鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

鈴鹿市応急診療所の対応について

2020年04月09日 10時15分43秒 | Weblog

少し前に、新型コロナウィルスに対して、鈴鹿市応急診療所でどのような対応になっているのかを確認したのですが、その回答がきたのでここに記載させて頂きます。内容は次の二点についてです。

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1)応急診療所について、開設時間中に感染が疑わしい方が来た場合<wbr />にどのような対応をしているのでしょうか。

2)応急診療所について、医師、看護師の方々の感染防止対策のため<wbr />の装備は、十分なものになっているでしょうか。

市の回答が悪いわけではありませんが、少し長いのでまず簡潔に書くと。

1)への回答・・・ 疑いのある方が応急診療所に来た場合、一般の患者との接触を避けるため、診療所内に入らず「ドライブスルー<wbr />」の形で対応する。

2)への回答・・・ 医師、スタッフの装備として、防護服、ゴーグル、サージカルマス<wbr />ク、手袋を備えており、患者対応による接触毎に手洗いを行う。<wbr />使用した筆記用具、体温計もその都度消毒する。

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となっています。返事の全文は下部に書いてありますので、お読み頂ければと思います。感染拡大につながらないように、応急診療所では対応しています。

また、応急診療所は鈴鹿市の施設ですが、鈴鹿市が経営している医療機関ではありません。診察を行って頂いている医師のみなさんは、鈴鹿市医師会のドクターがご自分の診療がある中、交替で応急診療所での診察を行って頂いています。

ですから、診察にストレスがかかる行動を私たちがしてしまうと、ドクターも疲弊してしまいます。大変な状況になっている中ではなおさらです。医療崩壊が叫ばれたときにもありましたが、「感謝を伝える」その気持ちが大切です。お互いに尊重しあう気持ちを持って、医療体制が壊れないように、私たちも気をつけていきましょう。

 

返事の全文です。

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1)について、「感染が疑わしい事例として,発症2週間以内に,①「新型コロナウィルス感染者と濃厚接触をした者」で,「発熱」<wbr />又は「呼吸器症状」のある者、②「流行地域を訪問」又は「流行地域への渡航・居住歴がある者と<wbr />濃厚接触した者」で,「37.5℃以上」かつ「呼吸症状」<wbr />のある者、③「風邪のような症状」,「37.5℃以上の発熱」,「強いだる<wbr />さや息苦しさ」,「味覚障害」,「嗅覚障害」のある者、このような者が応急診療所に来所した場合には,「新型コロナウィ<wbr />ルス感染症」の疑いがある者として,診療所スタッフが別途対応を<wbr />行う。
一般の患者との接触を避けるため,患者は診療所に入室することな<wbr />く,問診票の記入,診察,薬の処方,<wbr />会計の一連の流れは診療所内で行わず,いわゆる「ドライブスルー<wbr />」の形で対応する。
診察の結果,新型コロナウィルス感染症の疑いがより濃厚の場合は<wbr />,担当医師から鈴鹿保健所に連絡を入れる。

2)について、医師,スタッフの装備として,防護服,ゴーグル,サージカルマス<wbr />ク,手袋を備えており,患者対応による接触毎に手洗いを行う。<wbr />使用した筆記用具,体温計もその都度消毒する。

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鈴鹿市のリスクコミュニケーションについて

2020年04月09日 00時55分17秒 | Weblog

今日の全員協議会では、市のリスクコミュニケーションのあり方と、中学生の部活と小学生のジュニアスポーツのずれについて質疑と意見をしました。

後者について、質問に対する回答は概ね昨日のブログで想定していた通りでした。きょう突然聞いたわけではなく、少し前に議会事務局を通じて質問と意見を上げ、回答に矛盾があるため、その真意を問うために聞いたのですが、矛盾があっても押し通す姿勢を感じました。

中学の部活は教育活動の一環という理由でするといいつつ、鈴鹿市は部活にかかる教員負担は想定しておらず、また、部活顧問が少ししか様子を見れなくても管理ができるというような考えでした。一方、ジュニアスポーツに関しては管理ができないと考えるため、部活と同じように考えられないということでしたが、それは日本スポーツ協会などの資格を持つ、ジュニアスポーツの指導者を尊重していないことになるということを指摘しました。

リスクコミュニケーションについて、きょう突然意見したわけではなく、デマやチェーンメールの発生時点で、鈴鹿市に課題があると感じていました。チェーンメールが動いているとき、市としてその時点でわかっている情報を、そのまま出していくこと、市としての言葉を発信することが大切ということを言い続けていました。きょうはそこに、リスクコミュニケーションを主管する部署はどこなのかを確認のため問いました。

回答は、防災危機管理課なのか情報政策課なのかと問いましたが、新型コロナウィルス対策本部で行うという言い方でした。が、やはり専任の職員を一人決めて、市民の皆さんが求めている内容などを敏感に察知できるようにして、その職員が情報発信の見せ方やあり方を所管部署と意見交換し、ホームページなどで発信する体制にしたほうがいいのではないかと伝えました。

※リスクコミュニケーションとは(ウィキペディアより引用)・・・「社会を取り巻くリスクに関する正確な情報を、行政、専門家、企業、市民などのステークホルダーである関係主体間で共有し、相互に意思疎通を図ることをいう。合意形成のひとつ。」

例えば、次のように質問や疑問があったときに、どのような答えがあると不安が薄らいだり、ちゃんと行動していると感じられるでしょうか?

「 懇親会、飲食で店舗を利用、複数名関わっているのは事実か。事実であるなら、店舗の消毒などの対応は行われたのか。 」

回答1:「感染者の行動歴等や接触者の確認及びその対応につきましては、三重県が行うこととなっておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。」

回答2:「感染者の行動履歴や接触者への対応、立ち寄ったとされる店舗への対応は、三重県、保健所が対応することになっています。三重県に確認しましたが、個人や店舗が特定される情報は公開できませんが、必要な方には自宅待機の要請、また必要な場所では消毒作業を行っていることを確認しています。」

自分なら後者です。なぜなら、聞きたい安心につながる情報は「店舗の消毒などの対応は行われたのか。」なので、それに対する答えの「必要な方には自宅待機の要請、また必要な場所では消毒作業を行っていることを確認しています。」が答えに入っているからです。また、回答1については主体性に欠けている印象を受けますが、回答2については主体的に確認作業を行っていることが伝わると思います。

今回、さまざまな情報が飛び交い、市民の皆さんの間でいろいろな憶測や不安が広がりました。まだ事態は終息していませんし、急激に事態が変化することも想定されます。その中で、私たち市議会はもちろんですが市民の皆さんとも、どのような形で情報を共有するかが重要になります。鈴鹿市として改善しなければいけない点です。

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