塾長と三者面談。
塾では他の生徒がいるから、近くの喫茶店に集合。
次男、塾長の前で大学受験しない決意を雄弁に語った。
きっと、一生懸命考えたんだろうな。
ペラペラペラペラ
ガチガチに理論武装している。
途中、自分で何を言いたいのかわからなくなったらしく、
「えーと、何を言おうとしたか分からなくなったので、この話はこれで終わります」と締め括って失笑を買っていた。
塾長は呆れた様子だったが、
次男に「期限を決めろ」と言った。
次男「期限?」
塾長「自立する期限。つまり家を出て行く期限だよ」
次男「ああ、、」
次男は少し考えて、来年の10月と答えた。
塾長になぜ来年の10月なんだと聞かれて
次男なりにビジョンを答えていた。
塾長「親御さんも覚悟はありますか」
私「覚悟、、」
塾長「期限になったら家を追い出す覚悟です」
私「追い出すと言っても、出て行かないと思います」
塾長「それではダメです!期限が来たら必ず追い出すんです!」
塾長は自分も二浪して親から学費援助の期限を言い渡された身の上話をして
自分は親の追い出すという覚悟があったから頑張れたと話した。
次男は期限が来たら家を出ると言った。
塾長「言うのは簡単なんだよ!まず行動しろ」
そして次男は「バイトする」と言った。
働いて今までの学費を親に返すと
大見得を切った次男だが、
帰りの車の中で
「母さん、オレ何時間バイトすればいいの」と聞いてくる。
私「そんなの自分で決めなさい」
次男「だから、母さん的には何時間バイトしたら許してくれるの」
私「そんなの何時間でもいい。できる範囲でやればいい」
次男「わかった」
口先男の次男なので
本当にバイトするかどうか分からないし
バイトを始めたとしてもすぐ辞めそう。
バイトして社会に出てみて
働くより勉強の方が楽だと気付いて
やっぱり大学受験させて下さいと言って来るのを期待しているが
次男に期待は禁物なのだ

次男は塾長のことを信頼していると言う。
信頼できる人の言うことなら聞くのだなぁ。
第三者、ありがたい。
次男は塾を辞めると言うけれど
辞めてしまったら貴重な第三者がいなくなる。
さて、どうしたものか、、
