年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

国民健康保険の医療費 (2010年8月)

2010年08月06日 | 定年・再雇用・年金

過日書きましたように、私めが来年2月から加入しなければならない国民健康保険(=国保)では、保険料がえらく高額になってしまうのはどうしてか、調べてみないといけないと思いまして、その後ぼちぼち調べておるんですが…。

今日は、国保中央会が7月13日に発表した今年2010年3月診療分と、2009年度1年間の国保医療費 の数字を見てもらいます。

⇒国保(→加入者数は全体の約40%)ですから、サラリーマンが加入している「組合健保」(→約24%)や「協会けんぽ」(→約28%)、更には公務員(→約7%)が対象の「共済組合」を除いたものであるという認識をした上で、下記の数字を見てください。

⇒国保とは市町村国保と組合国保の合計です。 今年3月末時点で被保険者数=3,909万人。
尚、参考までに、別組織になっている後期高齢者=1,389万人。


今年3月診療分の国保医療費=9,692億円、後期高齢者(75歳以上)=1兆706億円、合わせた国保連合会の医療費総額=2兆399億円です!!  (←ひと月分ですよ!)  1人当たり医療費月額は、国保=24,797円、後期高齢者=77,082円(←国保の3.11倍)!!

参考までに、国保に含まれている前期高齢者(65~74歳)分を取り出してみると、医療費=4,790億円(→国保の49.4%)、被保険者数=1,155万人(→国保の29.6%)、1人当たり医療費月額=41,471円(→国保平均の1.67倍)です。 世代人口が飛びぬけて多い団塊世代は まだ65歳未満ですから、被保険者数はまだ少な目です。


3月分が判明したので平成21年度(09/4~10/3)の合計値平均値も併せて発表されており、それによれば、医療費年間総額は、国保=10兆9175億円(前年比+2.4%)、後期高齢者=11兆9440億円(前年比+5.7%)、合わせて22兆8616億円!!ですぞ。
1人当たり医療費年額は、国保=27万6353円(前年比+2.9%)、後期高齢者=87万4915円(前年比+2.5%)。

厚生労働省の別資料によれば、1人当たり医療費年額は、国保を100とすると、「協会けんぽ」は65.5、「組合健保」は57.6との由。 とすれば全体では約19兆6963億円/年、後期高齢者=11兆9440億円/年を加えると 総計31兆6403億円/年という とてつもない額になります。 この医療費を、単純に1億人が負担するとすると、一人当たり年間31万6403円になります。


何が言いたいのか?  ただ単純に、すごい医療費が支出されているという事実です。
その医療費は、今も将来も、 結局国民が保険料や税金として払っているという事実です。
世代人口が飛びぬけて多い私め達 団塊世代が75歳以上になる2022年以降の医療費の額を考えると……


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