立澤瀉(たちおもだか)紋。
歌舞伎役者、澤瀉屋(おもだかや)市川猿之助の定紋。
うわさの父子は三代目市川猿之助(現二代目猿翁)と香川照之(九代目市川中車)。
現四代目猿之助は、三代目猿之助の弟で現四代目市川段四郎の長男。
ワイドショウー見てると時々「おもだかやぁー」の声をマイクが拾っています。
くわいせんべい。
独特のほろ苦さで、ポテトチップスなどと違い上品で味わい深いのデス。
正月のおせち料理の常連。
スーパーで見かけるのもこの時期だけです。
ウチではスライスしてせんべいにします。
そのむかし、料亭「六四楼」では正月料理にくわいせんべいを付けて出し好評だった(といいます)。
大正生まれのウチのジーさんが「せんべい揚げている横から、盗み食いするのが楽しみだった。」と揚げたてカリカリを食べながら述懐?。本人の記憶はいま、子供の頃まで80年も遡っています。
私の揚げるせんべいは旨いデス。(実際はぜーんぶカミさんの指導と下準備で拙はスライスして揚げる美味しいとこだけデスが・・・)
厚めのスライスと塩振り加減がコツです。
一日乾燥させると反り返らんという人もいますが、返ってもかまいません。
今年も上出来でした。
クワイ(慈姑、学名:Sagittaria trifolia var. edulis)は、オモダカ科の水生多年草であるオモダカの栽培変種である。別名(田草、燕尾草、クワエ)とも言う。
クワイの語源は河芋(かわいも)が変化したという説やクワイグリから転じた等の伝承がある。
日本と中国では塊茎を食用とし、特に日本では「芽が出る」縁起の良い食物として、煮物にしておせち料理で食べられる習慣がある。塊茎は皮をむいて水にさらし、アクを抜いてから調理する。シュウ酸を含むので、茹でこぼすのがよい。ユリ根に似たほろ苦さがあり、煮物ではほっくりとした食感が楽しめる。:Wikipedia
:Wikipedia
茎の先に大きな芽があることから「芽出たい」縁起担ぎのおせち料理に使われるのでしょう。
青くわい、白くわい、吹田(すいた)くわいの3種類がありますが、普通出回るのは青くわい。
広島県福山市と埼玉越谷市で流通のほとんどを作っています。
白くわいは中国の品種。見た目も味もおちるようです。
昔から大阪吹田くわいは味で有名とのことですが、今は吹田くわい保存会で細々と作られているそうです。
:Wikipedia
江戸時代の食通としても有名な蜀山人(太田南畝)が、役人として大坂に滞在していた年の体験を江戸に帰って「思い出る 鱧の骨切りすり流し 吹田くわいに天王寺蕪」と歌ったほど美味しかったのでしょう。
:Wikipedia
福島澤瀉(おもだか)紋。
中国地方の大半を占めていた毛利氏毛利輝元が関が原の戦で長州に厳封され、尾張清洲から安芸広島藩49万石の大名となった福島正則家の家紋。
その福島家も豊臣の家臣。勝手に城を改修したとか難癖つけられ改易。赤穂浅野家の本家浅野家に代わられています。
:Wikipedia
オモダカ Sagittaria trifolia - 代表的な種。水田雑草であるが観賞用としても栽培される。矢尻形の葉をつける。日本を含むアジアを中心に分布。
クワイ - Sagittaria trifolia var. edulis。オモダカの栽培変種で食用として栽培される。塊茎を食用とする。
オモダカは、池や沢などに自生する水草で。愛らしい花が咲く。その昔、この植物を「勝ち草」といって、戦いに勝つことにかけていたという。葉の形が矢ジリに似ている、また、沢瀉威の鎧ということばもあって、「攻めても、守ってもよい」ということから勝ち草とよんだという。毛利氏も副紋にこの「沢瀉紋」を使用している。 (立ち沢瀉) が著名である。
戦国武将では、豊臣秀次、福島正則、毛利元就が用いた。大名では土井、奥平、堀、木下、酒井の諸氏が使用した。ことに木下氏は豊臣氏を受け継ぐ血統で「沢瀉紋」を代表紋としていた。:Wikipedia
なんと、学名の「Sagittaria サジタリア」とは「いて座(射手座、Sagittarius)」のことです。
葉の形が矢に似ているところから付けられたそうで、澤瀉紋に通じるところがあって面白いと思います。
くわいはおせちで重宝されますが、本家のオモダカは農家に嫌われる雑草です。
「ひつじ田」とは、ひつじ(稲のひこばえ)の生えた田んぼ、稲刈りの後の株からまた稲の生えた田んぼのことで、穭または稲孫とも書いて晩秋の寂しさとひこばえの力強さを感じさせる季語だそうです。
知りませんでした。
ひこばえから再び実りかけた稲穂をこのあたりでは「しいな、秕」と言って、早朝にねぐらの沼から飛んできた白鳥がたくさん舞い降りて「しいな」を食んでいる光景が見られます。皮ばかりで実のないモミなのにです。
子規の詠んだ句の慈姑(くわい)はオモダカのことだったのでしょう。尊徳の田草もそうでしょう。きっと。
「ひつじ田や痩せて慈姑の花一つ」子規
「この秋は雨か嵐か知らねども今日の勤めの田草取るなり」尊徳
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TV番組の人生の楽園の様にこれからの生きがいとして復活したら如何ですか?
私等はお客になります・・合言葉は”美味しい、美味しい”とおだてます!
経営的に成り立つかは疑問ですが、今年の課題として検討してみませんか・・・?
その昔は芸者さんもいました。
私も三味と舞いを前につくるよりお客でいたいなぁ。
好き放題なので課題とか検討もありません。
時間もないし、グルメほど欲たかりません。
「ああうまいなぁ」といつまで(料理も酒も)味わうことができるのでしょう?
「今までは 人のことだと 思ふたに 俺が死ぬとは こいつはたまらん」蜀山人
昨年は美利河で出会ってから、ブログで紹介していただき拝見させて頂き楽しみが増えております。
オモダカは ”クワイ”として食料になることは知っていましたが、こちらではその習慣はありませんからどんな味が
するのか興味がありますね。
食料ひとつとっても互いに”故郷”の味があるのですね。
ところで私もブログを始めました。
やはりそちらの刺激になったのは事実です。
まず感心したのは毎回異なるそのテーマの豊富さでした。身近な事もテーマにもなりうるのですね。
始めてみて気が付いたのですが、伝えたい内容を文章化することの難しさを改めて知りました。
私のブログは”瀬棚線のドラフト”で検索できます。
始めはまず”鉄道”をテーマにしましたが、今後は他の
内容を加えていきたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願い致します。
又互いに元気で冬を乗り切りましょう。
”瀬棚線のドラフト”さっそくお邪魔しました。
コテコテマニアックの鉄ちゃんサイトになりそうですね。
「ピリカの取り持つ縁」ありがとうございます。