大工風の道

仮設住宅ってわけでもないけれど、
ま、しばらくここで様子みようっと。

じじい会長

2006年12月14日 | 屁理屈と愚痴

自治会の書記を今年度している。
3月までなので、もう一息。
で、役員たちで、担当を決めて、いろんな自治会外の地域の会議に出席している。
私は「補導委員会」という会議の担当。
この地域では小学校区ごとに運営されていて、小学校が事務局。
いまどき「補導」という呼び名もどうかという話もあるのだが、やはり市町村合併もあって、来年度からは「青少年育成会」とかなんとか、名称も変わり、若干運営のしかたも変わる。
他地域との兼ね合いや補助金のこともあり、今後中学校区ごとに再編されるとか。
他の周辺の自治会からは、ほとんど自治会長が出席していて、さらにそのほとんどが年金暮らしの人。
みんな、人柄のいい、「じじい」なのだ。

「冬休みの子どもらの安全のパトロール」などというのを皆で行う話になり、班に別れ、そのなかで分担を決めるのだけど、なにより、この班長さんも「じじい」。
他の自治会の会長さん。
通学路さえはっきり把握していないし、どうもうまくまとめられない。
以前の私なら、ここで「はい、私が割り振ります」としゃしゃり出たかもしれないが、あいにく、今それをしてしまうと、本業(一応大工)をぶっ潰すことにもなりかねないし、なにより、私は今年限りだが、この人たちは「年金暮らしの永代会長さん」なので、ここでややこしいことをいうのも気がひける。
ごたごた揉めてるので、補導委員会の会長に「ぼそっ」と「根本的なところで話が行き詰ってますね。皆通学路さえ把握できてない…」ってことを言ったら、「みんなわかってるんじゃないかぁ?(ほっほっほ!)」←これは実際笑ってたのではなく、そんなイメージ。
愕然とくる私。
ほんと、ひとのよさそうな、いい「じじい」なんだよ、みんな。

また、教育委員会の人が今後の補助金のことやらも含め説明などに来てくれてて、そのことでちょいと厳しい意見が飛び交ったら、「まあ、いろいろと、いままでどおり、うまいこと、まあ、よろしくおねがいします…」と会長。
温和に、波風立たぬよう、って感じ。

(ううう!なんの組織じゃ!あの顔でそういわれると誰も反論できんのか!?)

4回ほどこの会議に参加して、以前私も意見を言ったりしたが、今日はもう何も言うまい。と諦めた。
子どもを取り巻く環境もどんどん悪化し、しかしそれに対し、行政の取り組みもあって、先月から、携帯端末で警察からの不審者情報も受け取れるシステムが稼動し始めたのだが、当然、そんな話についていける人たちじゃあない。
みんなみんな、本当にいい「じじい」なんだよ!ほんとうに!!

でもね…。

「青少年育成会」
この組織の先が見えたような気がした。


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