Posted at 13:51:45
5月8日チャリティコンサート
http://t.co/ydqziwq
Posted at 13:47:18
@kojiyama881 イイネ!
Posted at 13:43:21
CHANGE - ┐= CHANCE!
Posted at 11:49:46
UST配信決定!…だけど会場に来て欲しいからつぶやくのやめようかな~。
Posted at 10:28:47
朝からBON JOVI、TNTを経てTOTOなぅ。今日はそんな気分♪
さてさて。
何度かブログに綴ってきました・・・「歌い手が太っているというイメージ」。
『オペラ歌手はデブ!』(2/21)http://blog.goo.ne.jp/daily-side-up/d/20110221
『オペラ歌手はデブ!?』(1/6)http://sunny-side-up.blog.ocn.ne.jp/dairysideup/2011/01/post_dd23.html
結論として、歌い手が太る一番の要因は歌いやすいからだと考えます。
何メートル、何十メートル先にいるお客様の耳にある空気まで振動させるためには、大きな楽器が必要だということは、すぐに想像がつくと思います・・・おもちゃのピアノよりグランドピアノの方が、遠くまで聞こえるでしょうし、線香花火が立てるパチパチとした音よりも打ち上げ花火のドーンという音の方が遠くまで響きます。
振動させた空気を効率的に届けるためには、そのために訓練された筋肉と技術が必要だとも考えます。声帯で作られた音は、空気を送る器官である肺から送りだされた空気によって口から発せられ、歌い手の周りから聴衆の周りにまである全ての空気を振動させ、聴衆の鼓膜が振動して脳に信号が送られ、音として認識されます。その送風システムを効率的に行うためには、重心が下がっている必要があるのです。重心が下がっていると太りやすくなるんです。。。
三角形をイメージしていただくと分かりやすいと思います。重心が下にある三角形△が歌い手です。安定した形だと思えます。逆三角形▽は重心が上にある状態です。このままでは左右のどちらかに倒れてしまいそうな不安定な形です。逆三角形が倒れないためには上辺の幅が短い鋭角な三角形に近づく必要があります。重心を上に持ち、軽やかなステップやジャンプを繰り広げるバレエダンサーやフィギュアスケーターがほっそりと痩せているのは、鋭角な逆三角形に身体が近づいている状態だと言えると思います。逆に重心が下にある歌手の身体はどんどん太っていきたがります。下辺を長くした、安定した三角形に近づきたいと身体が欲するからです。
力士も重心が下にあるので太っていきます。サッカー選手は重心が下にありますが、動き回りますので脚が短くなります・・・或いは脚が短い方が上達すると言われます。騎手は馬に負担をかけないために徐々に痩せてくるでしょう。F1レーサーや宇宙飛行士は重力から守るために首が太くなります。お医者さんの手は洗浄と殺菌を繰り返すために白くなり、水泳選手の手には水かきが出来て、ヴァイオリニストの首には痣が出来る・・・全てある意味“職業病”です。
ですから、「オペラ歌手は太っているから見たくない~」というのは、歌手の努力を全否定している発言なのです。 頑張って努力してよい歌を歌おうとして・・・その努力を見たくないなんて!頑張りを全否定されるなんて!!!
バレエダンサーやフィギュアスケーターや騎手はガリガリしていて気持ちが悪い? サッカー選手は短足でかっこ悪い!? 医者って手が真っ白で気持ち悪い!? F1レーサーや宇宙飛行士は・・・・・・!?
いえいえ、努力の結果を、習得した素晴らしい技術に目を向けましょうよ!!!
素敵な歌を歌いたいと思ったら、先ず太ってみるのは方法の一つであるかもしれません。重心が下がっている感覚を掴むのはよいことです。重心が下がっている感覚を持つために、何かを持ってみたり、何かを腰から下にスカートのようにぶら下げてみるのも一つの方法でしょう。
私の場合、体重が2㎏増えると、声がガラリと変化します。オペラサロントナカイや茅野市民館でオペラ『カルメン』を歌った時は、体重を増やしました。自分の声よりも重い“リリコ”のレパートリを歌うためには必要だったからです。逆にダンスが必要とされる昨年の京王オペレッタ『メリー・ウィドウ』の時は体重をかなり減らしました。その方が踊りやすいからです。
体重が増えるということは、歌い手にとっては麻薬のようなものです。太ると声が出るので、無意識であったとしても、身体は太りたいと要求します。まして、夜遅くまで続く稽古や本番、その後にする食事、真夜中過ぎからの睡眠、お昼近くになってしまう起床時間・・・歌い手の日常生活には太る要素がたくさんあります。
でも・・・ご存知のように太っていることは人間として生活するために大きなリスクを伴います。健康上の問題もそうですが、他人に与える印象と言う点でも・・・。
声楽を追求しながら、たまには逆のことをしてみる・・・重心をあげることをしてみるのが、歌い手にとっては必要であり、そのバランスを上手に取ることによって、より健康的な素敵な歌が歌えるようになるはず・・・。1月からこのテーマを考え始めて、ようやくこの結論に至りました。
そういえば、野球選手は練習中に、右打ちの人は左で、左打ちの人は右で打ってみるということをするそうですね。ゴルファーもそうだとか。
歌い手の皆さん!
心臓が悲鳴を上げる前に、主治医にしかめ面をされる前に、重心をたまには上げることを考えてみましょう!
歌が上手くなりたいとお思いの皆さん!
少し体重を増やして、重心が下がっているという感覚を身につけましょう!
ところで、その名も「イル・デーヴ」という太メンの歌い手さん達のコンサートがあります。
私がツイッターでフォローしている山下浩司さんも出演されます。
太っている歌手達の重心の低さと、それによって得られる美声を堪能(研究)するにはとっても良い機会かもしれませんので、下にリンクを載せておきますね。
リンク元は二期会です。承諾なく載せていますがご了承くださいませませ。