J1第32節(17日、浦和2-0広島、埼玉)前半41分にカウンターから先制されると、後半16分にも手痛い失点。
前節までリーグ最少失点を誇った広島の堅守にほころびが生じた。
浦和の指揮官は昨年まで5年半に渡って広島を率い、攻撃サッカーの土台を築いたペトロビッチ監督。
“恩師”との対戦に加え、アウェー特有の雰囲気、さらには優勝争いの重圧がのしかかったのか。
森保監督は「立ち上がりで少し受け身になった。
硬さがあったんじゃないですか」と振り返った。
前半はいいようにボールを回され、終始相手ペース。
「受け身」を象徴するのが2点目を奪われたシーンだ。
浦和の鈴木がハーフウエーライン付近から中央突破。
守備的MFの意表を突くドリブルを止められず、やすやすとゴールを割られた。
「足先だけで守備にいくことがあった」。
佐藤が指摘したように、球際への執着心が普段より劣っていたのは確かだ。
とはいえ2位仙台が勝ち点3を取りこぼし、辛くも首位を保った。
森崎和は「まだ運はある」と話したが、次節は今季フル出場を続けている守備の要、千葉とMFミキッチを累積警告で欠く。
「ここからはチームの総合力が試される。
もっとアグレッシブにいきたい」と気を引き締めた森脇。
早ければ次節にも優勝が決まるが、優勝への道のりはやはり平坦(へいたん)ではない。
(細井伸彦)
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