5代目・歌舞伎座の正面入り口は晴海通りに面している。
そこから1階ロビーに入ると、赤いじゅうたんと濃い朱色の柱に目を引かれる。じゅうたんは、京都・平等院鳳凰堂の装飾をモチーフにしており、1951年に開場した4代目歌舞伎座の初期に敷き詰められていたものを元にデザインされた。
舞台には神奈川県の丹沢で育てられた樹齢100年を超えるヒノキが使われている。役者たちが違和感なく演じられるよう先代と同じ寸法で作られたが、床を上下させて役者や大道具を運ぶ「セリ」が3か所から4か所に増えるなど、大がかりな舞台演出ができるようになった。
緞帳(どんちょう)も新調された。朝日を浴びる富士山の「朝光富士」(松尾敏男さん作)、桜と紅葉の「春秋の譜」(中島千波(ちなみ)さん作)、水辺に集う鳥の「水辺の四季」(上村淳之さん作)、江戸時代の屏風(びょうぶ)からとった「夕顔図」の4種類。
(2013年4月2日15時00分
読売マンツーマン トレーニング新聞)
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