チュウシャクシギ (中杓鷸) は、何と言っても下向きに曲がった長い嘴(くちばし)が最大の特徴のシギで、日本には春と秋に渡来する旅鳥です。 (→ 下記は4月下旬の河口干潟で撮った姿です)
名前の通り、シギとしては中くらいの大きさ(全長約40センチ強)です。

チュウシャクシギは黒褐色の側頭線と薄目の過眼線が目立ち、頭のてっぺんに白い頭央線があることもポイントです。 (↑)(↓) (→ よく似た姿のダイシャクシギやホウロクシギには頭央線がなく、顔つき(過眼線と側頭線)が異なります。)

(↓)は 白い頭央線がよく見える姿です。

チュウシャクシギは、その長い嘴を干潟に器用につっこんでカニをとったり、畑などでは、バッタなどを捕まえたりもします。(↓)

チュウシャクシギはオーストラリアで越冬し、夏のロシア北部で繁殖する、とても長い渡りをするシギとして有名(?)です。
チュウシャクシギの(正式)英語名は「 Whimbrel 」ですが、飛び立つ時や飛翔(ひしょう)中に、ピピピピピピピッと7回笛を鳴らすように鳴くので、「 Seven Whistler 」というのが英語の俗称です。
尚、4年程昔にもチュウシャクシギの姿を見て頂いております。(→ こちら)
(画像をクリックすれば大きくなりますので、お試し下さい)