髭男爵というお笑いコンビ、私は知らなかったのですが
片割れの山田ルイ53世という芸人は、もと不登校、ひきこもり経験者で、「ヒキコモリ漂流記」という本を書いています。
小さな頃は活発でやんちゃだった著者。
小6の夏、クラスメートが「日能研」の問題集をやっていたのを見て、中学受験に憧れ
自分から中学受験すると言い出し、ちょっと勉強しただけで偏差値73の六甲学院中学に合格。
中学に入ってからも成績優秀で、部活はサッカーに入りレギュラーとなる。
しかし、中2の時、「ある事件」が起こる。
中2の夏休み明け、布団から出られず「今日は休む」と言うと、父親から脇腹に思い切り蹴りを入れられる。
そのドロップキックで自分と学校、あるいは世間を繋いでいた糸がプチーンと切れる。
こうして、ひきこもり生活に突入。高校受験も一応するが失敗し、家を出されてコンビニでバイトしながら一人暮らし。
ある日、成人式のニュースを観て、同級生が成人になるのにこのままではまずいと感じ、
猛勉強し、大検に合格。そしてそのままセンターの準備をしてセンターの点数だけで行ける大学を探し
愛媛大学の夜間コースに合格してしまう。
大学で仲良くなった友達と、短大の文化祭で漫才をやることになり、好評を博す。
親に黙って大学を中退し、芸人になるため上京。
こんなストーリーでしたが、不登校になるくだりは涙なしでは読めませんでした。
神童と言われ、不登校になるまでは親にも逆らったことのなかった著者が6年間も引きこもることになったきっかけは
誰にでも起こり得るような出来事でした。
もう一冊、少し古い本ですが、家入一真さんという実業家の書いた本「こんな僕でも社長になれた」も読みました。
高校1年でクラスになじめず不登校となる。
一念発起し学校へ戻り、遅れを取り戻すため必死で勉強し、定期テストでクラス3位をとったところ
担任から「本当にお前の力でやったのか」とカンニングを疑われ、再び不登校となる。
出席日数が足りずに留年となり、もう一回1年生をやり直す気力もなく高校中退する。
押し入れにこもってパソコン三昧の生活。
ある日、母親にデパートでやっていた山田かまちの個展に連れて行かれる。
その個展で魂を揺さぶられるような激しい衝撃を受け、「このままじゃいけない」と思う。
パソコンから遠ざかり、絵や詩を書くようになる。
母の勧めで大検を受ける。東京芸大を目指しながら、大学へ行く費用の足しにとバイトを始める。
バイトを転々とし、新聞配達に落ち着く。二浪するが大学受験に失敗。
トラック運転手の父が事故を起こす。両親が離婚。
働いてお金を稼がなければと、デザイン会社に就職。
女子高生とメル友になり、彼女が高校卒業と同時に同棲し、結婚。
妻の妊娠を機に、お金を十分稼ぎたいと思い、IT会社の起業を決意。
その後はとんとん拍子に事業を拡大。
家入さんの家は貧しかったのですが、お母さんがとても優しく、理解があります。
山田ルイ53世さんのお母さんとは対照的です。山田ルイさんのお母さんはひきこもりになった子どもに嫌みを言い続け
中学を卒業すると山田さんを拒絶し家から追い出すのに対し
家入さんのおかあさんは、不登校になった家入さんを「一真に怒鳴るんだったら離婚する」と言ってお父さんから守り
カンニングを疑った教師にも電話で猛抗議します。
やはり母親が子どもを理解し、受け入れてあげることが大切だと思いました。
以前に、千原ジュニアの「14歳」も紹介しましたが
千原さんの家庭はお母さんよりもお父さんの方が理解がある感じがしました。
山田ルイ53世さんの家庭はお父さんもお母さんも理解がなく、本当に気の毒でした。
それでも今は結婚されて父親になられたそうで、よかったです。
ひきこもりでも、いつかは道が開ける!
こんな有名人にならなくても、将来社会と繋がって活き活きと生きてくれたらいいなあ・・・
いつかそんな日が来ますように。
片割れの山田ルイ53世という芸人は、もと不登校、ひきこもり経験者で、「ヒキコモリ漂流記」という本を書いています。
小さな頃は活発でやんちゃだった著者。
小6の夏、クラスメートが「日能研」の問題集をやっていたのを見て、中学受験に憧れ
自分から中学受験すると言い出し、ちょっと勉強しただけで偏差値73の六甲学院中学に合格。
中学に入ってからも成績優秀で、部活はサッカーに入りレギュラーとなる。
しかし、中2の時、「ある事件」が起こる。
中2の夏休み明け、布団から出られず「今日は休む」と言うと、父親から脇腹に思い切り蹴りを入れられる。
そのドロップキックで自分と学校、あるいは世間を繋いでいた糸がプチーンと切れる。
こうして、ひきこもり生活に突入。高校受験も一応するが失敗し、家を出されてコンビニでバイトしながら一人暮らし。
ある日、成人式のニュースを観て、同級生が成人になるのにこのままではまずいと感じ、
猛勉強し、大検に合格。そしてそのままセンターの準備をしてセンターの点数だけで行ける大学を探し
愛媛大学の夜間コースに合格してしまう。
大学で仲良くなった友達と、短大の文化祭で漫才をやることになり、好評を博す。
親に黙って大学を中退し、芸人になるため上京。
こんなストーリーでしたが、不登校になるくだりは涙なしでは読めませんでした。
神童と言われ、不登校になるまでは親にも逆らったことのなかった著者が6年間も引きこもることになったきっかけは
誰にでも起こり得るような出来事でした。
もう一冊、少し古い本ですが、家入一真さんという実業家の書いた本「こんな僕でも社長になれた」も読みました。
高校1年でクラスになじめず不登校となる。
一念発起し学校へ戻り、遅れを取り戻すため必死で勉強し、定期テストでクラス3位をとったところ
担任から「本当にお前の力でやったのか」とカンニングを疑われ、再び不登校となる。
出席日数が足りずに留年となり、もう一回1年生をやり直す気力もなく高校中退する。
押し入れにこもってパソコン三昧の生活。
ある日、母親にデパートでやっていた山田かまちの個展に連れて行かれる。
その個展で魂を揺さぶられるような激しい衝撃を受け、「このままじゃいけない」と思う。
パソコンから遠ざかり、絵や詩を書くようになる。
母の勧めで大検を受ける。東京芸大を目指しながら、大学へ行く費用の足しにとバイトを始める。
バイトを転々とし、新聞配達に落ち着く。二浪するが大学受験に失敗。
トラック運転手の父が事故を起こす。両親が離婚。
働いてお金を稼がなければと、デザイン会社に就職。
女子高生とメル友になり、彼女が高校卒業と同時に同棲し、結婚。
妻の妊娠を機に、お金を十分稼ぎたいと思い、IT会社の起業を決意。
その後はとんとん拍子に事業を拡大。
家入さんの家は貧しかったのですが、お母さんがとても優しく、理解があります。
山田ルイ53世さんのお母さんとは対照的です。山田ルイさんのお母さんはひきこもりになった子どもに嫌みを言い続け
中学を卒業すると山田さんを拒絶し家から追い出すのに対し
家入さんのおかあさんは、不登校になった家入さんを「一真に怒鳴るんだったら離婚する」と言ってお父さんから守り
カンニングを疑った教師にも電話で猛抗議します。
やはり母親が子どもを理解し、受け入れてあげることが大切だと思いました。
以前に、千原ジュニアの「14歳」も紹介しましたが
千原さんの家庭はお母さんよりもお父さんの方が理解がある感じがしました。
山田ルイ53世さんの家庭はお父さんもお母さんも理解がなく、本当に気の毒でした。
それでも今は結婚されて父親になられたそうで、よかったです。
ひきこもりでも、いつかは道が開ける!
こんな有名人にならなくても、将来社会と繋がって活き活きと生きてくれたらいいなあ・・・
いつかそんな日が来ますように。