今回、文書を通じた市への意見発信は、3月19日に所属の地域福祉委員会に提出した画像のものを皮切りに、これまで文書として議会事務局を通じメールで意見をしてきたものを、ここに掲載したいと思います。これら以外にも、会話の中で気づいた点を伝えたりしています。このことに対して、真摯に対応していもらっている部分もあれば、まだ返答待ちになっている部分もあるのが現状です。
一方ここでは、デマやチェーンメールに対する対応や、発生事例に関する内容、市の情報公開の在り方について、3月30日から4月4日まで複数回にわたり意見をしている部分は記述していませんが、4月1日にはリスクコミュニケーションの話をしたり、特に4月2日にチェーンメールであろう内容が散見してからは、メールだけでなく、事態が進む中で強く意見を言ったりしています。
いろいろな意見は、他の議員の方々もされていることとも思います。その結果が、今の市の取り組みに反映されているところもあることは、先に触れさせて頂きます。
まずは3月19日の内容から。
次に、他の日付で意見していることを。体裁としては、発信日と時間、発信先、内容となっています。意見として出しているものもあり、業務が多忙な部署もあることから、必ずしも即時の返答を求めているわけではないものもあります。
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3月23日 1:00
鈴鹿市議事課, 学校教育課, 子ども政策課(部署メール用), 鈴鹿市スポーツ課
① 鈴鹿市は23日以降の、学校施設を利用した児童のスポーツ活動について、活動管理者の責任を確認できれば、再開を可能にしてはどうか。
② ①が実施できないのであれば、県営スポーツ施設についても、鈴鹿市と同様の対応、3月末までの休館を申し入れるべき事案ではないか。
※ここだけ返答の記述をします。「鈴鹿市として3月30日まで施設を閉じているので、中学校の部活動や小学校の施設を利用するジュニアスポーツの再開は考えていない。県施設については地方公共団体として県の所管であるので、市は意見を言えるものではない。」というものでした。このような返答の中、3月28日の事案が発生したことに、市の課題を感じていますし、かなりきつく意見を述べています。
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3月29日 2:41
■産業面におけるマスクに関して
① 理容業界においてマスクの着用は法律上求められていると思いますが、個々の事業者が確保すべきとは思いますが、従業者のマスク調達についての支援策はあるのでしょうか?
② 市内の飲食事業者について、業務従事者にマスクの着用を市として要請してはどうでしょうか。
③ 上記のマスク調達にあたって、市として手作りマスクの作成を市内で募集し、それを適価で頒布する形がとれないでしょうか?
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3月30日 9:38
鈴鹿市議事課, 鈴鹿市健康づくり課, 防災危機管理課
大都市圏から帰省している大学生などの若者、仕事の関係で大都市圏と行き来している方に対して、感染拡大予防の意識啓発を行ったほうが良いと思いますがいかがでしょうか。
個人の意識に任せているのではなく、自治体としても移動後2週間程度はマスクの着用を求めることや、外出時も社会的距離をとることを意識するなど啓発するほうが良いように思います。
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3月31日 1:18
議会事務局、防災危機管理課、健康づくり課様
市内での感染拡大を最小限に封じるためには、検査は県の所管だとしても、手に入れられる情報をもとに、少しでも早く感染拡大を抑止するための行動に取り組むことが必要ではないでしょうか。
① 感染リスクの高い高齢者の方々に向けて、不要不急の外出は控えてもらい、なるべく自宅と近辺で過ごしてもらうように広報すること
② マスク購入のためにパニック的な行動にならないように広報すること。
③ 自分が感染拡大のきっかけにならないように意識して行動することを、全市民に向けて発信すること。そしてその行動を取ってもらうように働きかけること。
④ 県との情報交換を密にとり、早急に接触可能性のある方々とコンタクトを取り、自宅で過ごしてもらうように働きかけることと、感染拡大予防のマスク着用での生活もお願いすること。
⑤ 市民の方々に協力を要請して、手づくりマスク製作に取り組み配布に努めること。
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3月31日 23;26
議会事務局、防災危機管理課様
① 近隣住民の方々などの不安感を落ち着くようにする取り組みや、住民としてフォローする考えはあるのでしょうか?
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4月1日 13:14
議会事務局、子ども育成課、学校教育課、防災危機管理課様
① 市内で感染者が出たことにより、小中学校の始業が4月13日と方針が示されましたが、保育園の対応についてはどのような検討がされているでしょうか。
② 地域によって不安の高いところに市立保育所があったりすると思いますが、その点について、情報を共有して対応されているでしょうか。
③ 応急診療所について、開設時間中に感染が疑わしい方が来た場合にどのような対応をしているのでしょうか。
④ 応急診療所について、医師、看護師の方々の感染防止対策のための装備は、十分なものになっているでしょうか。
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4月1日 16:24
議会事務局、子ども政策課、子ども家庭支援課、学校教育課、障がい福祉課、防災危機管理課様
■休校措置の延長が必要となった場合に
① 学童保育、放課後デイサービス、児童養護施設、療育センターなどの職員確保の支援を、休校となる学校から教員を派遣することはできないか。
② 保護者との関係が不安定であるけれども、自宅にいる時間が増えることになる児童の支援について、一時的に居場所になるところを考えることはできるのか。
③ ①と関連しますが、学校施設に居場所を一元化することはできないか。
④ 支援に関して、子育て関係のNPOの方々に協力を依頼することはできるのか。
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4月3日 16:26
議会事務局、消防総務課様
① 救急隊員の安全確保策は十分でしょうか。
② 疾病だけでなく、事故などの負傷事案の際も可能性があると考えたほうが良いと考えますが、発熱やせきなどの症状の有無も聞くことに入れたほうがいいのではないでしょうか。
③ 搬送対象者の方にマスクの着用を求めるのでしょうか。
④ 突然死などの場合、ご遺体を搬送する可能性があるのであれば、その際の安全確保策はどうなっているでしょうか。感染者の方が亡くなると、専用の袋にご遺体が収納されると聞きますが、そのような物品についてはどうなっているでしょうか。
⑤ 斎苑について、可能性は低いとはいえ、これから状況の変化があるかもしれないことを考えると、感染者のご遺体に対応する備えは、手順なども含めて整理されているでしょうか。
⑥ 1日当たりの対応数が増加すると想定して、施設の能力を越えるような場合を想定されていたほうが良いように思います。
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4月6日 1:00
議会事務局、総合政策課、財政課、行政経営課様
① 総合計画2023後期計画と第2期鈴鹿市まち・ひと・しごと創生総合戦略について、現時点で想定される社会の変動要因を整理してはどうでしょうか。課内で市のリスクと考えられるもの、影響を受けて変わるだろうと考えられることを、リストアップすることからでも取り組んではどうでしょうか。
② ①を行って課題を抽出し、総計の基本計画について、政策の優先順位の整理、変えるべき事項を検討してはどうでしょうか。(少なくとも、観光に関係してインバウンドの考えや、東京オリンピック・パラリンピックの部分などは修正したほうがいいのではないでしょうか。)
③ ①と②を行ってから、それぞれの担当課の状況を見ながら、その他の長期計画についての検証を行ってはどうかと考えます。
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