新宿区民オペラを聴きに行ってきました。
いやぁ、宮松マエストロの音楽は、やっぱりいいですよ♪
技術的なことをいえば、キリがないのですが、
(外して欲しくないところに限って、外しちゃったりしてね)
毎年のように公演をしている団体が増え、
しかも年々レベルがあがってきていることが、嬉しいと感じます。
ソリスト達も、ベテランと若手がほどよくミックスされて、
よいバランスを保っているし。
年代がバラバラな合唱は、それだけで魅力的です。
若い声、ハリのある声、少しビブラートがかかった声・・・
それらがミックスされて“合唱”という一つのパートが出来上がります。
ソリストの声とは違う楽器です。
オーケストラで例えたら、弦楽器。
フルートやオーボエは、オーケストラの中で一人ずつしかいないこともあります。
ピアノやハープは例外を除けば一人でしょう。
それが、ソリストです。
合唱は弦楽器。
10本近くあるバイオリンのパートが二つ(トップとセカンド)、
5~6人くらいのビオラのパートが一つ、
3~4人くらいのチェロのパートが一つ、
4~6人くらいのコントラバスのパートが一つ。
何人もで一斉に同じ旋律を演奏して、一つのパートを完成させているのです。
オペラの場合、見た目的にも、
様々な年代の人がいると楽しい!
一般市民の役を演じているのに、20代くらいの人しかいないって、
ありえないでしょ!?
お父さんやお母さんや・・・もしかするとおじいちゃんやおばあちゃんが、
歌が好きで、
市民オペラの合唱に参加していたとします。
・・・もしかしたらオーケストラの一員かもしれませんが。
去年は、お父さんかお母さんかおじいちゃんかおばあちゃんかが出演していたのを
見ていただけだったかもしれません。
が、今年は児童合唱があるので参加してみたかもしれません。
・・・もしかしたら、半強制的に(笑)
夜の9時くらいまで、お父さんかお母さんや・・・と一緒に、
オペラの稽古をします。
学校のない夏休みの間。
練習が終わると、家族で一緒に帰って、
夕飯を食べたり、今日の練習の感想を言ったり・・・
次の日になったら、衣装を考えたりして、
また時間になったら稽古に出かけます。。。
そして夏が過ぎていく。
これって、いい文化だと思うんですよね。
稽古場に行けば、お兄ちゃんお姉ちゃんがいっぱいいます。
なにかをしでかしてしまったら、誰かに怒られるでしょうし、
一生懸命にやったら褒められるでしょうし・・・
いじめられたら?・・・やめればいい。いじめられないとは思いますが。
そんな中から、将来、オペラが好きになる人がたくさん出てくると思いますし、
オペラを見に行く人も増えてくるでしょう。
将来の声楽家も誕生するかもしれません。
私ももとはといえば、小学生の時にやったオペレッタがきっかけですからね~。
しかし、先日の大田区民オペラといい、今日の新宿オペラといい、
確実に市民オペラのレベルがあがってきていることを感じます。
よいことだ♪