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石瀬の秋

2014-11-08 14:48:51 | ふるさとの四季

岩室石瀬の曹洞宗古刹種月寺のもみぢ。
先日報じられた秋の叙勲。
保護司としてご住職の寒河江さんが受章された藍綬褒章を祝うかのよう色づいています。
犯罪や非行に陥った人の更生をその任務とする保護司は、身分は国家公務員だが無給なので実質的にはボランティア。
人格行動とも社会的信望ある人だからこそ説得力があり更生を支援出来るのだと思います。


去年よりもずっと色鮮やかに紅葉しています。
二組の老夫婦が写真撮っていました。

 
近くの青龍寺に続く道にもたくさんの落ち葉。

良寛さんの詠めるもみぢ
「うらを見せおもてを見せてちるもみぢ」
「形見とて何かのこさむ春は花夏ほととぎす秋はもみぢ葉」

このほか良寛さんには多くの先達にインスパイアされた句や歌がありこれらもその一つとされます。
芭蕉の友人であった谷木因(たにぼくいん)の「裏ちりつ表を散りつ紅葉かな」
「うらを見せおもてを見せてちるもみぢ こは御みづからのにはあらねど、時にとりあひのたまふ、いといとたふとし」貞心尼『はちすの露』
「春は花夏ほとゝぎす秋は月冬雪さえて冷(すゞ)しかりけり」道元『傘松道詠』
パクリ?失礼な!! すばらしい先達へのオマージュであり良寛独自の表現に昇華しています。

秋はもみぢ葉なのです。

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