいます。
うまく餌取りを交わせばアコウが食ってくるという感じ。
この日のタックルは、ディープオデッセイRとCX-4HP。
ディープオデッセィRは500号を使う伊豆外房地区のアコウや600号を使うベニアコウにチューンされたモデルなんで、剣崎沖の300号アコウにはオーバースペックなんですが、アコウの場合あまり軟らかい竿を使うと仕掛けの動きが悪いので、このくらい強い竿でちょうど良いです。
なによりもこのロッドは感度が良いのが強みで、カラスザメが餌くわえて悶えているのも竿先にでます^^;
カラスに触られているのがわかったら、巻き上げてカラスを振り落としてまた落とす、など努力もしたけど、カラス攻撃はなかなかやまず^^;
餌はサンマとスルメを切ったのをメインに使ったのですが、カラス攻撃が強烈なんで、少しでも食われにくそうな餌で、この時のイワシを使用。棚も底から3mくらい上げちゃおう。
すると、ぐんぐーんと綺麗なアタリが出て2本目アコウを追加。一番下針のイワシに食ってきました。
結局、この日は2.3kg, 1.7kgの2本で終了。
船中では10人で3kgを頭に10本のアコウが上がりました。
最初から最後まで潮が動かないので、カラス軍団にやられてアコウまで餌がいかなかったという感じです。潮色は良く、もうちょい潮が動けば、がらっと変わる釣果になりそうな感じでした。
来週27日(日)にも、予約乗合でアコウ募集中だそうです。別に常連さんでなくとも乗船可能なので、興味ある方は船宿までお問い合わせください。
長さはそれほど変わらないですが、身の厚みやタッパがだいぶ違います。
手前の方は身肉が厚くてずっしりと重たいですよ。
これがアコウのうきぶくろ。子供のこぶしくらいの大きさです。
気密性が高く、腹から出しても風船のように膨らんでいます。
これが、500号オモリをものともせじに提灯行列を作る浮力の原因ですね。
さて、けっこう食べ出があるアコウですが、まずはやっぱり鍋だよね!
アコウ鍋とキンミヤで幸せな晩酌。
アコウ鍋は、とても良い出しがでます。
締めはうどんで。うどんはもちろん小豆島手延生うどんです(^^)
そして翌日は兜煮、アラと一緒に甘辛く煮付けます。
数ある魚の兜煮の中でも、アコウはとりわけ調子が高いです。
目肉、唇肉、喉肉は超絶品、頬肉、鎌肉、頭肉も絶品。
[剣崎松輪港 成銀丸]
http://www7.ocn.ne.jp/~narugin/
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