マッスルゾイドバス

プラモデル、バスフィッシング、スポーツジムと趣味についてのブログです。

ラジオ

2015-08-14 17:53:39 | 釣り場での不思議な話
ではお盆なので私が体験した中で一番怖かった事を記事にします。 お盆に釣りをしなくなった理由ですね。 これもちろん実話です。 怖い話が嫌いな方、読まないようにお願いします。 この記事でのコメントは返しません。 では自己責任でどうぞ。








①某釣り場にて

今から5年前になるだろうか。 台風後の某I原ダムにお盆休みにバス釣りに行った時のことだ。 釣行数日前に台風が通過しており、水質の濁りが酷く雨が降り続いている状態でボートの釣りをしていた。 台風後の雨と言うこともあり、湖上のボートは数艇で、しかも皆がバックウオーター(流入河川)に行っており、本湖には私一人と言う状態であった。
雨がモヤのようになり視界が悪く、昼間だが薄暗い雰囲気だ。 周りには釣り人がいないので雨の音とインレット(流れ込み)の音しか聞こえない。 最初はバックウオーター(流入河川)に行こうと思ったが、人気があるため釣り人がいると思い、人気の少ない本湖の無数にあるインレット(流れ込み)で釣り開始していた。 周りに釣り人が全くいない状態であったが、この作戦が当たり、40~50cmが良く釣れ、しまいには58cmが釣れると言った状態。
雨で蒸し暑いが来て良かったと満足な状態であった。




②某ワンド(入江)にて

時間は10時ぐらいであろうか、本湖の某ワンド(入江)で釣りをしようとしていた。 エンジンを止めて電動モーターでゆっくりと奥を目指す。 奥に小さな滝があり、雨の音と共に水の流れる音がする。 それ以外は何も聞こえない状態であった。
奥に入る前に周りの小さなインレット(流れ込み)にルアーを投げていく。 良サイズが釣れて奥の小さな滝も期待が出来そうだ。 早まる気持ちを抑えながら奥に進むのであった。





③ラジオ

奥の小さな滝から20M付近で雨の音と共に、人の声が聞こえ始めた。最初は耳鳴りかなと思ったが違うようだ。 良く聞いてみると滝の方から男性と女性がアップテンポ良く話している。 雨と滝の流れる音しかしない山奥なので良く聞こえる。 はっきりとした喋り方や通りの良い声でラジオ流れているだと思った。 誰かがラジオを聴いている、しかも奥の滝付近。 でも滝付近の周りは奥深い山中で道はなく、入るとしてもボートでしか入れない場所だ。
考えられる事として誰かがボートで入るだが、周りにボートは見当たらない。 もしかしてボートが転覆して避難しているのではと考えると助けに行かなければならないと思うのであった。




④声かけ

その時ぐらいだろうか、周りの雨が体にまとわりつき、体が重く感じるようになった。 蒸し暑い状態なのに鳥肌がでて寒い。 これは人ではない何かと思いつつも、ラジオのような音が滝の方から鳴っている。 滝の周りは木が生えており、はっきり滝が見れない。 目を凝らしてみるが人影が見えない。
電動モーターで滝の方に進む。 滝に後10Mぐらいで、怖くて体が固まり始めた。 怖い、これ以上進むのは危険だ。  
怖くて仕方なかったが、もしかして人がいて何らかのトラブルに見舞われているかもしれないので、気力を振り絞り、誰かいるんですかーと大声を上げた。
するといきなりラジオのような音が大きく聞こえるようになった。





⑤音

耳を澄ますとラジオのような音がはっきり聞こえる。 ラジオと思っていたがこれは違う。 色々な音が聞こえる。 
子供たちの笑い声、包丁でリズミカルに何かを切る音、人が歩いている音、何かを動かしている音、夫婦らしき人々が話している声、動物の鳴き声・・・・・。
まるでダム底に沈んだ村がそこにある様にあるようだ。 滝に何かあるのだろうか。 なぜかそこに行かないといけない気がした。 呼ばれている気がする。





⑥山風

突如、滝の上の森の一部が、大きく揺れ始めた。 山風だ。 ゆっくりと滝の方に木を揺らしながら近づいてくる。 
違う、山風ではない。 車ぐらいの大きさの何かが降りてきている。 何かが走りながら山を下るスピードだ。 
何かから物凄い敵意を感じる。 今まで感じたことのない敵意だ。 恐怖で目が離せない。 
あれはヤバイ物だ、やばいやばいやばい早く逃げろと思うが、体も恐怖で動かない。 





⑦動物臭

もうすぐ森を抜けて滝に何かが出てくるとなった瞬間、体が急に動くようになった。 滝に背を向けてエンジンをかける。 エンジンがかかる。 何とも言えない鼻を刺激する動物臭が背後からする。 振り返らずにフルスロットでエンジンをかけて滝から逃げ出した。 





⑧現実か幻か

ある程度、離れて心が落ち着いてから後ろを振り返るが、まるで何事もなかったように、風など吹いてない静かな山と滝と雨音だけが聞こえるだけであった。 今のは何やったんや、幻かと思ったが、あの匂いがうっすらと鼻に残っており、実際に体験したのだと理解した。
鳥肌が収まらない状態で帰路に着くのであった。













今思い出しても怖い体験でしたね。 その某ワンド(入江)ですがその後、行っもなんも変わった事はなかったです。 いや1つだけありました。




次の年の春に某ワンド(入江)で60オーバー釣りました(笑) イエーイヾ(@⌒ー⌒@)ノ

それにしてもいったいなんやったんですかね。 その後、色々聞いたのですが、その某ワンド(入江)で今まで特に事故や怪奇現象はないようです。 この事件以来、お盆には釣りに行かなくなりましたね。 釣り大好きなの私が、お盆は釣りに行かなくなるほど恐怖を体に叩き込まれたんですね。 おー怖(笑)
まあ皆さんも、お盆は釣りなどの殺生は控えたほうが良いかも。 怖い体験しちゃうかもしれませんね。

では今日はここまで、連休ですがお盆で家で過ごしているゾイバスでした。



追記:不動明王なんとかGETしました。 不動明王クエスト、巷では天草いると難易度が大きく下がると(゜o゜;;  天草GETせねば(使命感)
次は獣神祭で天草狙います(^O^)  前回の獣神祭奇跡再びか、興味のある方、記事載せますのでまた見てください。

ドンドンドンドン③

2014-10-01 19:51:09 | 釣り場での不思議な話
●誰も行ってないよ
風呂から上がり、ダイニングに行くと皆が楽しそうに話していた。私は、扉叩くとか迷惑行為止めてくださいよ。しかもあんなに強く連打するなんて常識考えてくださいよ。家の方の迷惑考えてくださいよ。非常識すぎますよと怒り気味に話した。すると皆がキョトンとした顔で誰も行ってないよと返事をしたのであった。確かによく考えてみると、他人の家の扉を強打するような非常識な人はメンバーは誰もいない。しかも誰かが来たなら部屋の扉の開閉音を聞くはずなのに、その音を聞いていないのである。嫌な汗が出るのがわかった。

●車に4人目が乗っていた
その後、トラブルなく朝を迎えることができた。その後、あまり釣りをする気分ではなく旅行は終了した。帰ってきてからも皆あのことを話そうとしなかった。多分、家まで着いてくるとは思わなかったからだろう。何とも言えない恐怖感が口を重くした。しばらくしてCさんが車を売った。ボンネットに老人が乗っていたり、何かにハンドルを切られた車だ。旅行後、塩を撒いたり、お祓いなどしたみたいで特に怪奇現象はなかったのだが、気味悪いと思ったのか新しい車を購入していた。

実は旅行の最終日にBさんが私にぼそりと話したことがあった。池からの帰り道、後ろの車から前の車を見ていると、3人乗りなのに後部座席にもう一人座っていたと・・・・。

●真意は
私の方は家に戻ると、急いで近所の大きなお寺に参拝した。今回の怪現象は良く考えるとすべて私の周りで起きており、Bさんの言葉で、後ろに何かが付いている気がしたからだ。その後、怪現象は起きていない。私の家系に関係する何かなのか(その場所に親族が亡くなったと言うことは聞いてない)、それとも私と霊的波長が合ったのか不明である。その池だがネットで調べると昔、子供が溺れたり、事故があった池らしい事がわかった。以降、ネットに載っていた記事である。参考なればと思う。

淡○島では屍体をため池に投棄する習慣があったそうだ。飢餓や疫病で墓地に埋葬しきれない量の屍がでたときや罪人などを屠ったときにそうしたらしい。当時そのため池は「三萬」(さんまと読む)と呼ばれ倦厭されていたが、現在知っている者は少ない。そしてその多くは、未だに名も無き小さなため池として淡○島に散在している。バスフィッシングで淡○島に行く人、池に釣り糸をたらす前に周囲を確認。
もし水辺に地蔵が立っていたら、そのため池は「三萬」である。

その池には2度と行ってないので真意は不明である。




いやー書いて読んでみると結構怖いですね。番外編として私の知り合いで夜釣りをしていた方がいたのですが、ある出来事があって釣りを止められた方がいましたね。どうも、夜釣りをしていると沖にゴミのような物が浮いてきて、それに目掛けてルアーを投げるとよく釣れる。徐々にそれがこちらに近寄ってきてよく見ると女性の鼻から上の部分だったと。なんとか家に帰り家族で寝ていると、夜中に天井にその女性が忍者のように張り付いており、家族全員で見た、もう釣りはいかんと話されてた方がいました。
結構、釣りの怪現象てお持ち帰り率(笑)が高い気がしますね。皆さんもお持ち帰りには注意してください。では。

ドンドンドンドン②

2014-10-01 19:50:51 | 釣り場での不思議な話
●走り出すBさん
車に私とAさんが戻り、暑いのでCさんの車中でクーラーを効かして、他のメンバーが釣り終わるまで待つことにした。Bさんの話は薄気味悪い感じがあったが、車の中でAさんと話している内に忘れていった。30分ぐらいして他のメンバーが帰ってくるのが見えた。車中に居ることが解るように車のライトを点灯した。すると歩いていたBさんが車を見た瞬間に釣り道具を放り投げて、うわーと声を上げて池側に走り出した。周りにいたメンバーもパニックになったが、直ぐにBさんを追いかけ、池のふもとでBさんを発見。話を聞くことになった。
恐怖で青ざめたBさんによると、車のライトが付いた瞬間、車のボンネットに血まみれの老人がいてBさんを見ていたと・・・・。
こうなると見間違えなどの話ではない。ここはやばい、急いで帰ろうと言う話になり、急いで帰ることになった。
ただ車に乗るメンバーについて少し問題が起きた。車2台で来ていたのだが、ボンネットに血まみれの老人がいた車に誰が乗るかだ。話し合いの結果、車の持ち主であるCさんが運転手、助手席に私、先輩のDさんが後部座席、もう一台にAさん、Bさんと他の方が乗ることになった。乗りしだい急いで出発となった。

●読経
私たちの車が先頭で帰ることになった。街灯が少ない田んぼ道を通り、国道を目指す。血まみれの老人が道端に立っていたらどうしようと恐怖いっぱいの帰り道だ。必然と奇妙な緊張感が車内を漂っており、誰も話さない。とにかく人通りの多い国道に戻りたかった。田んぼ道がら国道が見える所まで来た。緊張感が減っていく。なにか流しましょうと運転士のCさんがカーステレオのスイッチを入れた。ステレオからなにかボソボソと話し声のような音が聞こえた。これなんですかと言った瞬間、音量が大きくなり室内に大きな音で読経が流れた。
この後、車内で恐ろしいことが起きた。後部座席のDさんがうわーと大声を上げ、運転手のCさんがハンドルを大きく切り、田んぼの横道に落ちそうになった。
急いで車から田んぼ道に出る。後ろから来た車のメンバーが大丈夫かと助けに来てくれた。話を聞くと後部座席のDさんは、読経が大きくなった瞬間に足元を何かが通り過ぎたとビックリした顔で話す。運転手のCさんは、読経が大きくなった瞬間に何かにハンドルを切られたと青ざめた顔で話された。もう少しで帰れるからとお互いを励まし、恐怖感が半端なかったが国道を通り、Aさんの家に帰宅した。もし何かが襲ってきたらどうしようと思ったが、トラブルなく帰ることができた。

●ドンドンドンドン
Aさんの家に帰宅した私たちは恐怖で最初はだんまりしていたが、時間の経過とアルコールにより恐怖感が薄れ、すごい体験したなー、職場でみんなに話したらびっくりするやろと笑い話ができるくらいになってきた。気分が落ち着いてきた事により順番でお風呂に入ることになった。この家の風呂場だが扉向こうの部屋に、トイレとお風呂がある状態であった。簡単に言うとトイレ・お風呂どちら使用していても、部屋の扉の開閉音で誰かが来たのが解る状態であった。そうして私の入浴の順番になり入浴することになった。
風呂に入っているとといきなり風呂の扉が、ドンドンと強めに叩く音が聞こえた。私は誰かが遊びで扉を叩いているのだと思い、止めてくださいよーと声かけした。すると扉の叩く音が数十人で叩くように、ドンドンドンドンドンドンと激しく叩く音が聞こえた。私は誰かが更に調子に乗ってしているのだと思い、いい加減にしてください。怒りますよと大きな声で怒り気味に話すと音がピタリとやんだのであった。イタズラにしてはやりすぎやな、出てからちょっと注意させてもらおうと風呂から出るのであった。

ドンドンドンドン①

2014-10-01 19:50:15 | 釣り場での不思議な話
いやー秋祭りの時期ですねー。まわりでは布団太鼓のリズミカルな太鼓の音が聞こえます。皆さんは太鼓の音を聞くと楽しいや興奮するのではないのでしょうか。私は太鼓のドンドンドンドンの連打はやや複雑なことを思い出します。では実話シリーズ、釣り場での不思議な話で私が体験した3大不思議体験の1つ、ドンドンドンドン始めます。古い話なのでやや記憶が曖昧なところがありますがご了承を。怖い話が嫌いな方はスイマセンが読まないでください(笑)。それと釣り場での不思議な話ではコメントは返しません。今まで釣り仲間に話した事がありますが、特にトラブルは起きてないです。以後語り口調で。


今から15年前くらいの事だろうか。当時バスフィッシングブームで、芸能人がバスフィッシングを楽しんでいるテレビが良く放送されていた。バスフィッシングがお洒落な趣味のようになり、多くの人がバスフィッシングをするようになっていた。釣り道具は目覚しい発達を告げ、新しい釣り場が開拓されていった。マイナスな面として釣り人が増えることにより、バスがプレッシャーで釣りにくくなると言った事があった。

●淡○島に釣り場を求めて
当時私の職場にもバスフィッシングブームがおきており、若い方は皆、バスフィッシングしていた。なかなか釣れない事もあり、当時バスフィッシングの秘境とされている淡○島に、7人で旅行に行くことになった。リーダー格のAさんの実家が淡○島にあり、そこで宿泊させてもらうと言った事になった。時は8月、期待に胸を膨らませ出発した。

●なかなか釣れない
淡○島だがブームの影響と夏休みにより、なかなか釣れない。初心者の方もいるので、簡単に釣れる方法がないかと思索し、夜釣りする事になった。夜釣りするにあたり、初心者の方が釣りやすい様に、足場がよく電灯がある池を選び、行くことになった。名前は伏せるが当時釣り番組に出たことのある池だ。夕食後、皆で簡単に釣れることを祈り、車2台で池に出発した。

●分岐
現地の到着する。足場もよく、池の周りの電灯が多いので初心者向きの池だ。いざ釣りを足場が良い所で開始するがなかなか釣れない。そこでバスフィッシングキャリアが長い、私とAさんで池周りをぐるっと回って釣りをする事にした。初心者の方や釣れないので休憩している方たちは、足場もが良い電灯の下で引き続き釣りをする事になった。
私とAさんで池を回る。電灯があるが、区間が長く暗い場所があったりした。道中、お地蔵さんか何かを祭っている祠があったが特に何もなく経過。電灯下で釣りをして、残っているメンバーが見えた時には手を振ったりしたが、結局釣れずに皆の所に帰ることになった。

●電灯下の老人
帰ってくると残っていたメンバーに釣れましたかと質問され、アカンかったですと苦笑いで返答した。結局もう少し釣りをして帰る事になった。すると釣り旅行に初めて参加のBさんが不思議なことを言ってきた。電灯下で老人と何を話していたんですかと・・・。
私とAさんは顔を合わしてビックリした。池周りで釣りをしていた時、人には会っていないのである。話を聞くと毎回電灯下では私たち二人の間近にいて話をしているように見えたと。Bさんに人には会っていない事を伝え、木か何かを見間違えとちゃいますかと事になった。夜で電灯下で距離もあったので、そうですかとBさんも納得するが、私とAさんは気味悪く感じたので、先にCさんの車に戻る事になった。


白い霧と黒い霧

2014-08-15 20:06:40 | 釣り場での不思議な話
いやーお盆ですね。誰も期待してない実話シリーズ、釣り場での不思議な話 白い霧と黒い霧です。以後、語り口調でどうぞ。

時折、変なものが見える時がある。特に曰くつきの場所などに行くとうっすら霧のようなものが見えることが多い。見るとあまりいい気がしないのでその場所を避けることにしている。不思議な体験をすることが多い私は、それが霊的なものなのではないかと思っている。

今から10年ほど前の事だ。当時はバスフィッシングしか趣味がなく、釣りを優先して生活している時期があった。しかし忙しい職場に勤務変更になり、釣りに行く日数が減り、ストレスが溜まっていった。普段なら暗くなる前に釣行を終了するのだが、少しでも釣り時間を長くしたいと思うようになり、懐中電灯持参で暗くなっても釣りをするようになったのだ。釣行日数が減ったなら一回一回の釣行時間を伸ばしてやろうと思うようになっていたのだ。暗くなっても釣りができるように、街灯がり足場の良い釣り場で釣りをするようになっていた。

とある野池があった。周りに街灯があり足場もしっかりしている野池であった。ただネックになるになるのが野池横の林だ。そこは首吊り自殺の噂があった不気味な林だったのだ。昼間はそれほどではないのだが、暗くなると霧のような物が見える時があった。霧にも2種類あって白い霧は近寄ると逃げるように向こうに行くのだが、黒い霧はいきなり近くに現れ、近くによっても逃げることなく一定の距離をとり、後ろを付くときが多かった。黒い霧だがなぜ暗くなってもわかるかというと周りと色合いが違いうっすら輪郭があるからだ。何度か釣りをして見る時期があったのだが、特にトラブルがなかったので気にしなくなっていた。

とある日、例の池で遅くまで釣りをしていると後方に気配を感じると黒い霧があった。心の中で釣りの邪魔するなと念じ釣りをしていると穂先に今までこの池で感じたことのないアタリがあった。フッキングすると強烈な引きだ。これはデカバスの引きだと感じ、ランディングしやすい位置に移動した。黒い霧も移動したがそれどころではなかった。アドレナリンが出て興奮状態だ。数分のファイトの後、街灯に魚が映し出される、50cmUPだ。胸が高鳴るのを感じる。手を伸ばす、後少しだ。バスを手にする興奮がクライマックスになった時だった。背後に嫌な雰囲気を感じて、背後を見ると黒い霧が体に覆いかぶさってくるのが見えた。体全身が重くなる、視界が狭くなるのを感じた。立っているのが無理になり膝をつく。なんでこんな時に来るんや、今まで何もなかったのに、魚釣った後でええやろと思った瞬間、プツンと音が聞こえた。竿から魚の重みが消える。ラインブレイク、、、、目の前が白くなった気がした。

次に来たのが今まで感じたことのないとてつもない怒りだった。なんで今来たんじゃ、あと少しで釣れたのに、こっちは仕事頑張って貴重な時間で釣りしているのに、アホンダラと言った怒りだ。体が熱くなる、体に感じた重さが消え、後ろを見ると黒い霧が足元を漂っていた。

黒い霧にものすごい怒りを感じた。後は黒い霧に対して蹴る・踏みつけるといった行為を怒りに任せ数分間行った。周りに人がいたら警察に通報するぐらいのアホな行動をしたと思う(笑)。気がつくと黒い霧は跡形もなく消えていた。怒りが消え冷静になると少しかわいそうな気がした。タバコに火をつけ、なんとなく手を合わした。

いやー今思うとこれは怖い話より笑い話に近いですね(笑)。当時はお盆でも遅くまで釣りやお墓の横の池でも釣りをしていましたね。罰当たりこの上なしです(笑)。嫌なものが見えてもデカバスを求めて釣りをするアホなバサーでした。今は嫌な気配を感じたり、日が暮れると速攻で帰ってます。皆さんも曰くつきの場所での釣りは注意してください。では楽しい釣行を。