マッスルゾイドバス

プラモデル、バスフィッシング、スポーツジムと趣味についてのブログです。

紀伊半島の夜の山道①

2014-06-02 18:32:08 | 釣り場での不思議な話
1万hit記念として私の経験した3大不思議体験の1つを語りたいと思います。色々な趣味の方がこのブログを見てくれているので、皆さんが共感しやすい不思議な出来事を記事にさせてもらいます。これは実話ですが、何ぶん古い話なので記憶が曖昧なところがあります。人に話しても現在のところ、霊障などの問題はなかったです。一応自己責任で読んでください。話が長いので3部に分けます。決してその場所に行きたいや探したいと思わないでください。何かあっても私は責任が持てませんので。以後語り口調になります。

今から10年ほど前、当時バスフィシングブームでバスフィシングに明け暮れていた私は念願のボートを購入しバスフィシングを楽しんでいた。丁度、ボート購入後の初めてのゴールデンウィークで、4日間の大型連休が出来た私は念願の紀伊半島バスフィシングツアーを実施することになった。初日は池原ダム、2日目は七色ダム、3日目は十津川ダム、4日目は当時まだ名の知れていなかった島ノ瀬ダムといった感じだ。十津川・島ノ瀬ダムは初めて行く場所であり、特に島ノ瀬ダムは爆釣していると話を聞いていたので非常に楽しみにしていた。ただ不安な事として、当時大きな地震があり道が半壊している可能性があると言うことであったが、なんとかなるだろうという気持ちで出かけたのであった。ネットの情報収集やナビがなかったので、地図だよりの無謀な旅であった。そして問題の不思議体験は2日目の夜に起きたのであった。


●二日目の夜、おくとろ温泉にて
初日、池原ダムでよく釣れ、2日目はとなりの七色ダムで58cmを釣り上げた私は七色ダム近くのおくとろ温泉で温泉を楽しんでいた。十津川ダムへの国道が崖崩れを起こしていたが、現地の方から道は悪いが林道があるのでそれで行けばどうですか。道教えますよ、1時間ほどで着きますよと現地情報を得ていた私は、3日目の目的地、十津川ダムに意欲を燃やしていた。その後、駐車場で少し休んでいたのだが、道を教えてもらった安心感、今回の釣行の滑り出しが良かった満足感、疲労感により温泉の駐車場で寝ていたようだった。時間を見ると23時、普段なら知らない山道は夜走らないようにしていたのだが、デカいのが釣れた興奮、新しい釣り場で朝一で釣りたいと言う期待感に負けて十津川ダムへ出発したのであった。

●林道から獣道へ
国道横に教えてもらった林道への入口を見つけた私は、その道にハンドルを切った。10分程度走ると道に分岐があった。これは情報になかったが片道に最近車が走ったあとがあったので、そちらの道を走ることになった。30分程度走ると私は不安に包まれた。
林道が獣道のようになってきたからである。道の両サイドから木が生い茂り、木の枝が車のボディに当たったり当たり、石か何かが車の屋根に当たったり、なんと道沿いにに鹿の親子が走っていたりとひどい道になっていた。これはUターンしないといけないかなと思い、Uターンできる場所まで行こうと決めた私は、さらに道を進むことになった。

●神秘的な林道
Uターンできる場所を探して進んでいたのだが、獣道がいきなり林道へと変わってきたので、このまま進んでええんちゃうかと言う気持ちになった。この頃から周りに霧が発生していた。山道でしかも夜なので事故に注意するべく、ゆっくりと走行していた。外には月明かりが輝いており、虫や動物の声や気配を感じる。かなり山の中まで来たようだ。林道に入って1時間、多分教えてもらった道を間違えたようだが、ここまで来てさっきの獣道を戻る気力もなく、道も林道になったのでこのままどこか地名のわかる山の麓まで行き、地図で確認しようと決めていた。不安・恐怖感があったが林道を進むしかなかった。すると目の前に霧が壁のように塞がっていた。注意して前に進む。霧の壁を抜けるとさっきまでの道と様相が一変していた。道周りに木が生えているのは変わらないのだが、木の樹皮が白いのである。周りの木が月明かりで白く幻想的に輝いている。さらに木の一本一本が太い。まるで異次元へと入ったようだった。さっきまで感じていた虫や動物の声や気配があまり感じなくなり、霧が白い木の間を生き物の様に漂っていた。神秘的でこの世とは思えない美しい場所であった。この頃から道に迷った不安・恐怖感がなくなったと思う。神秘的な場所に迷い、現実感が薄れ、自分が体験しているのに物語を体験している様な不思議な気持ちになっていた。幻想的な場所に酔いながら道を進むのであった。


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