備忘録

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本感想

2005-10-12 09:56:30 | 本感想
『となり町戦争』三崎亜紀
突然始まった、となり町との戦争に翻弄されていく主人公の話。
町の広報で、となり町と戦争をすることを知った北原。開戦後、偵察業務につくことになり、行政的な戦争であることを知る。そんなある日、潜入捜査という名目で、役場の香西と結婚し、となり町で暮らし始める。やはり、結婚生活も行政的であるが、少しずつ慣れていく。ある日、査察が入るため、重要なファイルを持ち、逃げる北原。無事、逃げ終えるが、その中でスパイ気分を味わう。そして、戦争は終結し、結婚も解消される。終戦日、終結を告げる空砲が鳴らされる。それが、北原が聞いた最初の銃声だった。
設定は面白かった。しかし、オチはイマイチ。スッキリした読後感はない。行われている戦争と主人公とに繋がりがあるのかと思いきや無いし。また、開戦前の連続殺人事件も、繋がりは無いし。伏線と思いきや、全然関係ないという手法?こう、主人公とは関係ないところで、いろんなことが起きてるがテーマか?
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