備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

本感想

2006-04-02 09:20:38 | 本感想
『凍りのくじら』辻本美月
女子校生が体験した不思議な出来事。
理帆子は高校に通う女子校生。クラスや校外で友達付き合いはしているが、深入りはしない。実は、写真家の父は失踪中で、母親は直る見込みのない病気で入院中。そんなある日、先輩の別所から写真を撮らせて欲しいと言われる。最初は相手にしなかったが、段々親密に。そんなある日、世話になっている父親の友人の隠し子郁也と知り合う。二人の出会いを経て、母親の死も乗り越えるが、ストーカー化した元カレに郁也を誘拐される。なんとか見つけるが、意識を失いそうに。その時、別所が現れ、理帆子を励ます。救出後、別所が父の旧姓であった事を思い出し、死後、高校時代の姿で、理帆子見守っていた事を知る。その後、写真家として生き、郁也と付き合っていく。

ミステリと思いきや、普通の小説で、最後にSFだったと理解。ただ、この真相のパターンは前二作に通ずる所がある。ま、飽きずに読めた。ただ、別所を幽霊にするのは、ちょっと。

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