年金暮し団塊世代のブログ

男寡になった団塊世代の年金の現実と暮らし向きをブログで。 今や仕事になった鳥撮り(野鳥撮影)の成果もアップします。

生涯賃金  (2008年4月)

2008年04月05日 | 定年・再雇用・年金

3/31に載せた「厚生年金証書」を見てください。
小さくて見難いですが、被保険者だった期間(月数)と平均報酬月額が、右端上から1/4位の所に2行で記載されております。

1行目は2003年3月以前の加入期間が「420」ヶ月で、その平均標準報酬月額が「423,968」円、
2行目は2003年4月以降の加入期間が 「57」ヶ月で、その平均標準報酬月額が「811,244」円、
だったことを表しております。 単純計算しますと生涯賃金は、約2億2,431万円になります。

但し、これは厚生年金保険料徴収のための「標準報酬月額制度」上での数字であることを認識しておく必要があります。 と言いますのは、例えば、

(1)2003年3月以前は、ボーナスでは厚生年金保険料は徴収されなかったので、ボーナスが標準報酬額にカウントされておりません。 (一方、2003年4月以降はボーナスでも徴収されたので、ボーナス分も標準報酬額にカウントされております。 但し、下記(3)の条件ですが…)

(2)「標準報酬月額」は、現在30区分に分かれており、最高区分は62万円で、実際の月給が60.5万円以上の人は皆この最高区分になり、厚生年金計算上は月額62万円として計算されます。
 (例えば、3/22の「嘱託の初給料」でお見せした通り、社員だった08年1月の税込み収入は638,833円だったのですが、厚生年金計算上は62万円として計算されます。 また、区分の数や最高額も過去何度も改定されておりますので、現時点の価値に直す計算は複雑極まりないものになります)

(3)一方、「標準賞与額」は、実際の賞与額から千円未満を切り捨てた金額で、現在は1回当たり150万円が上限です。 よって、150万円以上の人は皆150万円とカウントされます。 (例えば、私めの07年12月のボーナスは約382万円でしたが、150万円で計算されます)

私めは22年前に課長になって以来づっと、税込み年収は1,000万円以上です。 また07/12/25の「年末調整」で、私めの2007年の税込み年収は約1,473万円と書きました。 単純&簡易計算で平均年収1,200万円 x 22年間 = 2億6千万円になりますから、上記の厚生年金計算上の生涯賃金 約2億2,431万円は 実際より相当低く出ているということですわな。

それに、私めは計9年間の海外生活を送っておりますが、その間は恐らく日本に居ると仮定した給料をベースに厚生年金保険料を納めてきたはずです。 日本に駐在する外国人がすごい給料や住宅手当などをもらっているのと同様に、逆に私めも海外生活中はすごい給料や住宅手当をもらいましたが、それらはカウントされていません。

私めの本当の生涯賃金は一体いくらだったんでしょうか?
話が長くなったわりに、結論が出ませんが、過去(日本&海外生活で)の給料&ボーナス支給明細書を保存しておりませんので、私めには分かりませんです、はい。 会社に訊いたとしても恐らくは簡単には出てこないでしょうな…

<参考>
ちなみに、2007年の政府統計では、2005年3月時点の価値で、男性大学卒の定年までの生涯賃金(退職金を除く)は、全企業平均で2億9千万円、企業規模1,000人以上だと3億2千万円だそうです。

<追記>
花冷え というのでしょうか、昨夜来の肌寒さにお腹をやられまして、今朝から何度もトイレに通っております。 ということで、本日の花見行はあえなく中止しまして、こうして長文を書きました。


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