≪連続ホームドラマやりたかった≫
映画「誰も知らない」「歩いても
歩いても」などで知られる是枝裕和監督（５０）による初の連続ドラマが放送中だ。
フジテレビ系「ゴーイング
マイ
ホーム」（火曜後１０・００）。
３年ぶりの連ドラとなる阿部寛主演、１６年ぶりの連ドラの山口智子、１０年ぶりの民放地上波連ドラとなる宮嵜あおいら話題沸騰の豪華な出演者でドラマは進行している。
是枝脚本、演出、編集作品が実現するきっかけは３年前。
東京国際映画祭に出席し、会場から「次は何をやりたいですか？」と質問された。
「連続ドラマ。
死ぬまでに一度やりたいんですよ」
会場にいた関西テレビのプロデューサーと阿部の事務所関係者が後日、「本気ですか？」と確認。
是枝監督は「ホームドラマをやりたい」と改めて決意を語り、その１年後にはプロット作りをスタートさせた。
「もともと連ドラが好きなんですよ。
『来週はどうなるんだろう』という楽しみ。
僕はその昔、『東芝日曜劇場』（ＴＢＳ）を親と一緒によく見ていました」
懐かしそうに語り、そのほか「だいこんの花」「ありがとう」「池中玄太８０キロ」、最近では、坂元裕二さん脚本の「Ｍｏｔｈｅｒ」「それでも、生きてゆく」などの作品を挙げ、「向田邦子さん、山田太一さん、倉本聰さんの脚本で育ちました」と語った。
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