過日書きましたように、私めが来年2月から加入しなければならない国民健康保険(=国保)では、保険料がえらく高額になってしまうのはどうしてか、調べてみないといけないと思いまして、その後ぼちぼち調べておるんですが…。
今日は、国保中央会が7月13日に発表した今年2010年3月診療分と、2009年度1年間の国保医療費 の数字を見てもらいます。
⇒国保(→加入者数は全体の約40%)ですから、サラリーマンが加入している「組合健保」(→約24%)や「協会けんぽ」(→約28%)、更には公務員(→約7%)が対象の「共済組合」を除いたものであるという認識をした上で、下記の数字を見てください。
⇒国保とは市町村国保と組合国保の合計です。 今年3月末時点で被保険者数=3,909万人。
尚、参考までに、別組織になっている後期高齢者=1,389万人。
今年3月診療分の国保医療費=9,692億円、後期高齢者(75歳以上)=1兆706億円、合わせた国保連合会の医療費総額=2兆399億円です!! (←ひと月分ですよ!) 1人当たり医療費月額は、国保=24,797円、後期高齢者=77,082円(←国保の3.11倍)!!
参考までに、国保に含まれている前期高齢者(65~74歳)分を取り出してみると、医療費=4,790億円(→国保の49.4%)、被保険者数=1,155万人(→国保の29.6%)、1人当たり医療費月額=41,471円(→国保平均の1.67倍)です。 世代人口が飛びぬけて多い団塊世代は まだ65歳未満ですから、被保険者数はまだ少な目です。
3月分が判明したので平成21年度(09/4~10/3)の合計値平均値も併せて発表されており、それによれば、医療費年間総額は、国保=10兆9175億円(前年比+2.4%)、後期高齢者=11兆9440億円(前年比+5.7%)、合わせて22兆8616億円!!ですぞ。
1人当たり医療費年額は、国保=27万6353円(前年比+2.9%)、後期高齢者=87万4915円(前年比+2.5%)。
厚生労働省の別資料によれば、1人当たり医療費年額は、国保を100とすると、「協会けんぽ」は65.5、「組合健保」は57.6との由。 とすれば全体では約19兆6963億円/年、後期高齢者=11兆9440億円/年を加えると 総計31兆6403億円/年という とてつもない額になります。 この医療費を、単純に1億人が負担するとすると、一人当たり年間31万6403円になります。
何が言いたいのか? ただ単純に、すごい医療費が支出されているという事実です。
その医療費は、今も将来も、 結局国民が保険料や税金として払っているという事実です。
世代人口が飛びぬけて多い私め達 団塊世代が75歳以上になる2022年以降の医療費の額を考えると……