さなえのうた

歌いながらあちこちに出没します♪

今日のつぶやき

2012-05-31 | インポート


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

孤独ではなく、無限。

2012-05-31 | インポート

ガールズトークのリハーサルでした。

疲れたぁぁぁぁぁぁ。

 

 

今回のプログラムには、“合わせもの”と呼ばれるジャンルのものを
多数組み込んでしまったので、リハーサルが大変です。

 

合わせもの・・・つまり、合わせるもの。
合わせることを必要とするもの。
何度も何度も繰り返し合わせて、
お互いの声をすり合わせて、
呼吸を合わせて、演奏するもの。

 

 

 

これがねぇ、大変なんですよ。

 

 

女声5人といっても、声種はバラバラ。
同じソプラノでも、全く違います。

軽やかな声のレッジェーロ
感情豊かなリリコ
コロコロと転がすテクニックのコロラトゥーラ
軽やかさと感情を併せ持つリリコ・レッジェーロ
半分はアルトの要素を持つメゾ

 

 

 

例えば、同じ白でも、
クリームがかった白と、青白い白とでは全く違うように、
同じソプラノでも音色が全く変わります。

木綿豆腐の白と絹豆腐の白も、
質感が違いますよね。

どちらがいいというものではなくて、
それぞれに良いところがある。

 

 

タンポポの綿毛と木綿豆腐、絹豆腐、
生クリームと雪・・・

 

同じ色なのに違うものを、どうやって合わせていくのか。

 

 

 

 

 

みんな、すごいテクニックですよ。

合わせていくうちに合ってくる。

違う質感だったものが、『白』という色に統一されて、
質感すらも失って、『白』でしかなくなる・・・。

 

 

 

5人で歌っているのに、一人で歌っているように聞こえてくる。

そしてその瞬間、感じるのは孤独ではなくて無限。

途方もなく大きな広がり。

 

 

オペラをやっていると、あまりお耳にかかれない瞬間です。

 

 

アートカフェフレンズならではの、その瞬間を、
ぜひお耳に入れたいと思います。

楽しみにしてて!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日のつぶやき

2012-05-30 | インポート


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日のつぶやき

2012-05-29 | インポート


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Low F

2012-05-28 | インポート

稽古場で・・・ですが。

バリトンの歌うLowF(ロウ・エフ)を耳にしました。

 

 

 

HighC(ハイ・ツェーまたはハイ・シー)という言葉は
耳にしたことがあると思います。

キング・オブ・ハイC。
パヴァロッティさんのことですね。

 

 

女声の高音ではHighF(ハイ・エフ)。
モーツァルトのオペラ『魔笛』で、夜の女王が歌うアリアに出てきます。

超高音とも呼ばれ、この音を持っていると、
それだけで仕事になったりします。

その音を出せるだけではなく、
いつでもその音を、安定して出すことができて、
しかもその音が良質でなければなりません。

 

 

オペラだとHighFが最高音ですかねぇ。

 

 

フォルテさんというソプラノが、フィレンツェ?の来日公演で
ベッリーニ作曲の『夢遊病の女』というオペラを歌った時に、
オプション(楽譜には書かれていない音)で、
HighFをロングトーンで出していて、
すっごく興奮したことがあります。

きゃあきゃあ言って、興奮しちゃいました・・・。

 

 

話をLowFに戻すと、これも特殊な音です。

 

オペラでは、ヴェルディの『シモン・ボッカネグラ』で、

フィエスコが歌うアリアに出てくるのかな。。。

 

でも、フィエスコって、バスなんですよぉ。

 

 

『魔笛』のザラストロのアリアでも、
オプション(楽譜に記載されていないけれど、付け足して歌う音)として
繰り返した2番の最後でLowFが歌われることがあります。

 

ザラストロもバスですからねぇ。。。

 

 

低い音は、声帯が長くないと出ないのですが、
バリトンの響きを持っているのに、
バスの声帯を持っているなんてスッゲーことなんです。

 

 

どこまで音域が広いんだ~

 

 

最初に歌われた方は・・・名前は出しませんが、
床に、その低音がビリビリ共鳴していて、
魅力的な・・・いや、魅惑的な音色でした。

 

続けて出された方は・・・こちらも名前は出しませんが、
最初の方ほどの共鳴はありませんでしたが、
まだまだ若い方なので、これから鳴るかも!と楽しみになりました。

 

 

二人続けて“あり得ない音”を聞いたので、
思わず同僚に、「Fだよねぇ?」と確認しちゃいました。

Fというのはファの音です。

 

 

夜の女王のHighFから数えると、
4オクターブも下!

 

 

バリトンには要求されない音。
稽古場だから聴ける音。
稽古場でしか聴けない音。。。

 

 

 

 

 

チョ~得した気分

 

 

その人の可能性、声帯の素晴らしさ、発声のテクニック・・・

それらを身近に感じられる稽古場って・・・役得かも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする