昨日は、生徒さん達の演奏会。
地域のイベントで、30分のミニステージでした。
先生としては、ドキドキですし、忙しいです。
先ずは控室・・・で、ピアニストとの合わせに立ち合い、
練習につきあいます。
お客さんを想定しての歌い方を最終チェックしたり、
暗譜が怪しい曲については、最終的に見譜の判断を下し、
生徒さん達が用意してきたドレスや靴によっては
歌い方や立ち方の点で注意しなければならないのでアドバイスし、
ステージマナーについても最終的にチェックします。
練習の時にもやってきていることですが、
本番直前にもう一度チェックしなければならないことや、
修正しなければならないことを、いちいちチェックします。
自分の本番の時には、自分でチェックしたり、
マネージャーがチェックしてくれたり、
指揮者や演出家やスタッフさんがチェックしてくれたり、
個人的にお願いした誰かがチェックしてくれるような数々のことを、
いちいちチェックします。
電車がホームに入ってくる前の駅員さんのように、
指さし確認~・・・はしないけれど、
気分的にはそんな感じ。
練習が終わったら、本番が始まるまでの過ごし方を
指示します。
とにかく喋らないように休むのか、
身体が冷えないように簡単なストレッチをしておくのか、
楽譜をもう一度見直しておくのか、
ウォーミングアップが足りないので、ハミングなどをして、
喉を温めておくのか・・・
投球前にブルペンで投げ込むピッチャーのように、
何球投げるのか、おしゃべりでリラックスするのか、
黙々と投げ込むのか・・・それはその人のペース。
ペースを作る手助けを、コーチとして行います。
本番前には、音楽監督として、
ピアノの位置を決めたり、歌う位置を決めたり、
ピアノの蓋をどれくらい開けるかを決めたりします。
照明の当て方も決めたりね。
本番が始まったら・・・ボイストレーナーとして、
出来る限りの手助けをします。
歌詞を忘れちゃったら、プロンプしたり、
(歌詞を教えること)
変な発声をし始めたら、修正するヒントを与えたり・・・
ステージマネージャーとして、拍手を誘導して、本番が終わります。
演奏会が終わったら、忘れ物のチェックをしたり、
感想や、次につなげるアドバイスを言って、おしまい。
昨日はそんな一日でした。
自分が歌う方が楽だなー。