備忘録

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本感想

2005-10-09 23:09:42 | 本感想
『埋み火』日明恩
消防士の主人公が連続老人失火事件の謎を追う話。
雄大の勤務地で、老人の失火による火事が連続して起きる。現場で見た老人が次の被害者になっていることに気付いた雄大は、老人らと一緒にいた中学生に目をつける。果たして火事は放火なのか?また、老人と中学生の関係は?
子に家を残したくない病気等で老い先短い老人が放火して、死んでいた。そして、親に必要されないことを知った中学生の裕孝はそれの手助けをしていた。しかし、雄大に出会い、生きる目的を見い出す。そんなある日、守が戻り、了。
雄大が一人暮らしを決意。守が米から戻る。新キャラ、裕孝の登場。但し、守と被るかも。
今回は親子がテーマ。色々な形を描いている。また、完全に雄大視点であり、地の文が話し言葉で読みやすい。ただ、相変わらず正論では片付けられない問題を取り上げる。結論はそれでも人の命を救い続けるというもの。何故かは分からないが、薬屋探偵を彷彿させる。
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