マッスルゾイドバス

プラモデル、バスフィッシング、スポーツジムと趣味についてのブログです。

オーバー・ザ・トップ

2014-07-25 21:34:52 | オススメ映画

シルベスター・スタローンの最高傑作はなんですかと質問来たら皆さんはなんとお答えしますか?。ロッキーシリーズ、ランボーシリーズですかね?。私はオーバー・ザ・トップをお薦めします。
内容は妻子を捨てトラック運転手として生きる男が、病気の妻に会うため10年ぶりに再会した息子と旅に出る。二人の間にできた溝は深く、息子は頑なになっている。男は、得意のアーム・レスリングを通して親子の絆の再生を試みるのだが……といった感じなんですが、内容は今の映画に無いシンプルで熱くなれるといった感じの映画です。
シルベスター・スタローンはトラック運転手なんですが、長いあいだ会っていない息子に自分の愛情を伝えようと苦労します。口下手なトラック野郎なんで無理はないのですが、その役がスタローンにはまり役過ぎてるんですね(^^;)。もう、スタローンのために作られた映画なんですね。スタローンにはインテリやクールな役より、こういう無骨だが懸命に頑張っている姿が合っていると思います。
最近の映画はドキュメント作品みたいのが多く、個性的なスターのための映画が少なくて悲しいです。個性的なスターが少なくなってきているのが原因なんですけど(>_<)。アーノルド・シュワルツェネッガーの代表作のプレデターなんかいい例だと思います。これ他のスターで作製されてもここまでヒットしたかどうかわからないと個人的は思うんですよね。マッチョ Vs エイリアンしかもドロレス(笑)まで披露して色モノ映画にならなかったのは、アーノルド・シュワルツェネッガーのために制作された映画だったからだと思います。
話を戻しますが、このオーバー・ザ・トップの最大の見せ場であるアーム・レスリング大会ですが、熱くなること確実です。マッスルモンスター(笑)たちとモンスターたちに比べて小さいスタローンがアーム・レスリングで戦うですもんね。今流行のCGまみれの映画ではなく、CGを使用してない会場の熱気が伝わってくる感じがたまりません。しかも熱くなれる80年代のアメリカンロックがガンガンBGMで使われているので更に盛り上がりを演出してます。海外のプロレスの試合みたいに選手の意気込みみたいなコメントが入るのですが、①1位以外はゴミだ、②優勝に興味はない、興味があるのはトラック(副賞)だけだ、③好きなことは試合で相手の腕をへし折る事だなど熱いセリフを言ってくれます。熱い熱すぎます(笑)。こういう演出は最高に好きです。脳筋にはこう言うセリフは合い過ぎます(笑)。
またスタローンが息子に「人生は、自分の手で勝ちとるんだ。負けるのは恥じゃない。勝負を挑んだだけで価値はある。一番ダメなのは、勝負から逃げることだ」と名セリフを言いますが、素晴らしすぎます。もう自分の座右の名にさせてください(笑)。
年をとってくると物事にチャレンジして失敗するリスクを考えてしまい、なにかとおよび腰になる私にはこのセリフはチャレンジする大切さや素晴らしさを再度考えさせてくれました。本当に何事も人生チャレンジですよね。自分の新しい可能性を見つけていくのは本当に素晴らしいことだと思います。

この映画ですがアメリカでは大コケして日本で大ヒットした経緯があります。続編はもちろんこういう路線での映画は作製されませんでした(>_<)。ぜひスタローンにはこの路線で進んで欲しかった(涙)。このブルーレイの吹き替え版ですが、スタローン声優には羽佐間&玄田両氏の吹き替えが選べる超豪華スペックとなってます。もう二人共、声が合いすぎて何度も楽しめます。
私、映画に影響されやすいたちで、釣りなどで帽子をかぶっている時、勝負時は帽子を逆にする癖があります(笑)。そう考えると人生に影響を一番与えた映画なんだなーと思いました。
皆さんも熱き感動の一本、ご堪能あれ!