中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

「外国人助っ人」の当たりはどれ?

2009-01-22 18:47:57 | Weblog
 2月1日からのキャンプ巡りに備え、毎日せっせと準備に励んでいる。12球団のコーチスタッフ、新入団選手、新外国人選手などの表を自前で作り、覚えようとしているのだが、なかなかスッと頭に入らない。特に、外国人助っ人がダメ。どれがどこの選手か、顔と体を見て一致させないと、とても覚えられん。

 ソフトバンクなど、去年あんなにいた助っ人選手が、今年はホールトンを除いてすべていなくなっている。「二重契約問題」を起こしたあのパウエルもいない。と言っても、去年のソフトの助っ人を全部正確に記憶している人はどれだけいるだろうか。野球を職業にしている人間ですら、記憶は曖昧だ。それだけ、強烈な印象を残した助っ人がいなかった、ということだ。

 ソフトは今年も4人の助っ人選手を獲得している。ロー、ファルケンボーグ、ジャーマノという3人の投手に、アギーラという外野手。毎年毎年複数の助っ人をとっかえていては、誰が誰だか見当もつかない。来年のこの時期、一体何人が残っているのかな。わからん。

 全体を通してみてみると、助っ人の質が小粒だなと感じる。楽天が獲ったラズナーという投手は、去年ヤンキースで先発として活躍していたというから、そこそこやるだろうが、あとはどうか。昔は米球界でも名の通った、いわゆる「大物」が来て話題を振りまいた。ヤクルトのボブ・ホーナーなんかそうだ。若いファンは知らんか。名前だけでもワクワクする、そんな助っ人が来ないもんか。

 てなことを言ってもはじまらん。必死に覚えよう。キャンプで一度でも見れば、インプットできるはずだ。評価はそのあとでいい。