「手に軽く握りて鱚といふ魚」

久しぶりの雨のあと、間瀬漁港の堤防からキス投げ釣しました。
持ち帰った3匹です。
旬は7月まで。じき産卵が済むと味は落ちるといわれます。


3匹とも味噌汁になりました。
キスはブツ切り。あとは尾頭でお椀に入ります。



隣で黙々と撒き餌してる人。
このあと30cm位の黒鯛がヒット。竿がしなります。
タモで取り込み、こっち向いたので拍手してあげました。

投げても3色半(25m*3色+10m≒85m)位しか飛びません。
堤防に近づくとフグばかり(たまに小鯛)がつれます。
鋭い歯にハリスを切られます。

堤防に干からびたフグがたくさん転がっています。
気持ちは分かりますが彼らも生き物。
食べない魚は私は逃がしてやります。



　　
テトラポッドに金物持ったジーさんが来て貝採ってます。
聞けば、アワビのような味がするとか・・・。
名前聞くと「ここぃらでは金鉢(かねばち)ゆうろもの。」

刺身もうまいそうです。袋にいっぱい採って行きました。
「食ぅけ？ほれ。」
両手にいっぱいもらいました。
図鑑で調べたらカサガイ目マツバガイ　or、ベッコウガサのようです。
「大型のものは酒蒸になるが、みそ汁がいちんばん簡単でうまい。磯の香りが強く、身には旨味があり、だしがでる。」：市場魚介類図鑑

旨い！でした。
これからは、キス釣れない日は貝の味噌汁ですね。
キス、刺身にして食べたいので再度挑戦です。

釣れたキスを手の中に抱く幸せな時間を味わいたいです。




「手に軽く握りて鱚といふ魚」波多野 爽波