ウィーン国立バレエ来日公演『こうもり』を観てきました♪
オペレッタと全然違う~。
何がって、音楽が!です。
シュトラウスの音楽を使っているのですが、
ストーリーも全然違う~。
“こうもりの復讐”ではなくて、“こうもりへの訓戒”。
ファルケがこうもりなのではなくて、アイゼンシュタインがこうもり。
全然違うよぉ・・・。
先日見たアンナ・カレーニナもそうだったのですが、
バレエのために作曲された音楽を使用しているのではなく、
既成の音楽を“勝手に”借用して使っているので、
ちょっと違和感があります。
音楽も、踊るためのテンポだったので、
アレグロな曲がアンダンテだったりして・・・。
ヨハン様はなんとおっしゃるのでしょう。。。
オーケストラは日本のオケでした。
・・・もうちょっと頑張って欲しかったかなぁ~。
ウィーン国立歌劇場管弦楽団の音をやっぱり想像して聴いてしまいますからねぇ。
それはそれとして、バレエは素晴らしかったです。
素敵なプリマと素敵なプリモのデュエット。
コミカルなアンサンブル。
群舞の迫力。
そして何より、ルグリさんに圧倒されました。
出てきた瞬間、舞台からなにかこう・・・波が押し寄せてきました。
このカリスマ性、なんなのでしょう。
それだけで感動しちゃいました。
スーパースターですよ。
まさにエトワール。
お会いしたことはありませんし、
どんな方かもしらないのですが、
人間性を勝手に感じてしまいました。
きっと素晴らしい方なんだと思う。。。そう思える登場でした。
舞台を愛し、観客を愛し、自信があるのに驕りがなく、
誰よりも舞台を楽しんでいると思いました。
絶対にイケメンだと思う!!!
・・・勝手に想像しただけです。
実際は違うかもしれません・・・が、
そう思わせるってすごいと思います。
難しいことを簡単そうに見せてしまう技術。
誰にもできないことを誰にでもできそうにラクラクとやってのける技術。
足を高くあげるための太ももの裏の筋肉。
綺麗に背中を反らせたままポーズを決めれる背筋の強さ。
連続で回転できる重心の安定。
あんなことこんなことそんなこと・・・。
やっぱ世界ってすごいなーと、
改めて感動。。。
来月はメトのライブビューイングを観に行こうと思います。
身近に世界を感じられる・・・いいですよね♪