和納中37年入学

同級生と和納と旅行をアップ。誰だか分かる?

8,000枚の育苗

2018-04-07 11:07:32 | ふるさとの四季

800枚が育つビニールハウス。床には厚手のビニールシートで軽トラ乗り入れても破れない。むかしはホースで散水したけど水を張って発芽までシートかけるんだって。フーン、散水する手間と設備の省力化。

今日7日は朝から寒くて雨降り。昨日は親戚の農家の急なお願いで苗箱ならべのお手伝いにいった。ほかにシルバー人材から2人。5人でハウス3棟に約2,400枚を並べた。法人組織にして50ha近い稲作を近くの牧場の牛ふんたい肥を使って減農薬栽培してるという。何を隠そう我が家の田んぼもここに委託契約しているので地主なのだ。

並べたのは約100枚のもち米と残りが最近人気の早生「コシイブキ(越路息吹)」。なんでもコシヒカリの子の宮城のヒトメボレと山形のドマンナカの子がコシイブキ。コシヒカリの孫だけあって味も抜群って聞いた。ウチではここから買ってる新米とカミさんの実家のコシヒカリを食べてるが、最近のコメは銘柄違っても炊き立て15分ならどれも旨いと思っている。冷めたらそうでもないけど・・・。
直近公表の米の相対取引価格では魚沼コシヒカリの20,578円/玄米60kgが最高値で山形つや姫18,189円、山梨コシヒカリ17,632円、北海道ゆめぴりか17,480円と続く。全国平均は15,501円。ここから精米で約1割減量しさらに流通で末端価格は上がっていく。新之助も食べて旨いと思ったけどネット流通の10kg7,000円出してまで毎日食べたいと思わない。4,000円のコシヒカリで十分満足だ。
昭和46年からの日本穀物検定協会発表の食味ランキング。魚沼産コシヒカリの特A落ちにはビックリした。どの田んぼの米かは特定できないが審査の仕方は20名の評価員が「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目を、複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米として上下±5段階比較するとある。炊飯器はpanasonic IH SR-H。ウチのも同じ型式のSR-HX102ダイヤモンドコート釜おどり炊きでおいしく食べている。象印極め炊き、タイガー炊き立て、三菱備長炭釜に変えたら食味も変わるんじゃなかろうかと素人は思うが、50年近く続いているランキング法にはそれなりの信頼性と説得力があるようだ




SUZUTECうずまきオート播種機とある。田植え機械の発明とともに育苗も進化して、無菌の育苗培土の上に籾を播いてまた土をかぶせる工程が自動で動いている。ここは熟練してないと危険な工程。8,000箱を無駄にできない神経使う作業なので社員が担当している。
かれこれ50年前まで苗代で育てた苗を一握りずつワラで縛って束にして、田んぼまで運んで腰につけた籠に入れて手植えした田植え。田んぼ耕す牛馬と一つ屋根の下でいっしょの時代からいまやTPPの時代、規模と機械化でないと農業やれないねって聞いたら、アタマもいるよって返された。きのう出会った人たちは休憩時の陽気なおしゃべりを終えるとみんな黙々と働く勤勉な人たちだった。

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