朝の散歩から帰ってきてのじいさんの仕事は猫、犬、鳥への餌やりである。じいさんが帰って来ると朝食にありつけるので猫は窓から眺め玄関まで出迎える。仕方がないので猫が最初、その次が犬そして鳥である。これはじいさんの仕事となっている。この家には犬も猫もいるのだ。じいさんは犬派、ばあさんが猫派ということでそうなっている。ばあさんは猫派だが犬も好きだ。じいさんは猫はどーも。そのへんのところを猫も知っていて、じいさんにはいつまでたってもなつかない。ばあさんは充分なついているではないかというのだが、じいさんには餌を貰うときにすり寄って来るだけである。膝の上に乗るのはばあさんだけ。前の死んだ猫はそうではなかった。じいさんに嫌われてはいけないと、とても気を使っていた。じいさんのベッドの中にもよく入って来た。腕枕で寝たりもした。今度の猫は全くのマイペースなのだ。猫もいろいろだ。


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